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読売新聞の財務省OB受け入れは軽減税率の適用を狙ったものなのか?
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ogasawaraseiji/20140730-00037842/
2014年7月30日 13時25分 小笠原 誠治 | 経済コラムニスト
懲りずにまた新聞協会が言っています。軽減税率を新聞購読料に適用してくれ、と。
どう思います?
このような新聞社の要望に対して国民がどう思っているか新聞社は知らないのでしょうか?
知らない筈はないと思うのですが...でも、それでもなお新聞社は軽減税率を適用して欲しいと言うのです。
本当におかしい! これがおかしくなくて、何をおかしいと言うべきか!
都合のいい理屈をつけて自分たちだけは消費税の負担から逃れようとする新聞社。
誤解のないように言っておきますが、元々法律的には消費税を負担するのは消費者であるために、幾ら消費税が新聞購読料にかからないとしても、それによって楽になるのは消費者であり、新聞社ではないというのはそのとおり。
しかし、それはあくまでも観念論であって、経済的な見地から考えれば、やはり新聞社にも負担がかかるのです。何故かと言えば、仮に消費者が消費税が増税された結果、新聞の購読を止めることにでもなれば、結局、新聞の本体の価格を下げせざるを得なくなるからです。
本題に戻ります。
読売新聞グループ本社社長でもある新聞協会の白石会長は次のように言っているのです。
「新聞は、日本人の知識水準の維持・向上、文化の発展、ひいては民主主義社会を守る重要な必需品だ」
どう思います?
新聞が、そうした崇高な使命を果たしているかどうか昨今でははななだ怪しくなっていると思われるのですが...
百歩譲って、新聞が民主主義社会を守る重要な必需品だとしても、そうであれば、インターネットを利用して貴重な情報を得るのに必要なパソコンも民主主義を守る必需品にならないのでしょうか?
さらに言えば、NHKの番組を見ることに対しても...つまり、NHKの受信料も軽減税率の対象にしないと歩調がとれない気がするのですが...
いずれにしても新聞協会は、そのようなとても納得がいかない理由をつけて消費税が10%に引き上げられても新聞購読料には5%の軽減税率を適用してもらいたいと言っているのです。
そのうえご丁寧なことに次のような条件を付けているのです。
・新聞とは、政治、経済、文化その他公共的な事項を報道、または論議することを目的とし、あまねく発売されるもの
・毎月3回以上発行し、1回の発行部数が500部以上
・全体の印刷部分に占める広告の割合が5割以下
・1回の発行部数に占める発売部数の割合が8割以上
改めて問いたいと思うのですが、民主主義の必需品には、何故消費税の軽減税率を適用する必要があるのでしょうか?
確かに民主主義は尊いものではあるのですが...しかし、守らなければならないものは民主主義以外にもあるのです。先ず我々の命と健康を守らなければいけない。そうでしょう?
つまり、水や電気は民主主義よりももっと守る必要があるのですが...
しかし、水道代や電気代にだって、ちゃんと消費税がかかっているのです。
おかしいではありませんか?!
さらに言えば、仮にそうして政府から大目に見てもらって軽減税率を適用してもらうことになれば、自然と政府に対して厳しい意見は言えなくなるという弊害が予想されるのです。
違いますか?
或いは、そのようなことは杞憂なのかもしれません。というのも、大手の新聞のなかには、元々政府を厳しく批判しないことを、否、政府寄りの意見を主張することを一つの売りとしているところがあるからです。
そのような新聞社にしてみれば、もともと政府と仲良くしていく戦略なのですから、政府に厳しい意見など当初から言うつもりはないのでしょう。
まあ、そのようなことを考えていると、何故最近読売新聞や日本テレビが、財務省OBを受けれているのかということが理解できるような気がするのです。
自らが天下りみたいなものを受け入れていて...それでどうして現体制を批判するようなことが言えるでしょうか?
いずれにしても、国民が、お金持ちであろうと貧乏であろうと一律に税を負担するのが消費税の特徴であるのに、そして、その消費税増税が財政再建のために是非とも必要であると主張する新聞社であるのに、自分たちにだけ軽減税率を適用して欲しいと懇願するなんて、どのような神経をしていればできるのでしょう。
軽減税率の適用を主張する新聞社に言いたいと思います。
格好悪すぎるぞ!
以上
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