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2014年06月26日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆民主党(海江田万里代表)は6月24日午前、党本部で衆参両院の国会議員による両院議員総会を開いた。しかし、深刻な支持率低下に悩み、党の再生に向けて議員総会を開いたはずなのに、出席した議員の間からは海江田万里代表に総括を求める厳しい声ばかりが相次いだ、批判している側、そのなかでも民主党を野党に転落させたいわゆる「戦犯6人組」(岡田克也元副総理、玄葉光一郎元外相、野田佳彦前首相、前原誠司元代表、枝野幸男元経済産業相、安住淳元財務相)が、失われた国民の信頼を回復するのにどう反省し、どんな努力をしたのかを少しも語らず、「海江田万里代表を引き摺り下ろすのが目的の代表選前倒し」を求める卑しい野心のみが露わになっている。
◆日本はいま、歴史的な大転換期を迎えている。文字通り「日本の危機」である。戦後、「戦争永久放棄」「戦力不保持」を明記した日本国憲法の下で、「専守防衛」に専念してきたのに、安倍晋三首相は、「必要最小限度」という枠を設けつつも、海外での戦争に道を開く「安全保障政策」の大転換を図ろうと積極的、かつ意欲的な姿勢を示したのである。これは、明らかに世界のロイヤルファミリーの意向に反するどころか、真っ向から対立する。
このなかで新しい大勢力が形成されつつあり、既存の大勢力(旧勢力)に対抗しようとしている。新しい大勢力と既存の大勢力(旧勢力)の対立軸は、それは、以下のようにまとめることができる。
世界統治観=国連中心の平和と秩序維持(国連平和維持軍)VS米英の多国籍派(多国籍軍)
文明史観=原発ゼロVS原発推進
□生活観=国民の生活が第一VS企業利益優先
世界のロイヤルファミリーは、「国連中心の平和と秩序維持(国連平和維持軍)」「原発ゼロ」「国民の生活が第一」を柱とする政策の実現を目指している。
◆これの対立軸構図について、海江田万里代表は、一体、どちらを選んでいるのか。つまり、これからどちらの道を選んで、民主党を率いて行こうとしているのか。
毎日新聞は6月17日午後7時45分、「海江田民主代表:石原新党の平沼暫定代表と会談」
という見出しをつけて、以下のように配信している。
「民主党の海江田万里代表は17日、日本維新の会の石原慎太郎共同代表による新党の暫定代表となった平沼赳夫元経済産業相と東京都内で会談した。平沼氏は、石原新党と安倍政権との距離感について『是々非々だ』と説明。両党は、将来的な国政選挙での協力、地方分権や行政改革などの分野で連携を深めることで一致した」
この動きを見る限り、海江田万里代表が、「自民党より右」の保守勢力=「既存の大勢力(旧勢力)より右」に同調しているように見えるので、世界のロイヤルファミリーが目指している「国連中心の平和と秩序維持(国連平和維持軍)」「原発ゼロ」「国民の生活が第一」を柱とする政策を実現しようとしているとは思えない。
これでは「非自民」勢力を結集することは難しい。問題は、世界のロイヤルファミリーが「世界の指導者」として期待している小沢一郎代表との関係がどうなっているのか不明であることである。
しかし、海江田万里代表が、代表を引き摺り下ろされないで生き延びるには、「非自民」勢力を結集するため、「戦犯6人組」と決別し、民主党を分裂させることが先決である。
【参考引用】TBSNEWSが6月24日午前11時20分、民主党総会、海江田代表に『総括』要求続出」というタイトルをつけて、以下のように報じた。
深刻な支持率低下に悩む民主党が、党の再生に向けて議員総会を開きました。議員の間からは海江田代表に総括を求める厳しい声が相次ぎました。民主党は24日午前、党本部で衆参両院の国会議員による両院議員総会を開きました。
「党首会談をやりました。みんなの党、結いの党、維新の会は、再編の過程にあります。この再編の過程を見守りながら、新しい形ができたところで、また再び、党首の会談を続けていきたいと」(民主党 海江田万里 代表)
海江田代表は去年7月、1年間で目に見える成果を出せなければ代表を辞任する考えを表明していますが、24日は自らの進退には触れませんでした。代わりに成果として、国会の最終盤に行った野党各党との党首会談や石原環境大臣への不信任決議案を提出したことなどを強調しましたが、議員からは総括を求める声が相次ぎました。
「これから民主党は来年の統一地方選挙。いつあってもおかしくない総選挙に向けて、党勢拡大・縮小を目指していくのか」(民主党 蓮舫 参議院議員)「代表選を行うことも含めてお考えいただきたい」(民主党 大串博志 衆議院議員)
海江田代表は、1か月後に再び議員を集めて1年間の活動を総括したいと理解を求め24日の所は終了しましたが、党内の火種は依然くすぶったままです。
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