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滋賀県知事選で野党候補が勝利&安倍自民に打撃+維新も打撃&結いと不和
http://mewrun7.exblog.jp/22199002/
2014-07-14 05:05
勝ったど〜〜〜。(^^)/yoiko-huu
昨日13日に行なわれた滋賀県知事選で、元民主党議員の三日月大造氏が、自民党系候補の元官僚を破り、当選を果たしたですぅ。(*^^)v祝
当ブログは、「地方首長選で安倍自民党にNO!を」キャンペーン中。
今年7〜12月の7つの県知事選、2つの政令市長選で、一つでも多く安倍自民党の候補を負かして、1日も早く安倍政権を倒すことを目標にしているのだけど。
(関連記事・『安倍自民を、年内9つの首長選で押さえ込もう!&脱原発、平和リベラルの共闘を!http://mewrun7.exblog.jp/22165515/』。もちろん、この9つ以外の自治体の首長選、地方議会選でも、非自民党系候補にガンバって欲しいと願っているです。 o(^-^)o)
その第一弾となる滋賀県知事選で、非自民系候補の三日月氏が勝利して、嬉しい限り。"^_^"
さあ、次は8月に行なわれる長野と香川の知事選。そして、自民党が何が何でも勝ちたいと思っている11月の福島、沖縄の知事選でも頑張るぞ〜〜〜。(**)
<残る8つの地方首長選の日程は*1に>
* * * * *
いや〜、それにしても接戦でございました。^^;
<mewはネットでチラチラとNHKの選挙速報を見てたのだけど。開票が進んでも、2人の票差がほとんどつかない状況が続いていたので、ハラハラしていたですぅ。^_^;>
確定投票数は、三日月大造(43)253,728、小鑓隆史(47)240,652、坪田五久男(55)53,280ですからね〜。(@@)
<3人とも無所属。小鑓氏は、自公+維新の県総支部推薦。坪田氏は共産推薦。>
投票率は50・15%。参院選との同日選だった前回(10年)の61・56%は大きく下回ったものの、単独で実施された前々回(06年)の44・94%を5・21ポイント上回ることに。
この5%の投票率アップが、三日月氏を当選させたかも知れない。(・・)
ただ、接戦でも勝ちは勝ち。(^ー^)
しかも、安倍自民党は、党本部が主導して、国政選挙並みの選挙活動&バラまき戦略を展開して来ただけに、そのショックは大きいものがあるだろう。(~_~;)
『自民党は強力な支援態勢を敷いた。石破茂幹事長や菅義偉官房長官、業界団体に支持基盤を持つ参院議員ら100人を超える国会議員を投入して組織戦を徹底した。これまで知事選で2連敗してきた自民の県議も手応えをつかんでいた。
その直後、選挙中盤に集団的自衛権行使を容認する閣議決定があった。支持の伸び悩みを感じた石破幹事長は全自民県議に電話で「後援会に徹底して」と指示した。(京都新聞14年7月13日)』
『13日に行われた滋賀県知事選挙で、自公推薦の候補が敗れた今回の結果について、自民党の石破幹事長は集団的自衛権に関する閣議決定や、自民党所属議員によるヤジの問題も影響したとの認識を示した。
石破幹事長「(選挙期間中)集団的自衛権について、よく分からない、もっと説明してもらいたいという有権者の声があったことは少なからず聞いています」
また別の党幹部は、「自民党におきゅうを据える雰囲気になってしまった」と話している。(NNN14年7月14日)』
* * * * *
他方、三日月氏は、嘉田知事の後継者として住民主体の県政のあり方を中心に訴えたい&政党色を出さずに幅広い支持を得たいと考えたことから、民主党は、今回の選挙戦はオモテに出ない方針をとることに。
現地入りした若手・中堅の国会議員は、裏方に徹する形で活動を支援していたのだが。
『民主党の馬淵選挙対策委員長は、「この選挙を機に安倍政権に対する反発、不満を強く感じられたことをしっかりと受け止めて、反転攻勢の第一歩としたい」と述べた。(NNN14年7月14日)』
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よく県知事選などで負けると、政権与党は「これは地方の首長を決める選挙なので、国政に影響はない」と負け惜しみ的な釈明をすることが多いのだけど。
今回の滋賀県知事選の場合は、国政の重要政策に関わることが大きな争点になっていただけに、自民党幹部も「安倍内閣&自民党政権の国政に問題はなかった」「今後の国政に影響はない」とは言いにくいものがあるのではないかと察する。(・・)
実際、『自民党の石破茂幹事長は13日夜、今後の政権運営への影響について「我が党が全面支援した候補が敗れたことは重く受け止める。『地方のことだから』と等閑視するような姿勢は厳に戒めるべきだ」と警鐘を鳴らした』という。(毎日新聞14年7月14日)』
三日月氏は、嘉田知事の後継者として、「卒原発」「環境保全」「中央の公共事業に頼らない経済政策」を訴えると共に、集団的自衛権の行使の解釈改憲を含め安倍自民党の暴走を批判して選挙を戦って来たからだ。(**)
『「日本のエネルギー政策にとって極めて大きな転換点になる」。激戦の末、自民、公明両党の推薦候補らを破って初当選した三日月大造氏(43)は13日夜、支持者らが詰め掛けた大津市内のホテルで喜びを爆発させた。
当選確実が報じられた後の午後10時35分ごろ、三日月氏が到着すると、支持者らは一斉に立ち上がり、会場が割れるほどの「三日月コール」で出迎えた。同氏は勝因を「(県民が)草の根自治を思う気持ちに訴えた。この訴えが多くの皆さんのご支持をいただいた」と分析。後継指名した嘉田由紀子知事は「地域のことは地域で決めるんだという県民の皆さんの勝利だ」とたたえた。(時事通信14年7月14日)』
* * * * *
それに対し、小鑓氏は、国民(&住民)から反発の多い原発政策や集団的自衛権の行使などに関しては、できるだけ触れず。県政と国政は異なるとして、滋賀県の経済・産業の活性化をメインに訴える方針をとったのだけど。
ただ、実のところ、小鑓氏の経済政策は、まさに安倍政権の国政そのもの&安倍自民党べったりのものだったのである。(~_~;)
小鑓氏は、元経産省&内閣府の官僚として、アベノミクスの立案に関わったことや、中央とのパイプやインフラ整備などの公共事業の必要性をアピール。
そのバックで、自民党の幹部や県議などが、地元の企業や団体を回って、公共事業+αによるバラまき戦略を展開して、票固めに走っていたからだ。(>_<)
『小鑓隆史氏は元経産省官僚の経歴を前面に出し、「アベノミクス」の成果を訴えた。1300件の企業・団体推薦を得て、後援会員も3万5000人に上った。(毎日新聞14年7月14日)』
『自民・公明両党が推薦した小鑓隆史さんは、国とのパイプをアピール。自民党幹部らが相次いで滋賀入りし、業界団体や企業へのテコ入れも図りましたが、及びませんでした。(ANN14年7月14日)』
三日月氏や嘉田知事が当選が決まった後、「草の根自治や、地域のことは地域で決めるんだという県民の皆さんの勝利だ」と語っていたのも、そのためだ。(・・)
中央とのパイプ役になる官僚出身者をいきなり連れて来て、公共事業や国からの支援が欲しければ、この候補を応援しろ、票を集めろというのは、自民党の伝統的な手法の一つなのだけど。このような上から目線の地方政策というのは、だんだん通用しなくなっているのではないかと思うし。
そのようなやり方は、安倍首相が上から目線で、自党を含めた与野党やひいては国民を、数の力や権力で押さえつけて国政を行なう姿、傲慢とも言えるようなな政治手法などと重なって、反発を覚えた人もいたのではないかな〜と察する。^_^;
<自民党は、セクハラ野次もマイナス要素になっていると見ているようだけど。(しかも、メディアが連日、批判的に取り上げたことが。^^;)セクハラ野次そのものもさることながら、問題が発覚した際の自民党の対応の仕方や、強引な幕引きのはかり方が、さらに不信感を募らせる要因になったのではないかと思うし。
滋賀県知事選の戦い方も含めて、様々な面で自民党の驕りを感じる点があったのではないかと思うです。(・・)>
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そして、橋下維新の会にとっても、自民党候補の小鑓氏の敗戦は、大きな痛手になるかも知れない。(~_~;)
<これまでの経緯は、『橋下が自民候補の応援で滋賀入り〜都構想の窮地&維新と結いの合流も難航http://mewrun7.exblog.jp/22193269/』に。>
橋下維新は、滋賀県知事選は自主投票の方針を決めていたのだが。自民党候補が窮地に陥っていたことから、先週になって、菅官房長官が、日ごろから懇意にしている松井幹事長に支援を要請。 これを受けて、10日には松井幹事長が小鑓氏の支持を表明。さらに12日には、橋下代表が、わざわざ滋賀県(近江八幡)まで出向き、小鑓氏の応援演説を行なったのである。(@@)
<応援演説の一部の映像を見たのだけど。「国政や大阪では、自民党と戦っている」「嘉田知事のいいところも知っている」「自公の支持者の人は、橋下を敵だと思っているかも知れない」「でも、今回は、小鑓氏に当選してもらいたい。アベノミクス効果で大阪も景気が上向いて来たし。ここで小鑓氏が当選することで、滋賀を含め、関西全体の景気回復につながるからだ」などと、実に苦しい、言い訳がましい演説をしていたです。(~_~;)>
もしかしたら、橋下氏としては、菅氏の要請に応じることで、安倍官邸に恩を売ろうと。そして、大阪都構想やカジノ誘致構想の実現にプラスに働く面を期待したのかも知れないのだけど。
でも、橋下氏が応援に赴いたにもかかわらず、小鑓氏が負けたとなれば目も当てられまい。(/_\)
維新内外に「何でのこのことそんな応援に行ったのか」と思われて、橋下氏の求心力が落ちるおそれがあるし。他党議員や国民の多くに「やっぱ、橋下維新は安倍自民党の補完勢力なのか」と見られることになるし。しかも、共に新党結成&野党再編を行なおうとしている結いの党との間にも、溝ができるおそれが大きいわけで。橋下維新にとっては、マイナスの要素が極めて多いのでないかと思われる。(@@)
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しかも、やっぱ維新と結いの合流&新党結成の協議はうまく行っていないようなのである。(~_~;)
先日の記事では、維新と結いが党名や本拠地などでもめていて、新党結成の準備をするための合宿や会合の実施を見送ったという話を書いたのだが。
どうやら党の執行体制でも、両者の意見が食い違っている様子。
『日本維新の会の橋下徹氏と結いの党の小野次郎幹事長は11日夜のBSフジの番組で、維新分党後に結成を目指す新党の執行体制をめぐり、異なる見解を示した。
小野氏は、維新の失敗が石原慎太郎、橋下両共同代表による「二元体制」にあったと指摘し、「国政については国会議員の代表が最終的な責任を持つ仕組みにしなければいけない」と主張した。
これに対し、橋下氏は「東京と大阪の二元構造の問題ではない」と反論。「代表の冠だけつけて、選挙になったら全国を回ってほしい、権限や責任は与えませんというなら、そんな冠になるつもりはない。大阪に専念する」と述べ、新党でも重要事項での意思決定に関与できるよう求めた。(時事通信14年7月11日)』
『日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は11日夜のBSフジ番組で、結いの党と9月にも結成する新党での役職について「国会議員団が僕を代表としていらない、(新代表は)国会議員がやるというならば結構だ。その場合は『大阪の支店長』をやる」と述べ、代表から退き、「大阪都構想」の実現をかけた来春の統一地方選対応や市政に専念する可能性に言及した。(産経新聞14年7月11日)』、
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維新も結いも、党分裂を経験し、いわばバツイチ同士で再婚話を進めているようなものなのだけど。党名や本拠地、代表や執行部の体制など重要な事柄でこんなに意見が違うようだと、強引に再婚しても、すぐに離婚話が出ることになるのではと、他人事ながら心配になってしまうところがあったして。(~_~;)
他方、民主党は平和&リベラル派の三日月氏が当選したことで、保守勢力の「海江田おろし」がやりにくくなったのではないかと思われる。(この辺りは改めて書くです。)
そこで、今回の勝利を機に、民主党の海江田陣営が、結いの党に(ワンマン維新と別れて?)「まずはお友達から」とリベラルなお付き合いを申し込むのもありかな〜と思ったりもしているmewなのだった。(@@)
THANKS
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