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中韓接近という大事から逃げる日本の外交放棄
http://bylines.news.yahoo.co.jp/amakinaoto/20140706-00037124/
2014年7月6日 9時37分 天木 直人 | 外交評論家
外交の常識からはおよそ考えられない本末転倒の外交がまかり通っている。
それは中国と韓国が急接近しているという外交の一大変化を前にして、安倍首相はなすすべなく、それどころかきょうからオセアニアに出
かけて、豪州などと「準同盟国」づくりに励むと言う。
そうして中国包囲網を強化するという。
これほど間違った外交はない。
すべては安倍政権の間違った歴史認識とそれに基づいた外交姿勢のせいである。
日本の首相が優先すべきは米国、中国、韓国との関係強化である。
これに異論を唱える日本人はいないはずだ。
しかし安倍首相の歴史認識は中国と韓国との関係を損ね、両国との首脳会談が出来ないままだ。
そしてその事が日米関係までも歪めている。
日米韓の同盟を強化して中国をけん制するのが米国のアジア政策だ。
しかしその場合でも、あくまでも中国への牽制であり、中国との敵対ではない。
中国との関係を敵対的にしないためにも日本と中国・韓国との関係改善を米国は望み、それを繰り返し安倍首相に伝えて来た。
安倍首相が日米同盟を重視するなら、安倍首相は、真っ先に中国や韓国を訪問し、首脳会談ができるように努力すべきなのである。
これは私一人が言っているのではない。
中韓首脳会談を日本は傍観したままではいけないと7月5日の朝日は社説で書き、日中のはざまでそれぞれと距離を保ってきた韓国を、ここに来て一気に中国寄りにした事実は重いと7月6日の日経「風見鶏」は書いている。
北朝鮮との関係もそうだ。
良きにつけ悪しきにつけ、北朝鮮との利害関係が最も大きいのは米国であり中国であり韓国だ。
こらら三カ国との連携なく日本が単独で制裁緩和に踏み切ることは、いくら拉致問題の解決を急ぐといってもそれは邪道だ。
しかも、拉致問題の全面解決の保証はどこにもない。
今の安倍外交が正しいと思っている者は、中国、韓国嫌いの一部の者を除いて、まともな日本国民の中にはいないだろう。
それでも誰もそんな安倍外交を間違いだと言う者はいない。
そうして、どんどんと日本の国益が損なわれるのだ。
おそらく11月の北京APECと来年の対日勝利70年を控えて、このままでは日本はますます窮地に追い込まれることになる。
その前に安倍首相が対中、対韓国政策を改めるか、安倍政権が交代しなければ、日本に未来はない。
この自明なことをなせ誰も誰も言い出さないのか。
安倍政権の内部からそういう声が聞こえてくるようでなければいけないのである(了)
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