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http://mewrun7.exblog.jp/22151163/
2014-06-28 01:47
先週、『世界が称賛する日本人の美徳「礼節、調和、平和主義」+地方から解釈改憲反対の動きhttp://mewrun7.exblog.jp/22124183/』記事をアップ。
この中で、mewは地方の自治体や議会から解釈改憲に反対する声がどんどん上がることを期待するという話を書いたのだが・・・。
安倍政権が、来月初めにも集団的自衛権の行使の解釈改憲を実行に移そうとしている中、何と昨日までで、全国139の地方議会で、解釈改憲に反対or慎重審議を求める意見書が可決されたという報道記事が毎日新聞に載っていた。(**)
<記事は後掲・139の県&市町村議会のリスト付き。>
これらの地方議会の中には、自民党の議員が主導して、意見書を提出した例もある。(・・)
上のリンク記事でも紹介したように、岐阜県では、自民党の岐阜県連が県内の市町村議会に、意見書の採択を呼びかけて、既に県議会や8つの市議会で可決をしているし。
また、『野次問題の幕引きに必死の自民、捏造説に注意+空しかった沖縄慰霊の日http://mewrun7.exblog.jp/22139530/』に記したように、沖縄県の那覇市議会でも、自民党議員が主導する形で、「解釈改憲を強引に推し進める安倍内閣に強く抗議する」という内容の意見書を可決している。(・・)
実のところ、共産党や社民党などが地方議会に意見書を提出したものの、議会で多数を占める自民党(+公明党)が反対したため、否決されてしまった例もかなりあるだが。
中には、自民党や公明党の議員が、社共などが提出した意見書に賛成したため、可決した例も少なからずある。(**)
<東北の地方議会の中には、震災の救助や復興でお世話になった自衛隊の人たちに血を流させたくないという思いで、意見書の可決に応じた与党議員もいたとか。>
そうなのだ。国政レベルでもそうなのだけど。公明党はもちろん、本当は自民党の議員の中にも、安倍首相の強引な解釈改憲のやり方に疑問を呈している人がいるのである。(++)
でも、安倍首相&自民党幹部は、地方支部や議員の声をきく機会など設ける気はないし。党内の国会議員でさえ意見を言う場が与えられていないわけで。
世論調査の結果を見ても、集団的自衛権の行使は必要だと考えている人も含めて、「もっと慎重に議論をして欲しい」「拙速な解釈改憲はすべきではない」「本当なら憲法改正をすべきだ」というのが、国民の大多数の率直な意見、偽らざる声だと思うのだけど。
残念ながら、国政の場では、その国民の声が全くと言っていいほど、反映されないような状態になっているのが実情だ。(~_~;)
正直を言えば、できるなら、もっと早い時期から、も〜っと多くの地方議会が動いたり、全国各地で国民世論を喚起したりしてくれれば、安倍官邸の暴挙を食いめられたかも知れない・・・という思いもあるのだけど。
でも、今からでも決して遅くはないので、何とか国民の声を国政に届けるために、来週からも全国の地方議会で、この動きを広めて行って欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
<もし残念ながら解釈改憲が閣議決定されることになっても、全国に慎重派の議員や国民が多ければ、秋の臨時国会で法律(改正案含む)を作る際に、厳格な制限を設けて、歯止めをかけやすくなるので。(・・)>
* * * * *
それでは、毎日新聞6月27日の記事を。
『集団的自衛権>地方の反発拡大…139議会が意見書
政府が1日にも閣議決定する集団的自衛権の行使容認をめぐり、政府に批判的な意見書を可決した地方議会が27日現在、全国で少なくとも139議会に上ることが、毎日新聞の調べで分かった。共産党が提案した意見書案に国政与党の自民、公明党が同調するケースや全会一致のケースもあり、安倍政権への批判や懸念が各地で党派や会派を超えて広がっている。【山田奈緒、道永竜命、村上尊一】
◇自民有志、相乗りも
「一内閣の考えだけで憲法解釈を変更することは、近代立憲主義の根本を破壊する暴挙であり、断じて認めることはできない」
青森市議会(定数41)で可決され、24日付で安倍晋三首相らに提出された意見書だ。集団的自衛権へ突き進む政府を厳しく批判している。提案者は少数会派の社民、共産両党(計12人)。自民党系の2会派(計18人)はこの意見書案に反対する方針を取ったが、3人はこれに従わず、賛成多数で可決された。
「戦時中、おやじは特攻隊に取られ、出撃寸前で敗戦を迎えたんです」。自民系で賛成に回った山本治男市議(57)は、幼いころから父の戦争体験を聞いて育った。のちに米国に留学。学生時代の5年間を過ごしたモンタナ州グレートフォールズに空軍基地があり、ベトナム戦争で心身共に傷ついた帰還兵を多数目にしていた。
「戦争に反対するから(意見書に)賛成した。共産だろうが社民だろうが関係ない」。主張は明快だ。「戦争で(同盟国に)物資の支援はすべきだが、戦地へ人を送ることには慎重であるべきだ。安倍さんはなぜ、こんなに事を急ぐのか」
岐阜県議会(定数46)も24日、意見書を可決した。文案をまとめたのは、自民党岐阜県連だ。猫田孝県連幹事長は「幅広い政党間の打ち合わせや国会の議論がまったくなく、我々地方についても説明も何もない」と政権を批判する。
岐阜県は党員数全国4位の「自民王国」で県連が党本部に異を唱えることができる。だが、来春の県議選をにらみ、公明党への配慮もある。
今年3月に意見書を可決した大阪府吹田市議会(定数36)。共産(8人)の単独提案に、公明(7人)などが賛成し、自民などは反対した。文面は共産が作成し、公明の意向を受け入れ、安倍内閣を名指しで批判したり、日米安保体制を否定したりする文言を削除した。
公明の小北一美幹事長は「武力行使を容認する憲法解釈や改憲に反対との趣旨に賛同した」と振り返る。
意見書は首相や衆参議長らにあてられ、内容は、慎重な審議を求めるものや、容認の根拠とする憲法解釈の変更に反対するもの、容認自体に反対するものなど。衆議院には26日現在112通が提出された。法的拘束力はないが、衆議院事務局によると、国の外交・安保政策について地方議会からこれほどの意見書が出されるのは異例だという。地方議会は、東京の特別区も含め全国に1788ある。
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◇集団的自衛権を巡り政府に批判的な意見書を可決した地方議会◇
<北海道>札幌市▽芦別市▽小樽市▽士別市▽留萌市▽奈井江町▽仁木町▽本別町▽斜里町▽上川町▽森町▽南幌町▽日高町▽八雲町▽広尾町▽江差町▽池田町▽洞爺湖町▽余市町▽津別町▽北竜町▽中川町▽新得町▽小清水町▽中札内村▽更別村▽占冠村▽音威子府村
<青森県>青森市
<岩手県>遠野市▽花巻市▽宮古市▽奥州市▽二戸市▽一関市▽軽米町
<福島県>南相馬市▽石川町▽三春町
<茨城県>取手市▽美浦村
<埼玉県>越谷市▽鳩山町▽宮代町▽ときがわ町
<東京都>小金井市
<神奈川県>藤沢市▽大和市▽座間市▽葉山町▽大磯町
<新潟県>五泉市▽阿賀野市▽湯沢町
<山梨県>甲府市▽市川三郷町
<長野県>県▽長野市▽佐久市▽中野市▽千曲市▽富士見町▽小布施町▽南木曽町▽飯綱町▽下諏訪町▽飯島町▽松川町▽上松町▽木曽町▽山ノ内町▽坂城町▽小海町▽長和町▽辰野町▽高森町▽泰阜村▽木祖村▽中川村▽大桑村▽生坂村▽山形村▽筑北村▽松川村▽野沢温泉村▽阿智村▽豊丘村▽南箕輪村▽青木村▽大鹿村▽喬木村▽宮田村▽下条村
<岐阜県>県▽山県市▽可児市▽関市▽羽島市▽瑞穂市▽本巣市▽白川町▽岐南町
<愛知県>大府市▽岩倉市▽扶桑町▽武豊町▽大口町
<三重県>桑名市▽川越町▽大台町
<滋賀県>大津市▽湖南市▽守山市▽米原市
<京都府>向日市▽長岡京市
<大阪府>吹田市
<兵庫県>加古川市▽香美町
<奈良県>川西町
<鳥取県>湯梨浜町
<広島県>庄原市
<高知県>土佐市▽香南市▽田野町▽本山町▽四万十町▽いの町
<福岡県>大牟田市▽太宰府市▽中間市▽苅田町▽宇美町
<佐賀県>大町町
<長崎県>長与町
<沖縄>那覇市▽名護市▽読谷村▽北中城村
* * * * *
<残念ながら、mewが住む地域の議会は、はいっていなかったですぅ。 (ノ_-。) お、美浦がはいっている。(・・) 栗東はどうするのかな〜?(@@)wakaru hito niwa wakaru>
そして、上記の139の市町村議会に、心から大きな拍手を送りたいと思うmewなのだった。(^^)// big hand
THANKS
* * * * *
ここから追記部分
岐阜県や那覇市の議会で、自民党が主導して、解釈改憲に慎重な議論を求める意見書を可決したことに高村副総裁がムカついたようで。「地方議会も日本人であれば慎重に勉強してもらいたい」と批判を行なったという。(@@)
『「地方議会であっても、日本人であれば慎重に勉強してもらいたい」
自民党の高村正彦副総裁は27日の記者会見で、岐阜県議会と那覇市議会で自民党議員が集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更を批判する意見書を提出、可決されたことを批判した。
高村氏は「いまだかつて一つの閣議決定に当たり、これだけ慎重にやったことは私の経験では知らない」と強調。さらに「自国の存立を全うするため必要な自衛の措置をとることを憲法は禁じていない」とした昭和47年の自衛権に関する政府見解に言及し、「この見解を出したときも与党の事前了承はなかった」と述べ、丁寧な議論を積み重ねているとアピールした。
岐阜県議会は24日、「慎重な検討を求める」意見書を、那覇市議会は20日に「安倍内閣への抗議」の意見書をそれぞれ可決した。(産経14年6月28日)』
高村氏の発言には、地方軽視ではないかという疑問や批判が呈されているようなのだが。菅官房長官は、高村副総裁を擁護したという。
『菅義偉官房長官は27日の記者会見で、安倍政権が目指す集団的自衛権行使を可能とする閣議決定に慎重な対応などを求めた岐阜県議会や那覇市議会に「勉強してほしい」と反論した自民党の高村正彦副総裁を擁護した。「地方軽視ではない。衆院選、参院選の選挙公約で集団的自衛権の行使を掲げて戦ってきた」と述べた。
閣議決定を経て関連法案を作成することに触れ「丁寧に国民の皆さんや国会に説明する機会がこれからある。理解は得られる」と強調した。(産経14年6月27日)』
この高村副総裁の上から目線的&高圧的な批判&「日本人なら」の表現は、地方議員から反感を買いそうな感じも。
そして、ふと、もしかしたら高村副総裁は、解釈改憲に反対、慎重な国民に対しても「日本人なら勉強しろ」「反対するやつは、本当の日本人じゃない」と思っているのかも知れないな〜と思ったりもするmewなのだった。(@@)
THANKS
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