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中・韓よりも北朝鮮との関係を重視する安倍政権の本末転倒
http://bylines.news.yahoo.co.jp/amakinaoto/20140702-00037001/
2014年7月2日 8時21分 天木 直人 | 外交評論家
解釈改憲のドサクサに隠れて行われている北朝鮮との局長級協議ほど不透明なものはない。
なぜ不透明か。
それは5月末のストックホルムでの協議でばれたように、制裁解除ありきで北朝鮮と密約していたにも拘わらず、まだ国民の目を欺いているからだ。
拉致被害差は家族の願いにも拘わらず、一部のあらたな邦人の救出と引き換えに拉致問題の解決に幕引きしようとしているからだ。
その証拠を発売中の週刊ポスト7月11日号が書いている。
すなわち週刊ポストは7月4日号(6月23日発売)で朝鮮総連の本部ビルを継続使用させることで日朝間の合意があったとすっぱ抜いた。
それを見た官邸が「どこからその情報をつかんだ」と大慌てしたというのだ。
しかし、週刊ポストが書くまでもなく、すでに北朝鮮に対する制裁の一部緩和は決定済みだ。
今度の日朝協議を報じる各紙は一斉に書いている。
日本は制裁の一部緩和を検討してると。
これを要するに、政府はそのことをすでにメディアに流しているということだ。
メディアに流し、そうメディアに書かせて世論をそういう方向に誘導しているのである。
その一方で、メディアはしきりに書き立てる。
中国の習近平と韓国の朴大統領は協力して北朝鮮に対し厳しい姿勢で
臨んでいる、と。
それを見た北朝鮮は安倍首相の日本にすがって来たのだ、安倍首相の外交的勝利だ、と書き立てる。
挙句の果てに、安倍首相は習近平主席や朴クネ大統領との関係よりも、金正恩総書記との関係の方が親和的だと。
冗談ではない。
そんな日本外交などあり得ないこことだ。
日本外交は米中韓国との関係を重視して来た。
それは当然だ。
北朝鮮との関係も、常に六か国協議の枠組みの中で行うことを最優先してきた。
ところが、ここに来て、米国や中国や韓国の不信を買ってまで、金正恩の北朝鮮との関係改善に熱を入れている。
拉致問題で協力的になるなら、ミサイル発射でも制裁解除は行うと言う。
こんな本末転倒な日本外交がかつてあっただろうか。
安倍首相の外交は、とんでもない迷走外交になりつつある。
安倍首相の言いなりになる外務省は、外務省の伝統を捨て去った子供の使い走り集団に成り下がっている。
斎木次官も谷内正太郎NSC事務局長も、頭を冷やしてよく考えろ(了)
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