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訪韓中の舛添都知事と読売新聞に掲載された広告/(C)日刊ゲンダイ
異例の大歓迎…韓国ソウル市で舛添都知事は“首相気取り”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152102
2014年7月24日 日刊ゲンダイ
舛添要一東京都知事が23日から2泊3日で韓国・ソウル市を訪問している。友好都市関係ということで朴元淳ソウル市長から招待を受けたものだが、驚いたのがこの訪韓に合わせ、ソウル市が<東京都知事のソウル訪問を歓迎します>と書き込まれた全面広告を読売新聞朝刊(23日付)にだけ出したことだ。都庁内でも「こんなの初めて。どんな意図があるのか」と、ちょっとした騒ぎになっている。
広告では、似顔絵のソウル市長が右手をあげ、大見出しで<ともだち ようこそソウルへ!>とある。安倍政権になってから日韓関係が冷え込み、訪韓する日本人観光客が激減しているため、広告を打ったもよう。だが、わざわざ舛添知事の訪韓のタイミングに合わせたことや安倍首相“応援団”の読売1紙に掲載していることに政治的な思惑もプンプンにおう。
■大統領との会談も
一方の舛添知事も、このところ政治的な“都市外交”に熱を入れている。安倍首相が辺境の小国ばかりを外遊し、中韓に行けない中、舛添知事は今年4月の中国・北京市に続く、ソウル訪問だ。ソウル市長との懇談だけでなく、セウォル号沈没事故の犠牲者を追悼する焼香所で献花したり、ソウル大学で日韓関係についての講演も予定している。朴槿恵大統領との会談も最終日の午前に決まった。地方自治体の首長の枠を超えた動きで、「まるで首相の代役気分」(都庁関係者)である。
舛添知事はネットメディアに連載している日記にも<日韓両国は重要なパートナーである。明るい未来に向かって双方が努力すべき時期に来ているのではあるまいか>と書いた。暗に安倍首相に対する皮肉とも読めるのだ。
ソウル市庁海外言論チーム日本担当は「読売に広告を出したことは間違いありませんが、1紙だけなのは日本で一番部数が多いという判断だと思います」と答えた。
韓国事情に詳しいジャーナリストの太刀川正樹氏はこう言う。
「全国紙の全面広告ですから安くありません。財政難の中でここまでやるのは、それなりの計算があるのでしょう。6月に再選されたばかりのソウル市長は、野党・新政治民主連合の将来の大統領候補になる可能性が高いと噂される人物です。支持率急降下の朴大統領に代わって、安倍首相包囲網に舛添知事を取り込もうという魂胆ではないか」
東京とソウルの両首長が、それぞれの国のトップを出し抜こうとしている――。
そんな構図だが、今ごろ安倍首相は内心、舛添外交を苦々しく見ていることだろう。
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