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パソナ竹中会長が講演 新成長戦略は「私たちの業務につながる」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151337
2014年6月26日 日刊ゲンダイ
新成長戦略をアピールする安倍首相(左はパソナ竹中会長と南部代表)/(C)日刊ゲンダイ
発表前日の社員向け講演会で
パソナ経営陣のニンマリする顔が浮かんでくるようだ。
政府は24日、産業競争力会議で「骨太の方針」と「新成長戦略」を取りまとめ、臨時閣議で決定した。それを受け、安倍首相は会見で「成長戦略を大胆にパワーアップした」とアピールしたが、額面通り信じてはいけない。その中身は、産業競争力会議メンバーの竹中平蔵氏(63)が会長を務める人材派遣パソナグループにとって“おいしいメニュー”がズラリだからだ。
ここに、とんでもない事実がある。竹中氏ら産業競争力会議が新成長戦略を取りまとめた前日の23日、東京・文京区の文京シビックホールでパソナ社員向け講演会が行われた。竹中会長や南部靖之代表(62)も出席していたが、日刊ゲンダイが入手した講演会の録音テープには、耳を疑いたくなるような音声が記録されていた。講演に立った竹中氏が、新成長戦略のラインアップについて長々と語り、「私たちの業務につながる」と社員をこう鼓舞していたのだ。
「今までのような時間を計る労働だけでなく、成果で測る労働というのがだんだん可能になってきて、(国家戦略)特区の中では、家事とか介護とかに外国人労働を積極的に適用するということが可能になります。これは私たちの業務にも直接つながってきます」
竹中氏が語った通り、翌日に発表された新成長戦略には、<時間ではなく成果で評価される「新たな労働時間制度」の創設><外国人の技能実習制度の拡充>といったメニューが盛り込まれた。南部代表も講演会で、外国人向けの施設をオープンさせると社員にこう報告している。
「8月には(淡路島に)『まなびの郷』をオープンする。研修中心で100人以上が滞在し学べる総合施設です。東南アジア(からの研修生)を中心に1〜2週間、1カ月(滞在して)語学や日本文化を学ぶプログラムをスタートします」
■「予感を形にしようではありませんか」
それだけではない。新成長戦略には<健康産業の活性化と質の高いヘルスケアサービスの提供>という項目も並ぶが、健康産業はパソナが最近、力を入れる分野だ。南部代表は講演で「グループ構想」として、「自然治癒力、未病、この分野にメスを入れたい。健康産業になんらかの形でパソナグループとしては参入したい」と熱く語っていた。来年には、大分県別府市の原爆センター跡地に、温泉を活用した施設を始める計画も披露している。
そう、新成長戦略はパソナに利するような内容ばかりなのだ。竹中氏はこの講演で、「予感を形にしようではありませんか」と話していた。彼らの“予感”は、翌日にはもう、新成長戦略という“形”になったわけである。
以前、竹中氏はテレビ番組で自らの利益誘導疑惑を追及され、逆ギレしていた。あくまで政府に“有識者”として関わっているつもりらしいが、こうもパソナにおいしい政策が並ぶのでは、疑われても仕方がない。
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