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滋賀県知事選で大敗の自民 「怪文書」犯人捜しに奔走?〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140723-00000005-sasahi-pol
AERA 2014年7月28日号より抜粋
いくら冷静を装おうとしても、人の心はにじみ出るもの。滋賀県知事選(7月13日投開票)での与党推薦候補の敗北は、安倍晋三首相にとって“まさか”の事態だった。
「集団的自衛権の議論が(知事選に)影響していないと言うつもりは毛頭ない」
「しかし、基本的には滋賀の将来について未来を誰に託すかという選挙だったと思う」
屈辱的な開票から一夜明けた14日、集団的自衛権をめぐる衆院予算委員会の集中審議で、安倍首相はこう語った。1日に断行した閣議決定の影響を素直に認めたように聞こえるが、むしろ言いたいのは後段、負けたのはあくまでも現地の特殊事情だからね、ということである。
菅義偉官房長官も14日の記者会見で「あくまで地方選挙だ」と強弁したが、「関係ない」と言えば言うほど、そのショックの大きさがうかがい知れる。
それも無理はないだろう。もともと「与党圧勝」と言われた選挙だった。
自公がそろって推薦したのは、経済産業省の元官僚で、内閣参事官としてアベノミクスの柱である「成長戦略」の立案に携わった小鑓(こやり)隆史氏(47)。対するは、「卒原発」を掲げる前民主党衆院議員の三日月大造氏(43)。民主党の不人気も手伝って当初の情勢調査は「10ポイント差」とも言われ、小鑓陣営には楽勝ムードが漂っていたという。ジャーナリストの横田一氏が解説する。
「現職の嘉田由紀子知事が3選に向けて出馬せず、三日月氏が立候補すると決まった時点で、小鑓陣営はほぼ勝利宣言していました。告示日になっても陣営のムードは変わらず。ところが、7月1日の集団的自衛権の閣議決定の前後で、一気に空気が変わったのです」
肉薄、あるいは負けている──との報告を受けた官邸は、慌ててテコ入れに動きだす。菅官房長官が5日に応援演説に入ると、野田聖子総務会長や小泉進次郎復興政務官も投入。選挙の総責任者である石破茂幹事長も自ら県内の企業回りをし、電話をかけまくっていたという。
「鈍かった公明党が終盤になって動きだし、自分も応援に入り、進次郎氏も投入した。投票日前日には、橋下徹大阪市長にも頼み込んで現地入りしてもらった。これだけやったんだから勝つだろう、という認識です。ところが、結果はまさかの敗北。突っ込んだ分だけ落胆も大きかった」(先の官邸関係者)
敗北の原因は、選挙前に飛び出した福島原発事故を巡る石原伸晃環境相の「金目」発言、東京都議会のセクハラやじ問題、そして集団的自衛権の閣議決定と言われる。しかし、
「間違いなく大きかったのは、集団的自衛権ですよ。だけど、いま地元がなにをやっているかといえば、選挙中に流れた小鑓氏を巡る『怪文書』の犯人捜し。負けたのは、そのせいにしたい。さすがに原発や集団的自衛権のせいにはできませんから」(地元の自民党関係者)
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