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海江田氏(左)が次の幹事長に選ぶのは細野氏(右)か。クビを切られそうな大畠氏(中央)は複雑な表情…
民主・海江田代表、党分裂も覚悟の決断 起死回生の「細野幹事長」浮上
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140708/plt1407080830001-n1.htm
2014.07.08 夕刊フジ
★鈴木哲夫の核心リポート
民主党の海江田万里代表が、生き残りの秘策を準備しているという。自身の存在感の薄さをカバーできる、細野豪志衆院議員を幹事長に起用して、今月下旬の「総括の場」を乗り切ろうというのだ。党分裂も覚悟したという決断とは。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が緊急リポートする。
◇
「どちらにもいい顔をすれば中途半端になり、反発を買う。路線をハッキリさせるしかない。従わなければ『党を出てもらっていい』ぐらいの覚悟が見えない」
民主党の閣僚経験者は、海江田氏の過ちをこう指摘した。
民主党内は、保守色の強い野田佳彦元首相や前原誠司元外相らのグループと、リベラル色の強い旧社会党系(大畠章宏幹事長ら)や輿石東参院副議長らグループの、大きく2つに分かれる。
海江田氏はこれまで、リベラル系に足場を置きながら、保守系にも気を使って党運営を進めてきた。結果、集団的自衛権の行使容認などでも明確な方針を打ち出せず、党内のバラバラ感を露呈させてしまった。
党内に「海江田降ろし」の声がくすぶるなか、海江田氏は今月下旬、昨年夏の参院選から1年となる「総括の場」に臨むが、起死回生策として「人事断行」をブチ上げることを考えているという。
海江田氏の側近議員は「ズバリ、細野氏の幹事長起用です」と明かす。
細野氏は、参院選敗北の責任を取って幹事長を辞任した。その後、自身のグループを立ち上げ、「穏健保守」を主張して、民主党再生と野党再編に地道に活動することを表明している。
側近議員は「海江田氏は、民主党を政権交代前の『国家より国民』といったリベラル路線に戻すつもりだ。輿石氏や大畠氏にも相談しており、輿石さんはOKで、旧社会党系も了解していると聞いている」という。
つまり、リベラル勢力が結集して民主党主流派をつくり、党のカネや人事、政策などをすべて押さえる。旗頭はいまは海江田氏だが、いずれは細野氏にバトンタッチするという流れだ。
「この人事をやると、野田・前原グループらは完全に非主流派になる。かなりの反発も出るだろうが、党分裂も仕方ないということです。逆にそうしなければ、海江田氏は引きずり降ろされる」(側近議員)
民主党の純化は国民からも分かりやすく、野党再編の引き金にもなるが、野党全体の混乱に拍車をかける可能性もある。海江田氏の決断が注目される。
■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「最後の小沢一郎」(オークラ出版)、「政治報道のカラクリ」(イースト&プレス)」など多数。
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