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野々村県議のブログから
先輩を真似た? 号泣県議だけじゃない「政活費」の無法実態
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151804
2014年7月12日 日刊ゲンダイ
号泣県議の不正支出をきっかけに、地方議会の政務活動費があらためて問題視されている。「第2の議員報酬」といわれる政活費のデタラメ実態を徹底的に探る。
兵庫の野々村竜太郎県議(47)の「号泣会見」をワイドショーが繰り返し流していた今月1日。富士山の山開きでにぎわう山梨でも県議会の政活費に注目が集まった。この日公表された13年度分の各県議の政活費には、インドネシアや韓国などの海外視察代の支出がズラリ。計664万円も計上されていた。
山梨県政とインドネシアが、どう結びつくのか分からない。それでも、きちんと報告をまとめていればまだしも、議会に提出した「視察概要」はたった2枚のペーパーだけ――。
「山梨県議会では、09、10年に実施した海外視察が『私的旅行』と認定され、旅費(850万円)の全額返還を命じる東京高裁判決が5月に確定したばかり。県民無視の議会の姿勢には怒りを覚えます」(山梨県政担当記者)
■キャバレー、ガソリン代に流用
政活費は00年の改正地方自治法で制度化された「政務調査費」が前身だ。「議会の審議能力を強化し、調査研究活動の充実を図る」との名目だったが、当時は領収書の添付が義務付けられていなかった。
そのため、地方議員は使いたい放題。「キャバレー代」や「私有車のガソリン代」などの不正支出が横行した。12年の法改正で「政務活動費」に変わり、領収書添付が求められるようになったが、使途の対象が拡大。従来の「調査研究」に加え、「その他の活動」が含まれるようになった。
全国市民オンブズマンの調査によると、00年から今年1月までで、全国の地方議会で政活費の返還を求める住民監査請求が90件以上も起こされ、裁判などで返還を勧告された金額は9・5億円にも達する。この半年でも、大阪府議の「カラ会合」(40万円)、愛知県議の「新幹線代水増し」(9万円)など疑惑を挙げればキリがない。
なぜ政活費の不正受給は後を絶たないのか。全国市民オンブズマン連絡会議事務局長の新海聡弁護士はこう言う。
「本来、調査研究のための“その他の活動”なのに『その他の活動』がメーンになって好き勝手にやっている。使い方が本末転倒なうえ、有権者が分からなければいいだろうと高をくくっている。領収書の添付も、外形的に整っているからいいだろう、と甘く考えている。だから突っ込まれても説明できないのです。政活費は補助金と同じ。最低でも目的や必要な金額などの計画書を事前に提出させるべきです」
号泣県議が手にした政活費はサラリーマンの年収に匹敵する。それを好き勝手に使われてはたまらないが、地方議員よりもオイシイのが国会議員の立法事務費、文書通信交通滞在費だ。
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