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野々村県議のブログから
号泣県議に公金流用を手引き? 兵庫県議会の怪しい過去
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151751
2014年7月10日 日刊ゲンダイ
幕引きを急いだ感は否めない。野々村竜太郎県議(47)が不自然な日帰り出張を繰り返すなどして3年間で約800万円の政務活動費を得ていた疑惑で揺れる兵庫県議会。7日の会派代表者会議で対応を協議したのだが、出てきた結論に驚いた。「説明責任を果たせないなら辞職しなさい」なんてユル〜イ内容だったからだ。
ウソをついて、数百万円もの公金をフトコロに入れていた疑いがあるのだ。県議会は偽証罪に問える「百条委員会」を設置し、公開の場で野々村県議をガンガン追及するべきだろう。
実は兵庫県議会で政務活動費の不正受給が問題になるのは今回が初めてではない。「市民オンブズマン兵庫」の調査では、04年度、県議23人が「車のリース代」として政活費(当時は政務調査費)を支出していたほか、「事務所の看板修繕費」「携帯電話使用料」「CATV・NHK受信料」などにも充てていたことが発覚。06年には「車のローン」で約110万円を支出していた県議が県警に書類送検されている。いわば「不正受給」の“常習議会”だ。それがまた性懲りもなく、同じ疑惑で大騒ぎになっているのだから、県議会は本気で反省していないか、有権者をバカにしているかのどちらかだろう。
■他県議に波及
実際、県議会の周辺からは、こんな声がささやかれているのだ。
「政活費の使い方について野々村議員に“手引き”した先輩議員がいるのではないか、と言われています。怪しい支出は初当選直後から始まっていますからね。議会事務局が厳しく指摘しなかったのも、締め付けすぎると野々村議員以外にも影響が及ぶ、との配慮があったからではないかとの声すら出ています」(兵庫県政担当記者)
野々村県議の選挙区、西宮市の市議で「市民オンブズ西宮」代表世話人の四津谷薫氏はこう言う。
「私は他の県議も五十歩百歩ではないかとみています。野々村議員は突出して不自然な支出だったために発覚しましたが、バレないようにやっている県議もいるのではないか。県議会の対応も、疑惑の目が自分たちに向くのを避けるために結論を急いだ、と受け取られても仕方ありませんよ。いま、他の県議の政活費について情報公開請求中ですが、少しでも不自然な支出があれば追及する考えです」
この際、兵庫県議会はワル議員を一掃した方がいい。
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