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このままでは11月のAPEC首脳会議は日中対決の場となる
http://bylines.news.yahoo.co.jp/amakinaoto/20140709-00037212/
2014年7月9日 8時27分 天木 直人 | 外交評論家
きょうの7月9日の午前5時前ごろに、読売テレビの「Oha4」というニュース番組が驚くべきニュース解説を流した。
すなわち安倍首相の豪州訪問に関して次のように報じたのだ。
安倍首相の精力的な外遊の目的は何か。それは日本の積極的平和外交への国際的理解を得るためだ。今度のオセアニア訪問もその一環だ。集団的自衛権行使容認についても米豪の理解を得られた。安倍積極的外遊の目的は中国包囲網を築くことで、その成果は11月のAPEC首脳会議の場で多くの国が日本を支持する事で結実するだろうと。
吉崎達彦という商社マン出身のエコノミストがご丁寧にそう解説していた。
いくら読売新聞が安倍首相を応援していると言っても、これはあまりに一方的で楽観的だ。
そう思いながら、私はハタと気付いて戦慄を覚えた。
こらは読売テレビの安倍応援のための御用番組ではない。
安倍首相は本気でそう思っているのだ。
安倍首相を支える外務官僚や側近政治家たちは本気でそう思っているのだ。
それを読売テレビが何の疑問も抱かずそのまま流しているのではないか。
そう思って、私は戦慄を覚えたのである。
もしそうであれば事態は深刻である。
私は繰り返し警鐘を鳴らして来た。
あらゆる公開情報が教えてくれている。
習近平主席は安倍首相の歴史認識を許さないと決めている、と。
だから安倍首相が中国包囲網を口にするたびに、習近平主席は安倍首相との対決姿勢をさらに強める、と。
そして11月のAPECに向けて習近平主席の対日批判はますます高まるだろう、と。
APEC首相会議の場での日中対決だけは避けなければいけない。
それを正面から唱える者が出てこないといけないのだ。
いま日本が直面する最大の外交危機は、目の前の日中関係の衝突を止められない事である。
本気で止めようとする者が、政治家にも官僚にも民間人にも、誰一人としていないことである。
これ以上の日本外交の危機はない(了)
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