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2014年6月29日 くろねこの短語
集団的自衛権行使に地方議会の反乱。それに対して、「日本人であれば、慎重に勉強してほしい」(高村正彦)だと。ちゃんとした日本語で説明できないくせに、反対するの非国民てことか!?
林隆三に次いで、斎藤晴彦が亡くなった。路上で倒れていたとも伝えられているけれど、何があったのだろう。その昔、ラジオ・ドラマでご一緒したことがあったりもして、なんか近いところで芝居してたひとたちがどんどん亡くなっていくのやっぱり寂しい・・・。晴さん、安らかに。
でもって、憎まれっ子だけが世に憚ることになるんだが、そんな奴等が企んでいる集団的自衛権行使について、数多くの地方議会で反対の意見書が可決されている。でも、このことってマスメディア、特にTVはほとんど報道してません。新聞でも東京新聞が頑張ってくるくらいで、その東京新聞の朝刊によれば、「今月だけで少なくとも百二十超の議会に上り、これまでに可決済みは百九十(二十八日時点)となった」ってね。
で、ここが肝心なんだけど、では賛成する自治体ってあるのかと言えば、これがなんと「全国千七百八十八の自治体で政府方針を支持する意見書は一つもない」ってんだから、いかにレレレのシンゾー一派が集団的自衛権行使で言葉のまやかしを繰り広げようと、衣の下の鎧にみんな薄々感づいてるってことなのかも。ていうより、もし戦争なんてことになったら、地方の疲弊したソン(=村)から多くの若者が兵隊として駆り出されるのは明らかなことで、そんないつか来た道への潜在的な警戒心ってのがあるんでしょうね。
こうした地方自治体の動きについて、オニギリ顔の高村君は、「地方議会も日本人であれば、慎重に勉強してほしい」だと。こういう言い草の行き着く先には「非国民」って言葉が仄見えてくる。こんなアナクロなことほざく前に、誰もがうなづける論理で、しっかりとした日本語使って集団的自衛権行使の正当性(そんなのがあればの話だが)を説明するのが政治家の役割だろうに。
・地方190議会批判 集団的自衛権 広がる「反対」「慎重に」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014062990070852.html
作家の赤坂真理氏が、東京新聞のインタビューに答えて、レレレのシンゾーの集団的自衛権講師の屁理屈というのはわかりやすく言えば、「従来は、国のあり方を定めている憲法で、自衛隊は『自国が攻撃された時の自衛のみ』と決められていた。が、このたび、同盟国アメリカの意向と世界情勢とを受け、『同盟国に危機があり、日本に軍事要請があったときには、同盟国と共に戦う』と憲法の解釈を変えたいと、安倍内閣は思っている」「なお、この話し合いは、内閣のメンバーのみで行い、意思決定する」ってことなんだと語っている。で、こう言われれば、「本当に憲法が自分の血肉であるとか、国家の根幹であると国民が感じていれば、国民の声を聞くことなく、時の内閣の閣議決定だけで憲法の解釈を変えていいのかという話になる。どっちの方向にいくという立場とは別に、そこだけは反対できるはず」とも語っているんだが、もう、おっしゃる通りです。昨日のエントリーでも書いた、「集団的自衛権行使容認の是非といち内閣が解釈改憲することの是非というのは別の議論」というのは、つまりそういうことです。
ちょっと長い引用してしまったけど、わかりやすく説明しようという謙虚な気持ちがあれば、オニキリ顔の高村君のような「地方議会も日本人であれば、慎重に勉強してほしい」なんて下衆な発言は、口が裂けても出てきやしません。
にしても、地歩方議会における反乱を、マスメディアがまったく無視しているってのは合点がいきませんね。おそらく、わかっていてスルーしてるに決まってます。ナンミョー党の遮光器土偶・北側君が、実は高村試案の提案者だったっていう西日本新聞のスクープを、一部の新聞・TVを除いては歯牙にもない振りしてるのと同じ構図です。前述した赤坂真理氏は、「憲法は『お上』から来るのものという意識が、染み付いてしまっている。国民は、もっと騒ぐべきです」とインタビューを締めくくっているが、国民はもちろんだが、それをさらに大きな声にするためには、マスメディアこそがもっと騒ぐべきだと我が家のドラ猫に囁いてみる日曜の朝であった。
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