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日本政治史に残る号泣記者会見で全国区となった野々村氏。ニックネームは「ののちゃん県議」だ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140703/plt1407031532004-n1.htm
2014.07.03
1年間に計195回の日帰り出張をしたとして、政務活動費から交通費約300万円を支出していたことが明らかになった兵庫県議の野々村竜太郎議員(47)。不自然な支出についての釈明会見で、号泣しながら潔白を訴える姿がテレビ報道され、一躍「時の人」となった。尋常ではない泣きっぷりを全国発信した野々村氏とはどんな人物なのか。
野々村氏は2013年度に政務活動費から切符代として約300万円を支出していたと収支報告していた。目的地は兵庫県豊岡市のJR城崎温泉駅に106回、同県佐用町に62回、福岡市に16回、東京都に11回。議会登庁日を除くと、毎日のように日帰り出張していた計算になる。
ただ、収支報告書には領収書や活動内容の記載はなく、11、12年度分にも計約500万円の同様の支出があったという。
地元紙の報道を受けて神戸市で1日開いた会見では、報道陣に「平常心を持って質問してほしい」と牽制したうえで、「精力的な議員活動の結果。嘘はない」と明言。訪問先については「公表しないという前提で政策教授や意見交換をしてもらっている」と説明を拒否。政務活動費についても「議員という大きなくくりの中ではごくごく小さいもの」と開き直ってみせた。
当初は報道陣の質問をかわしていた野々村氏だったが、会見は3時間にもおよび、厳しさを増す報道陣の質問に答えに詰まるようになった。
そして突然、「この日本…世の中を変えたい!」「高齢化問題はわが県のみならず、日本人の問題じゃないですか!?」などと泣きわめきながら、質問した記者を名指しし「あなたにはわからないでしょうね」と涙をぬぐった。
取材した全国紙記者は「突然『アー』や『ウー』という言葉を繰り返し、泣き出した。ここまで感情的な人だとは思っていなかったので、出席していた記者たちもあぜんとなった」と振り返る。
尋常ではない泣きっぷりを見せた野々村氏。どのような人物なのか。兵庫県議会のホームページなどによると、橋下徹大阪市長と同じ名門、大阪府立北野高校出身で、1992年、関西大法学部を卒業後、兵庫県川西市職員になった。
その後、2010年の同県西宮市長選など4度にわたり、選挙に立候補するも落選。出馬5回目となった11年の県議選(西宮選挙区)に立候補し、初当選した。未婚でツイッターなどで結婚願望をもらす一面も。
「県議選では当時、絶大な支持を集めていた大阪維新の会に乗っかり、無関係の『西宮維新の会』の役員を名乗って出馬しました。公約では県の不正経理問題の追及を掲げ、ブログでも『常識を逸脱した愚行』などと批判を展開していました」(兵庫県政関係者)
ある県議によると、当選後、常任委員会のポストをめぐって先輩議員と対立。結局、議会運営委員会の采配で希望は通らず、先輩議員に「この恨みは一生忘れない」との脅迫めいたメールを送り付けた後はあいさつも交わしていないという。
「当初は議会の質問で自分のことを『野々村議員は』と呼び、議員の中では『少し変わった人が来たね』と話題になった。気分の浮き沈みが激しく、職員に激しい口調で問い詰めることもあり、被害者は多いようです」(前出の県議)
会見終盤には「自分が感情的になって申し訳ない」と謝罪し、ついに「常識とかけ離れているとの指摘ならば、大人として折り合いを付けざるを得ない」と報告書の訂正や返納を検討する意向を示した野々村氏。号泣会見のツケは大きい。
◇
日本大芸術学部の佐藤綾子教授(パフォーマンス心理学)は、野々村氏の号泣会見について「激高型の性格で、正当性を主張する際、眉間にしわを寄せて眉をつり上げる表情が目立った」と指摘し、作者偽装で問題となった佐村河内守氏との類似性を挙げた。
一方で「佐村河内氏は目を見開き、自分の正しさを怒りで表現していたが、野々村氏は目をつむり続けており、隠し事をしている際の典型的な特徴が見られた」との相違点も強調。「口元が締まらず、短時間で『えー』などと60回以上繰り返しており、決断力や自信のなさ、個人として会見に臨まざるを得ない心細さをうかがわせていた」と分析した。
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