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2014年07月08日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「1強多弱」、野党がバラバラな状況のなかで、ようやく2つの塊が出来上がりつつある。それは、自民党に近い「保守グループ」、その対極にある「リベラル・グループ」だ。政策的には、集団的自衛権行使容認「賛成派」と「反対派」は、まるで「水と油」のように最後のところで決して交われないことが、だんだんと鮮明になってきている。
野党第1党の民主党は、野党に転落させたいわゆる「戦犯6人組」(岡田克也元副総理、玄葉光一郎元外相、野田佳彦前首相、前原誠司元代表、枝野幸男元経済産業相、安住淳元財務相)らが「保守グループ」、対する海江田万里代表、大畠章宏幹事長(旧民主党系)、輿石東副議長(旧社民党系)の2大グループが「水と油」の間柄だ。
海江田万里代表は、両グループを何とかまとめようと頑張ってきた。だが、いくらリーダーシップを発揮しようとしても、「水と油」が交わるのは、もはやムリだと悟り、覚悟を決めたという。覚悟とは、どんな覚悟か?
それは「党の分裂を恐れない」というものだ。海江田万里代表は、「保守グループ」を追放する覚悟を決めている。だが、そのために「リベラル勢力を結集して主流派となし、党の金庫のカネを押さえて、人事権を握る」作戦に乗り出している。何と言っても、「代表ポスト」は、死守しなくてはならない。
海江田万里代表は、この作戦を成功させる秘策として「細野豪志前幹事長」を幹事長に復帰させる。大畠章宏幹事長は、内心忸怩たるものがありながら、この作戦に一応同意しているという。民主党が分裂して、数は減っても、「団結力」を強化すれば、次の展開がやりやすくなる。
◆その大畠章宏幹事長は7月4日、生活の党の鈴木克昌、社民党の又市征治両幹事長と国会内で相次いで会談した。目的は、2015年春の統一地方選と次期総選挙に向けて選挙協力することだ。いまの「多弱」のままだと、野党候補は、乱立状態のなかで、間違いなく共倒れしてしまう。これを防ぐため、地方議会選挙で、定数3以下の選挙区を対象に協議に入ることにした。
次に、民主、生活両党の幹事長・国対委員長が7月4日、国会内で会談した結果、民主党の海江田万里代表と生活の小沢一郎代表が、党首会談することで一致した。統一地方選挙に向けて野党協力協議を行うのに、小沢一郎代表を除け者にするのはおかしい。
しかし、民主党内には、集団離党した小沢一郎代表に対する「アレルギー」が依然として残っている。とくに「保守グループ」に根強い。
海江田万里代表は、小沢一郎代表との党首会談を通じて、「保守グループ」を党外に追い出すつもりなのだ。
◆小沢一郎代表は、統一地方選挙、総選挙に向けて、「非自民」を旗印に掲げ、「オリーブの木」に加わる勢力を結集しようとしている。しかし、「リベラル・グループ」色がはっきりしているこのオリーブの木に「自民党色」の強い「保守グループ」が結集してくるはずはない。こうして、だんだんと2大勢力が形成されていくことになる。
小沢一郎代表は、民主党を結党させた世界のロイヤル・ファミリーから「世界のリーダー」として大きな期待を寄せられており、「オリーブの木」を「民主党」として1つにまとめて、政権取りに再挑戦し、「小沢一郎政権」を樹立する覚悟を決めている。その「オリーブの木」作戦が動き始めたのだ。
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