「安倍首相の言葉が信じられない恐怖：小林　節氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14676.html
2014/7/11　晴耕雨読

m TAKANO氏のツイートより。https://twitter.com/mt3678mt

大手メディアの政治部記者諸君、まともに言葉が使えない安倍首相に恐怖を感じるという小林節氏のこのコラムを読みたまえ。

閣議決定を既成事実化させてはならないことがわかるはすだ。

【一刀両断「安倍首相の言葉が信じられない恐怖」 小林節】 http://t.co/mCRvL8wsAd

“安倍首相に戦争指揮の能力などない”。

改憲派の重鎮とも言われる小林節氏の書いたこのコラムを読めば、とてもよく理解できる。

理路の立った言葉を話せないのだから。 【一刀両断「安倍首相の言葉が信じられない恐怖」 小林節】大阪日日新聞

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http://t.co/mCRvL8wsAd

　 安倍首相の言葉が信じられない恐怖

2014/7/8

小林　節

　集団的自衛権が解禁されたとする７月１日の閣議決定後の首相会見は、テレビで同時放送されたので、全国で多数の人々が見たはずである。私もテレビでその全てを見せてもらった。

　私は真剣に聴きながらメモを取った。そのメモには次の言葉が残っている。つまり、「海外派兵（の）禁止は不変（である）」「海外で戦闘に参加はしない」「二度と戦争をする国にはならない」「（集団的自衛権発動のための）新三要件は基本的には従来（のもの）と不変である」「憲法の規範性を変えて（は）いない」「憲法の平和主義は不変（である）」「ていねいに説明（したい）」。

　これを読み直して、私は頭が混乱してしまった。

　まず、「集団的自衛権」とは、国際慣習法上の概念でひとつしかないが、それは、同盟国が戦争に巻き込まれた場合に彼国を助けるために参戦する権利であり、その本質は当然に海外派兵である。だからまず、「海外派兵禁止は不変」といった首相の発言は明白な「嘘(うそ)」である。

　現行の憲法９条は、第２次世界大戦への反省の下に書かれたもので、それが海外派兵を禁止していることは明白で、だからこそ、現行憲法の下では、海外派兵が不可避な集団的自衛権は行使できない…というのが確立された政府見解であった。

　そのために、これまで（唯一許される）個別的自衛権発動の条件（従来の三要件）は、要するに、現にわが国が攻撃され、他に選択肢がない場合の、必要最小限の武力行使しか許されない…とされていた。

　それが今回、集団的自衛権を解禁するために、大変な議論を経て新三要件が閣議決定されたはずである。それは、要するに、他国への攻撃により、わが国の存立と日本人の人権が全否定される明白な危険がある場合に、必要最小限の武力行使が出来る…というものである。このふたつは明らかに「不変」（同じ）ではない。

　政治は、言葉で民衆を説得して統合していく業(わざ)である。にもかかわらず、今、わが国では、最高権力者が発する言葉がこれほどまでにいいかげんである。しかも、この人物が、自衛隊の最高司令官であり、海外派兵の最終決定権を握ることになる。私は、正直言って、恐ろしい。

（慶大名誉教授・弁護士）

【 慶応大学名誉教授、小林節氏の 『一刀両断』（いっとうりょうだん） 】
　ひとたちでまっぷたつに斬（き）ること。憲法学者、弁護士、政治家のアドバイザーとして活躍中。第１回は田中真紀子外相を取り上げる。永田町や霞ケ関では更迭論の集中砲火だが、小林氏は擁護論を展開する。

【 小林　節 （こばやし・せつ） 】
　慶応大学名誉教授。弁護士。日本海新聞・大阪日日新聞客員論説委員。1949年東京都生まれ。1977年慶応大学法学部博士課程修了。ハーバード大学客員研究員。法学博士。『憲法守って国滅ぶ』（ＫＫベストセラーズ）、『そろそろ憲法を変えてみようか』（致知出版社）ほか多数。

コメント
01. 2014年7月11日 00:41:49 : cRee7HBph2 だから、まともな神経の持ち主には耐えられない詭弁の羅列や嘘やハッタリなのよねーＡの言葉は。
02. 2014年7月11日 09:34:02 : rrhrFN6JLd 海外に派兵しないのであれば集団的自衛権は必要ない。個別的自衛権があれば(米軍基地のある米国の植民地の日本に攻めてくる国があるとは思えないが)十分。憲法九条が戦争で標的にされない歯止めとなっている。安倍は自分で何を言ってるかわかってないと思う。よっぽどのアホなんだろう。
03. アルゴ55 2014年7月11日 09:51:24 : daFPzCs3J/4hY : YhgXMZhBtk 愚民国家では　愚民に対し、この程度の説明で十分である。 何しろ　毎年被害額が更新するほどの　振り込め詐欺が蔓延しても、次々に 詐欺にかかる人たちが後を絶たないほどの愚民天国なのだし、 交通事故が年々減少しても、取り締まり担当警察官の人数はほとんど不変だし、 今までと状況が変わっても、今まで通りの対応しかできない愚民たちなのだから、 個別的自衛権が集団的自衛権に変わろうが、説明は一緒で十分なのだ。
04. 2014年7月11日 14:21:44 : aqutAT6gyw ああ〜。いやだわ〜
05. 2014年7月11日 15:41:54 : JOZuUhkat6 正真正銘のキチガイがこの国の首相と言うことです。
06. 2014年7月11日 17:10:45 : 3YkaL2IPeo こういう意見が改憲派から出てくる。 それすなわちますます改憲が遠のくというか、政治家が使う言葉が無意味に 変わっていく。安倍は勝った気でいるが、既に金の卵を産む鳥の腹を裂いた ことに気づいていない。恐るべき馬鹿とそのお友達だ。
07. 2014年7月11日 17:20:45 : aqutAT6gyw 「クローズアップ現代」に、菅義偉官房長官が出演して、 国谷裕子キャスターが、 「憲法の解釈を変えていいのか」などと質問した。 それに対して、番組が終わった後で、 「誰が国谷にこんな質問をさせたのか」と恫喝したと「フライデー」は報じている。 菅義偉官房長官は、事実とちがう、と否定。事実はどうなのか？
08. 2014年7月11日 17:38:46 : 3YkaL2IPeo 政治家が言葉を捨てたのだ。 どんなスキャンダルだってあるかもと思わせる素養を自ら作ったのだ。 自分の都合のいいように解釈するように言いくるめることができたとして、 それは逆に自分にも跳ね返ってくることをこれから思い知る。 まだまだこれからだ。 >>17
09. 2014年7月11日 20:37:16 : jDUea84PZI この首相の会見って、子供じゃあるまいし、 騙すのも、騙されるものも、アホですから。 日本語で、説明しているのに、首相の言うようなことなら、 変える必要ないでしょ？ 変える必要があるから変えたのなら、堂々と、説明したらいいのです。 それを、この程度の嘘まみれでごまかせると思っているのだから、 国民は皆バカにされていますよ。 ごまかさないと、国民は納得しないから、この会見の内容になったのでしょう？ まだまだ、ごまかして戦地に行かせる方法を考えているのでは？ かいらい政府は、どうしようもないですね。 こんなせいふは、いらないせいふ。
10. 2014年7月11日 20:58:40 : G2RUDamXYs 　ま、これはわが国の統治技術の常態であり、コラムの筆者はその術中にある。 つまり、この国において統治の要諦は反対者を黙らせることにあり、矛盾した説明で反対者を混乱させたり、恐怖を感じさせたりしても良いのである。要は、黙らせればいいのだから。 　反対者に会って話を、話を聞いてウンウンと言う。帰ってくると間髪いれずに真逆の指令を下す。安全を第一、とか言っておいて、壊れるまで使えと命令する。Noと言える日本と言うものがＴＰＰを丸呑みする。酷ければヒドいほど大物に見えるんじゃない？ 　集団的自衛権＝政府の参戦権の議論で、私が不満なのは、事後に適否のチェックと処罰を行うシステムが必要、と言う議論が起きていないことかな。

11. 2014年7月11日 21:05:15 : r3pqrbifJo 城攻めの前に外堀内堀と埋めて行き最後にはごつそりと大阪城落城歴史を思い出す。日本のタカ派にもなかなかの軍師がいて今回は迂回戦法を取つたのだろう。「戦争容認」も今はまだやつと外堀を埋めたところ。これから口車戦法で内堀を埋め第三段階で「戦争突入」という迂回戦法をとるだろう、日本のタカ派には壮大なロマンがあるようだ。つまり「戦争参加」により米ロ並みの世界の「金メタル」級の覇権国としてのチャンスが来ると信じているようだ。彼らの主張や論文や著書を読むと日本民族は偉大な民族であり「金メタル」級の評価がふさわしいということを巧妙なレトリツクで書いている。「戦争容認」でタカ派たちは<戦争に超自信がある」連戦連勝の凄い自信が出てきているようだ。
12. おじゃま一郎 2014年7月12日 08:56:40 : Oo1MUxFRAsqXk : jPgDZ1s1Lg >03. アルゴ55 >愚民国家では　愚民に対し、この程度の説明で十分である。 愚民は自分も含むんだろ？
13. 2014年7月12日 19:11:13 : QBrYpzDGwo 　これら安倍の発言は、殆ど官僚用語の羅列である。というか、官僚が法案を可決させるためのトリックと言っても良い。滅茶苦茶、という言葉しか思いつかないくらい、滅茶苦茶なのである。 　　だが、基本法さえ可決させてしまえば、この滅茶苦茶な論理で通達を出し、要綱を作り、行政指導で世の中を仕切ってしまうのである。高度経済成長で得た富の殆どが消えて行った理由もわかるというものである。 　　「私が大丈夫と言っているのだから大丈夫なんです」「私がこの石を白い、と言っているのだから白いんです」で、官僚機構は部内も部外でも、通して行くのだが、当然、異議も出るだろう。 　　これは部内においては信賞必罰、部外においては、規制と補助金のさじ加減である。即ち、黒い石が白く見えないと言い張る者には徹底して制裁、差別があるから、終いに根負けし、自分の生活を守るために「何だか、白い石に見えて来ました」、と妥協して行くのである。石が黒であることは、もう誰も口にする事はない。これがどのような結果を招くかは、先の戦争、財政状況、そして原発政策だけを見ても明らかである。これが日本のシステムであると言って過言ではない。
14. 敵の敵は味方 2014年7月12日 22:02:42 : hmBe2yPzfgxTI : HEmStB0CGI 安倍は日常生活や市民生活の場では 性格破綻者だよね。 あんなに嘘ばっかりついていたら 誰も相手にしてくれない。 思い出すのはやはりヒトラーだね。 かのヒトラーも性格破綻者だった。
15. 2014年7月12日 22:46:48 : uZ5YoCvw2s 　◆「霞ヶ関文学」◆ 　どうとでも解釈できるように、逃げ道を含んだ表現にする。 　これは、殆どが法律用語。 　だから、霞ヶ関には、この用語集のための検索ソフトがあり、それで、法案を作成する。 　◆「新総理や閣僚の詭弁」◆ 　新総理・・・前総理時代は、これも、あれも、うまく行かなかった・・・と質問されると、 　 　「実は、私は、〜〜には反対でして、絶対うまく行かないって主張したんですが、力が及ばず・・ 　　任せてください、私が総理（大臣）に成ったので、しっかりした政策を・・・必ず約束します・・」 　これも、都合のいい、逃げ口上だ。いつもこれで逃げてごまかしてきた・・・。 　日本は、阿呆な素人：阿呆な役人の助言無しに自分で質問に回答できない〜が大臣やるから、しかも、 　短い年数で交代するから、まともな政策など、やるわけが無い。 　短年度決済の禿げ鷹ファンドと、グリーンの言いなりに動き、私利私欲で利権をむさぼり、変態接待で 　鼻の下を伸ばして終わりだ。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 　核施設を狙われたイスラエルは、血相欠いて、空爆を繰り返している。既に１１００箇所も。 　大きな壁で遮られているから、移民など入れる訳も無いからいいけれど、日本の原発なんて、阿呆でも 　テロできる。 　目先の札束と、バソナの女しか目に入らないから、先のことまで考慮できない。 　【 お前も、放射能浴びた方がいいんじゃないかぁ・・・ 】 　さすが、ジミン党議員だぁ・・・・
16. 2014年7月13日 00:56:32 : slUI8tq6Go 安倍や安倍を操る連中から見れば これから滅ぼす国、 これから滅ぼす民族に 誠意や説得や論理的整合性など不要というだけの話。 いままさに殺して精肉しようという家畜に 餌を与える必要が無いのと同じ事だ。 いいかげん気づけよw
17. 2014年7月13日 13:21:07 : XkTCCkDgnU 安倍とは満州幕府だから 満州幕府とは、満州国経営陣(日本と二重国籍者)のこと 平民は居らず、経営陣しかいないため、バリバリのエリート自認者の集団で、自分で自分を偉いと思っている、高貴な血統だと信じていて、奴隷は人の姿形はしているだけで家畜だと思っている そういうことさ

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