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発射当日もこの浮かれっぷり(国際女性ビジネス会議)/(C)日刊ゲンダイ
北ミサイル連発の狙いは“拉致優先”安倍政権と米中韓の分断
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151864
2014年7月15日 日刊ゲンダイ
経済制裁の一部解除と前後して早くも5度目の発射だ。13日、日本海に短距離弾道ミサイル2発をブッ放した北朝鮮。安倍首相は「国連安保理決議違反だ」と抗議しながらも、「日朝協議に影響を及ぼすことはない」「拉致問題解決に全力を尽くす」と、あくまで拉致優先の姿勢を鮮明にした。安倍首相が拉致決着に前のめりになるほど独裁国家の思うツボ。金正恩第1書記の高笑いが聞こえてきそうだ。
7月1日の日朝局長級協議を挟み、北は先月26日、29日、そして今月2日、9日にも日本海に向けミサイルを撃ち込んだ。きのうは韓国との軍事境界線に近い開城付近から発射。韓国内の広範囲に弾道ミサイルが届くことを誇示した格好だ。軍事境界線付近からのミサイル発射は異例で、日本の制裁解除によって北の挑発は明らかにエスカレートしている。
北朝鮮国防委員会は12日、米空母「ジョージ・ワシントン」の釜山入港を非難する談話を発表。同空母は16日から始まる米韓軍事演習に参加予定だ。そのため、今回の発射は軍事演習への牽制との見方もあるが、それにしても短期間でミサイルを連発しすぎだ。北の「挑発」には、さらなる思惑がありそうだ。
「真の狙いは拉致解決を急ぐ日本の足元をみて、北朝鮮包囲網から『浮いた存在』にすることではないか」と言うのは、元韓国国防省北韓分析官で拓大客員研究員の高永侮≠セ。こう続ける。
「中国の習近平主席が北朝鮮より先に韓国を訪問し、その韓国は米国との合同軍事演習を頻繁に繰り返しています。日米韓に中国も加えた結束強化への北朝鮮の警戒心は相当なものです。そこで日本の安倍政権に拉致調査というアメを与え、包囲網に亀裂を入れたのです。この先、北朝鮮が挑発をエスカレートさせても、拉致に前のめりの日本が弱腰姿勢を続ければ制裁の足並みは乱れる。その間隙を突いて瀬戸際外交に勝機を見いだそうと企んでいるのですよ」
昨年まで米国防総省で東アジア政策担当の上級顧問だったジョセフ・ファーガソン氏は、「(拉致調査の日朝合意は)北朝鮮が日米韓の連携の分断を狙った可能性がある」と一部メディアに語っていた。ミサイルを連発しても拉致優先の姿勢を崩さない安倍首相は、北の策略に完全にはまっているようにみえる。
「中国との関係悪化で経済的に追い詰められた北朝鮮は、ミサイル輸出を外貨獲得の柱に据えようとしています。ミサイル連発はそのデモンストレーションという狙いもあるのでしょう。世界のメディアが騒ぐほど宣伝効果は絶大ですからね。日本が拉致に前のめりでいる限り、今後も北朝鮮は気兼ねなくミサイルを発射してくる。拉致優先の安倍政権は北のミサイル輸出に加担し、先軍政治を助けることにもなるのです」(高永侮=j
拉致で成果をあげるまで「北についていきます下駄の雪」――この調子だと、日本外交のさらなる孤立化は避けられない。
安倍首相は手を握る相手が金正恩だけになっても構わないのか。
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