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日本外国特派員協会の記者会見でも、別のヤジ発言者に名乗り出るよう求めた塩村都議
セクハラやじ問題、ベテラン議員2人が浮上 特定されれば議員辞職は不可避
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140625/dms1406251529014-n1.htm
2014.06.25 夕刊フジ
東京都議会のセクハラやじ問題で、議会運営委員会は、信頼回復や再発防止に努める決議案を25日の本会議に提案することを決めた。巧みな幕引きを狙うが、一部を認めた鈴木章浩都議(51)=都議会自民党を離脱=以外に、「産めないのか」という劣悪極まるやじを飛ばした発言者として、2人の名前が浮上している。首都や日本の名誉を汚した議員は、どう償うべきなのか。
「発言したのは1人だけではない。再発防止のため名乗り出てほしい」
みんなの党の塩村文夏都議(35)は24日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見し、こう訴えた。
都議会は、2020年東京五輪も見据え、信頼回復や再発防止のための決議案を25日の本会議に提案するが、各会派の調整が難航し、3本の決議案が提案、採決される。自民党や公明党などの案が賛成多数で可決される見通しだが、共産党の決議案は、鈴木氏の議員辞職を求めている。
こうしたなか、「産めないのか」という、性差別的暴言を飛ばした人物について、都議会では2人の名前がささやかれている。関係者はいう。
「あくまで疑いだが、中堅・ベテラン議員だ。ともに日ごろから下品な言動が指摘されている。ただ、発言については断固否定している」
それにしても、ここまで大きな失言をした場合、どのような償い方が最も適切なのか。
危機管理コンサルタントで「リスク・ヘッジ」社長の田中辰巳氏は「失言には『罪のないもの』と『罪のあるもの』がある」といい、解説する。
「前者は言い間違いなどで、すぐに訂正して、謝罪すれば解決に向かうが、後者の差別発言の対応は難しい。徹底して謝るしか方法はないが、当事者の怒りが収まるかどうかだ。(当初、やじを否定した)鈴木都議の対応はやってはいけない典型例といえる」
そして、「産めないのか」と発言した人物については、田中氏は「論語に『過ちて改めざる、是(これ)を過ちという』という言葉がある。本当の過ちは、過ちと知っていながら悔い改めないことである−との意味。この人物にアドバイスはない」と語った。
メディアの中には、科学的手法で発言の主を特定しようとする動きもある。特定されれば、議員辞職は不可避だろう。
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