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2014/07/16 21:56
今回の国会を見ていて、今こそ真っ当な野党が必要であることがわかった。集団的自衛権を危惧して政府を追い詰めている政党は、大きい順から言うと、民主党、共産党、生活、社民であろう。みんな、結、次世代などは、まるで迫力がない。こういう党が質問している間は、まるきり自公の補完勢力であって、国会審議の緊張感がまるでない。こんな政党に票を投じてしまったことが、今の自公の暴走を生んでいる。
この中で、共産党の小池氏の質疑は、安倍首相から言いたくない答えを引き出した。「自衛隊員には戦闘が起こる可能性がある場所まで行けと言いながら、武器は絶対に使用しないというのか?」と迫ったところ、「当然、身を守るために、また任務を遂行するための武器使用はあります」という答弁を引き出した。
しかし、安倍首相は、民主党の岡田克也氏が「自衛隊の皆さんのリスクが高まることを認め、総理自らが国民の前で説明すべきだ」と迫ったが、決して危険性には言及しなかった。また生活の党の村上史好氏も「戦闘に巻き込まれて自衛隊員が犠牲になる危険性はないのか」と聞いたが、首相は答えをはぐらかして答えなかった。つまり、「危険性の増大はない」とは決して言わない。この答弁を、自衛隊の隊員、家族が聞いていたら、「答えない」ことが、「危険」であるということを理解するだろう。
自衛隊の人は、50年間、平和憲法の下、戦闘地域にはいかない、行っても戦闘で武器は使わないという前提で入隊した隊員がたくさんいる。しかし、今回の決定で、話は違うと、今後敢えて職業として入団する人は確実に少なくなるはずである。
当然、その代償として、強制的に隊員を集める「徴兵制」が危惧される。これについて、社民党の吉田党首がしつこく確認したことが印象的あった。吉田氏は、50年間集団的自衛権は認められなかったが、一内閣の判断で解釈変更した。しがって、同じことが、徴兵制にも適用されることはないかと横畠法制局長官に質問したところ、憲法上、それは有り得ないと答えた。その後、安倍首相も徴兵制はないと答えたが、安倍首相がいくら言おうが信用されない。法制局長官も信用ならない。なぜなら、歴代長官が集団的自衛権はないと言っていたのだから。正にアリの一穴である。一度、穴の開けた防波堤は戻すことは大変だ。
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