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写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ
同じ顔が各局に…仕込みインタビューで視聴者欺く民放TV
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2014年7月13日 日刊ゲンダイ
民放の午後〜夕方のニュースでは街頭インタビューが頻繁に映されるが、この“一般人”でネットで話題になっている女性がいる。
ASKAが釈放された日に「更生していい曲を届けてね」なんて、ある民放の番組でコメントしていた小太りの一般女性、実は数年前、酒井法子の裁判の時には「彼女のそばにいたいので裁判所のそばにいます」と神妙に答え、押尾学の際も「マナブの10年来のファンで」とインタビューを受けていたのだ。
インタビューマニアで常にマスコミの周りをうろついているのか? と思いきや、ASKAが保釈された日、他局のニュース番組で女性リポーターがひとりで話していた画面に、テレビスタッフらしい男と話すその女性が映ってしまっていた!これらは証拠画像がネットに出ている。
“ファンだと嘘をついてまでインタビューに答えたい一般人”という可能性はゼロではないが、スタッフと打ち合わせしてたのか? と勘繰りたくなる。ネットでは“またこの人、インタビューに出てる!”“通行人芸人”と噂されているほどだ。
バラエティーでは街頭インタビューの仕込みは常識だ。視聴者が発見するのではなく、素人本人が明かすケースがある。
<今日、バラエティーのインタビューのバイトに行ってきた。カットされたらヤだな〜>
などとツイートする若者は、所属するエキストラの事務所から「ツイート厳禁」とは言われていないようだし、若い世代はテレビの街頭インタビューなんて仕込みが当たり前と考えているのだ。
番組に都合よいコメントをしてくれる通行人をつかまえるまでスタッフは何十人にも声をかけるが、90年代からはうまくいかないとADを通行人に見立てた。やがてエスカレートし、ハナから嘘のコメントを言わせるエキストラを仕込むようになってきた。
しかし、昔あった「ラーマ奥様インタビュー」などCMでのミエミエの演出ではなく、バラエティーでは視聴者は“仕込み”を信じてしまう。ましてニュースまでそうなったら……。
タレントの薬物問題ならまだマシだが、ニュースまで局側の思惑通りのインタビューを流し、視聴者をだますと思うと恐ろしくなる。
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