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夢のタッグを実現した百田氏(左)とテキサス親父=23日夜、大阪市北区・サンケイホールブリーゼ
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140624/dms1406241535014-n2.htm
2014.06.24
大ベストセラー「永遠の0」で知られる作家の百田尚樹氏と、「テキサス親父」こと米評論家、トニー・マラーノ氏が23日夕、大阪・サンケイホールブリーゼで講演会を開いた。700人以上の参加者を前に、教育問題や慰安婦問題、朝日新聞の問題などについて、歯にきぬ着せぬトークが炸裂した。
ともに夕刊フジで、「大放言」と、「痛快! テキサス親父」を好評連載している2人は、会うのは初めて。百田氏は「動画サイト『ユーチューブ』で見て、トニーさんはすごいと思っていた」といい、マラーノ氏も「素晴らしい方に会えて、とてもうれしい」と応じた。
まずは教育問題について。
百田氏は「私は先日、『日教組は日本のガン』だと言った。日教組は誤った歴史認識のもとで、子供たちに自虐史観や、『日本人に生まれて恥ずかしい』という贖罪(しょくざい)意識を植え付けてきた。こんな教育を受けて、誇りある人間になれるのか」と問題提起した。
マラーノ氏も「米国でも自国を憎悪するような教育が行われている。人種のるつぼである移民国家として、他者を認め合う教育ではなく、子供たちに『自分のバックボーンを大切にしろ』と多様性が教え込まれている。これは国を分裂させるような教育だ」と応じた。
慰安婦問題ではトークが過熱した。
百田氏は「慰安婦問題は、1983年に元軍人の吉田清治氏が『慰安婦強制連行した』と捏造の大ウソ本を書き、91年に朝日新聞が大きく報じて、韓国が騒ぎ出した。徹底的に調べても証拠はなかったのに『河野洋平官房長官談話』がこれを認めてしまった。(正しい歴史を取り戻そうという人たちの)後ろから鉄砲を撃っているようなもの。国際的に戦うには、河野談話の破棄は最低条件だ。安倍晋三首相は決断してほしい」というと、会場から大きな拍手がわき起こった。
マラーノ氏も「ワシントンの国立公文書館から、米軍が44年、ビルマ(現ミャンマー)で朝鮮人慰安婦20人を尋問した調書を取り寄せた。当時、日本は敵国であり、米国はプロパガンダに利用したかったが、いくら調べても『慰安婦=高給取りの売春婦だ』『日本や西欧の基準でも美人じゃなかった』としか書けなかった」と語った。
会場から「慰安婦問題で小説を書いてください」という声が飛ぶと、百田氏は「メガヒットになるかな? いずれ書くかもしれません」と引き取った。
朝日新聞については、まさに百田氏の一人舞台に近かった。
まず、慰安婦問題について「朝日は、論説主幹が『勇み足だった』とは書いたが、いまだに訂正を出していない。はっきり、『間違いだった』と書くべきだ」と断言。靖国神社参拝についても「85年に朝日新聞が書いて、中国や韓国の批判が始まった。A級戦犯合祀が理由というのは違う」といい、「ややこしいアジアの問題は、朝日が大半をつくった」「身内の敵が一番やっかいだ」「朝日はクズと言っておきたい」などと続け、万雷の拍手を浴びていた。
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