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2014年06月25日 「ジャーナリスト同盟」通信
<NHKが先導する集団的自衛権・戦争する日本大改造>
モミイのNHKが大活躍している。政治関連の報道は全てモミイの監視下に置かれていることが、よく見てとれる。安倍が三井のモミイを公共放送に送り込んだ理由がわかる。NHKの政治・外交報道を信用してはならない。戦後最悪の政治課題である集団的自衛権の行使容認に向けた報道は、どうみても「大本営発表」そのものである。そこには権力を監視する、抑制するという公共放送の役割を放棄している。NHKが率先して、国粋主義の安倍と、これまで平和を喧伝してきた公明・創価学会の、不気味で奇怪な野合を正当化させている。
<安倍の大風呂敷のみ生放送>
昨日6月24日午後6時30分から首相官邸の記者会見室に安倍が現れ、自画自賛の、およそ謙虚さのない宣伝をすると、15分間に渡ってNHKは生放送した。経済政策は順調そのもの、成長戦略にも明るい見通しだと、とうとうと述べた下りを。
テレビ利用に長けた戦後の首相というと、ナベツネがコントロールした中曽根内閣、ついで安倍を政権に就けた小泉内閣、そして今の安倍内閣である。中でも安倍が突出している。本来、官邸記者会見室は内閣の監視が責務であるが、いまや官邸の宣伝機関そのものになってしまっている。
NHKは安倍の大風呂敷を宣伝した後、担当の政治記者が解説するのだが、およそ批判力は皆無である。安倍とモミイに向けて発言している、いわばロボット記者でしかない。国民を騙す報道に徹している。
最近、韓国の公共放送では権力に癒着した報道に記者や労働組合が反発、遂に権力に屈した会長を辞任に追い込んだ。いまのNHKにはジャーナリズムは存在しない。それでも労組は反発さえ見せていない。
韓国と日本の民主主義の落差は、ことほどに大きい。NHKは財閥三井に屈し、民放は電通によって支配されている。電通は三菱と三井が支配している。1%が新聞テレビを完全に掌握している日本なのである。
<安倍のすり替え答弁>
安倍は集団的自衛権について、安全保障に絡めて「国民の生命を守る」ため、決断するとの強固な意思を繰り返した。憲法が禁じる戦争国家こそが、日本国民の命を危険にさらしているのだが、そこは回避して逆の宣伝をする。
すり替え論で、甘い質問をかわして真実に蓋をする。安倍のこそくな手口を昨日も見せつけられた。多くの国民を騙す手口なのだ。このすり替え論を退治する記者はいない。
質問のうち2問だけ放映された。記者はイラク・アフガン戦争におけるイギリスの例を取り上げた。当時のブレア政権は、米国の戦争に集団的自衛権よろしく参戦したが、多くのイギリス兵が命を失った。「日本も同じことが起きないのか」という質問に対して、安倍は、このことについて、かすろうともしなかった。
安倍は隣国での戦争、すなわち中国か北朝鮮と米国の戦争を「ある」と信じ込んでいる。その場合、米艦船が日本人を救出、日本に移送する際、攻撃を受けると決めつける。その場合、自衛隊は何もしないでいいのか、という全くありえない想定を繰り返し、集団的自衛権行使容認を叫ぶのである。
よくぞまあ、こんな屁理屈をしゃべれるものか、安倍の頭脳の低級さに怒りを覚えてしまう。ナベツネ擁立の御用学者の智恵はこのレベルなのだ。自衛隊員とその家族に不安と怒りがこみ上げる様子が目に見えるようだ。
<自民・高村提案を「公明配慮」と騙しの宣伝>
こんな悪魔に魅入られた様な安倍と、それに同調する公明党と創価学会にも失望どころか、怒りを覚える。
国民の半数は、いまだ集団的自衛権と9条を理解していない。彼らは依然として安倍に誤魔化されている。読売・産経・日経の悪しき成果ともなっている。
NHKは同日、この問題での与党協議で自民党の統一教会派の高村が新しい試案を打ち出したことを報道した。ネット報道にも出ていたが、NHKは「公明に配慮した試案」と善意に報道した。
騙しの宣伝をNHKがしている。安倍とモミイの連携は現場でも成果を挙げている。
<公明・北側も評価するコメント>
安倍も心得たもので、記者会見の場で「憲法は守る。従来の立場が変わるわけではない」と繰り返した。そうであるならば、集団的自衛権など持ち出す必要性は起こらない。他国の戦争に参戦するための集団的自衛権なのだから。
狙いは、アメリカの戦争に自衛隊が支援して血を流すためである。そこを突破口に軍国主義の復活を目論んでいる。安倍は口が裂けても、決してこうした真実を口にしない。ともかく蟻の一穴、戦争する日本という既成事実を作り上げたい、その1点にある。
NHKは与党協議の公明党の北側の発言も紹介した。高村試案を北側は評価するコメントをした、それを映像で流した。彼が次期公明党のトップなのだという。戦争する日本に貢献した公明党議員が、次の代表になるというのだ。ふざけた政党である。
前の公明党代表の太田は、大臣ポストを手に入れて、見返りに特定秘密保護法の強行に協力、山口と北側はいま戦争する日本大改造を実現する。誰がこんな事態を想定出来たろうか。泉下の戦争遺児・影山友子の無念が理解出来るだけに、哀れでならない。
<信濃町を騙せても日本国民を騙せない>
日本のメディアは信濃町批判をしない。出来ない。金が絡んでいるからである。安倍・官邸はそんな信濃町を懐柔してしまった。信濃町を騙してしまっている。
目下の作業は、戦争遺児と同じ思いの学会員をどう騙すのかに智恵を絞っている。ただ、それだけのことである。
しかし、国民の過半数はようやく集団的自衛権の恐怖を理解した。最高裁判事らも、弁護士や市民も、である。信濃町を騙せても、日本国民の半数を騙すことは出来ない。
<集団的自衛権解説逃げるNHK>
安倍もそうだが、NHKも集団的自衛権の真実を分かりやすく解説しない。
両者とも逃げている。日本国憲法の戦争放棄の9条の下で、いかにワル智恵を出しても、他国の戦争に参戦するという途方もない解釈は、村上誠一郎が叫んでいるように不可能である。
大義など無い。正義もない。国際社会で受け入れられることはない。一部悪しき指導者が賛同しても、この不条理な集団的自衛権が容認されることはない。
<自公お芝居は7月上旬で幕>
この奇怪な自公協議は7月上旬に終えると言う。「夏休みになれば、物忘れの激しい日本国民を、うまくやりこめるさ」が北側と高村の宗教コンビの判断であろう。
「カルトのやることは常識では判断できない」と指摘する向きもある。現に、W杯での神社必勝祈願は失敗。神風は吹かなかった。
<泉下の父親・晋太郎は腰を抜かしている>
安倍家の事情に精通している自民党のベテラン秘書は「いまの様子を一番驚いて、腰を抜かしている人物は、泉下の父親である安倍晋太郎だ」といって電話してきた。
「あんなに出来の悪い晋三が2度も首相になったことだ。晋三は帝王学を勉強していない。だからセガレが総理になるなど夢にも思っていなかった。自分でさえも天下人になれなかったのだから。今の世の中は無茶苦茶すぎる、と仰天しているだろう。安倍―高村の統一教会・長州連合でやりたい放題、一人村上誠一郎が闘いを挑んでいる自民党なのだから」
「安倍の祖父・安倍寛は寛容の人だった。反骨の政治家だった。晋三には安倍家の遺伝子がゼロ、岸信介の遺伝子ばかりだ。日本沈没に突き進んでいるのが悔しくてたまらない。それを新聞は書かない」
日本国民が無知でいることは許されない。犯罪なのである。
2014年6月25日記
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