http://www.asyura2.com/14/senkyo167/msg/541.html
Tweet |
全て手作業で行うか、自動選別機+自動計数機+手作業で行うか、投票手段にネット経由を含めるかなどなど、どのような方法をとるにしても、言うまでもないことであるが開票作業で正しい結果とならない可能性を完全には排除できない。
今回の高松市選管の開票作業で起きた、自民党の衛藤晟一(せいいち)首相補佐官の得票が0票だったという「異常事態」は、まだそれが周知の事実となっていない時点において、開票作業で投票者数と票の合計が食い違うという矛盾を引き起こした可能性が高い。そのため、得票計算係の責任者は集計入力が済んでいる白票を、事情を知らない集計入力担当者に手渡して再度集計、入力させるなどして白紙投票を約300票増加させた、とされる。
おそらく、自民党・衛藤晟一首相補佐官への投票分、約300票がまるまる集計対象から漏れたと考えられる。衛藤氏は07年参院選で432票を得ていた。衛藤氏は毎日新聞の取材に対し、「選挙の信頼性を失わせるようなことで信じられない。(得票ゼロと)連動するのか分からないが、有権者の気持ちを踏みにじった行為で許せない」と話している。
高松市選管での開票作業は次の手順で行われる。
分類機で分けられた投票用紙は、各候補者別の棚に仕分けされる。ここで文字などを判読できない用紙や、白票の用紙はそれぞれ指定された棚に分類される。棚に分類された用紙は職員が候補者別の籠に入れ、「審査係」の職員が用紙を1枚1枚確認して別の籠に移し入れる。その後、票数を数える計数機を通った用紙の束は「得票計算係」に回り、担当職員が票数をパソコンへ入力する。市選管によると、この入力作業の段階で既に、衛藤氏の得票はなかったという。
開票作業で投票者数と票の合計が食い違うこととなった原因には次の3つが考えられる。
1.分類機で分ける際に、何らかの理由で自民党・後藤氏の用紙すべてが本来の仕分け先に分類されず、その用紙は行方不明となった。
2.棚に分類された用紙を職員が候補者別の籠に入れる際、自民党・後藤氏の棚の用紙すべてが何らかの理由で後藤氏の籠に入れられず、その用紙は行方不明となった。
3.「審査係」の職員が用紙を1枚1枚確認して別の籠に移し入れる際、自民党・後藤氏の籠の用紙すべてが何らかの理由で後藤氏用の別の籠に入れられず、その用紙は行方不明となった。
4.票数を数える計数機を使用する際、自民党・後藤氏の用紙すべてが何らかの理由で計数機にかけられなかった。
今回逮捕された容疑者は、開票作業で投票者数と票の合計が食い違うこととなり、約30分かけて調べても原因が分からずに窮余の策として白票のバーコードを付け替えて再度集計させ、帳尻合わせをしたものと思われる。
---
昨年7月の参院選で、票を不正に集計したとして高松市選管の前事務局長、山地利文容疑者(59)ら3人が逮捕されたことを受け、市選管の綾野和男委員長(74)らは25日夜、高松市役所で会見を開き、「選挙に関する信頼を大きく失墜させた。市民、関係者に深くおわび申し上げたい」と謝罪した。大西秀人市長は報道陣に対し、「市の内部調査で本人たちは否定していたので、容疑が本当であれば極めて残念だ。捜査の行方を見守り、厳正に対処したい」と述べ、頭を下げた。
午後7時、会見が始まると、綾野委員長らは謝罪し、数十秒間、深々と頭を下げた。選管によると、昨年7月の開票当日夜、投票総数と、有効票と無効票の合計数が合わない事態が発生。「数え直したら合った」ため、予定時刻より40分遅れて集計を終了させたという。得票計算の責任者だった大嶋康民(60)、山下光(56)の両容疑者が数え直しの指示を行う立場だったという。
関係者によると、投票用紙に付けるバーコードを付け替えることで、票を二重にカウントすることができたという。バーコードは大嶋、山下容疑者の近くにあったという。
また同市によると、8月に「開票作業で複数回の票の計算が行われたのではないか」という趣旨の匿名の通報があった。山地容疑者を除く関係者に事情を聞いたが、事実は確認できなかったという。【伊藤遥、深尾昭寛】
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140626ddlk37040631000c.html
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK167掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。