http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/159.html
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http://31634308.at.webry.info/201407/article_24.html
2014/07/27 22:20
以前、このブログで『今や船頭無き民主党の再編が、野党再編に通じる。http://31634308.at.webry.info/201407/article_20.html』に、民主党の長島氏が米国での講演で集団的自衛権の行使容認の発言をしたことで、もう政党の体を成しておらず、民主党自体を再編した方がいいと書いた。
その長島氏の件で、以下の記事にあるように、海江田氏は、自分が言っていることと違うことを言うなと言ったそうである。海江田代表の思いというか、民主党の見解としては、集団的自衛権行使は認めていないということらしい。しかし、外から見ていると、認めていないのか、認めているのか、全くはっきりしない。この「はっきりしない」理由は、民主党としての統一見解を決定し、まだ宣言していないからだ。そんなことだから、長島氏が外野席で勝手なことを言うのを止めることは出来ない。
「私と違う発言慎め」=海江田民主代表
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014072700091
民主党の海江田万里代表は27日、宮崎県延岡市で開いた対話集会で「私が集団的自衛権について言っていることと、米国に行って全然違うことを言う人がいる。慎んでもらわなければならない」と述べた。長島昭久元防衛副大臣がワシントンで講演し、行使容認の立場から関連法案に賛成する意向を示唆したことを批判したものだ。
先のブログで書いた内容と全く同じようなことを言っている民主党議員がいる。その人は松井議員である。松井氏は、海江田代表は党を割らないことに腐心して、憲法の絡む集団的自衛権の解釈については、党の考えを統一することをしていないと言っている。つまり、政府の容認を認めるとも、認めないとも、見解を明らかにしていないと言っている。
松井氏は、これでは党内に民主党A,B,Cがあるようだと批判して、党内部で統一見解がまとめることが出来ないのなら、分裂すべきと述べている。
松井氏が言うように、この憲法の最も基本の統一見解をまとめることが出来なければ、野党の再編もないし、況や国民の支持を得ることは出来ないと考えている。
海江田代表はまだ続投に意欲があるようだが、海江田氏に残されている仕事は、上記の懸案の旗色を鮮明にすることだ。これで、まとまらなければ、分党するしかない。
分裂恐れず立ち位置示せ=松井孝治元官房副長官インタビュー
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014072700070
−民主党は支持率低迷が続いているが。
党としてのアイデンティティーを喪失している。鳩山、菅、野田の3内閣は方向性が120度ずつずれ、首尾一貫して何がやりたかったのか分からなかった。選挙で負けた後も、どう生まれ変わるのか、どういう路線を追求するのかをはっきり示せていない。当然、国民の支持は戻らない。
−集団的自衛権行使をめぐっても意見が割れ、判断を避けている。
法律用語を駆使して玉虫色の見解を出したが、党が割れないようにするための技術論に終始している。まるで実戦を避けて詰め将棋に没入しているみたいだ。これでは自民党に対する批判の受け皿になれない。不安に思っている人の行き場が民主党にはない。
−海江田万里代表はとにかく党を割らないことに腐心している。
海江田氏は人格温厚でいい方だが、危機にひんしている時に党内融和を言うだけでは限界がある。立ち位置をはっきりさせた方がいい。集団的自衛権行使には徹底的に慎重であるべきだという従来型のリベラル路線でいくのか、限定的に容認するが歯止めをしっかりかけるという公明党的な路線でいくのか。党が割れてもいいくらいの厳しい議論を今こそ行うべきだ。ついて来られない人が出るかもしれないが、それを恐れていてはどんどん尻すぼみになる。
−いわゆる「野党再編」にどう臨むべきか。
健全な政治のためには、自民党への対抗勢力を最終的につくらなければならない。しかし、今は民主党A、民主党B、民主党Cが併存しているような状況。社会像についても、改革政党として自民党よりも踏み込んだ規制改革を進めるのか、格差是正を重視する欧州的な社会民主主義を目指すのか、アイデンティティーがない。明確な旗を立てられなければ、他の野党も乗りようがない。
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