http://www.asyura2.com/14/senkyo168/msg/471.html
Tweet |
安倍首相が習近平との対決姿勢を加速する理由がわかった
http://bylines.news.yahoo.co.jp/amakinaoto/20140713-00037346/
2014年7月13日 8時4分 天木 直人 | 外交評論家
きょうの毎日新聞が一面トップで極めて重要なスクープ記事を掲載した。
それは高村自民党副総裁が政治学者の五百旗頭真(いおきべまこと)氏との対談の中で次のように明かしたという記事だ。
すなわち高村副総裁は5月に超党派の日中友好議員連盟の会長として訪中した事があったが、その時、中国ナンバー3の張徳江全国人民代表大会常務委員長との会談で、「安倍首相はもう靖国神社には行かないと思う」から、「11月に北京で開かれるAPEC会議の際に日中首脳会談に応じるよう習近平主席に伝えて欲しい」と話したというのだ。
このスクープ記事は次の事を教えてくれている。
すなわち、安倍首相は国民に対する説明とは異なり、APECで何とか習近平と首脳会談を行いたい、それが実現できるようなら靖国参拝を封印してもいい、と習近平に伝えていたということだ。
それにも拘わらず、習近平は応じなかった。「首脳会談に応じるなら靖国参拝を行わない」などという姑息なメッセージを送る安倍首相を信用しなかったということだ。
私が高村氏の発言の中で注目したもう一つの言葉は、安倍首相は第一次内閣の時に、「自分が我慢すれば日中関係が良くなるなら」と靖国参拝を控えたのに、良くならなかった。だから「自分が我慢してもこんな状態ならば、参拝しようという気持ちになった」、と安倍首相の心情を述べているところだ。
という事は、この5月の高村副総裁の訪中で習近平にメッセージを送ったにも関わらず習近平がそれに応じなかった事を見て、安倍首相は
習近平との首脳会談をあきらめ、中国包囲網強化という対決姿勢に転じたのだ。
そう考えれば、それ以来倍首相の対中強硬姿勢に一層の拍車がかかった事がうなずける。
しかし、習近平と対決するのはあまりにも愚かで危険だ。
安倍首相の信念は、祖父の岸信介首相を師と仰ぐ個人的理由から来ているかもしれないが、習近平のそれは毛沢東、とう小平の遺訓である「中国の夢」を実現しようとするものだ。
覚悟の意味と大きさがまったく違う。
このままでは、日中首脳会談などあり得るはずもなく、それどころか安倍首相と習近平との正面衝突は避けられない。
その事を教えてくれる毎日新聞のスクープ記事である(了)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK168掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。