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<セクハラやじは「自民の驕り」>麻生副総理、石原環境相、衛藤首相補佐官…要職の失言オンパレード
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140624-00010004-jindepth-pol
Japan In-Depth 6月24日(火)12時23分配信
自民党の鈴木章浩都議が6月23日、東京都議会で塩村文夏都議が晩婚化対策で質問している中、「早く結婚した方がいいんじゃないか」とやじを飛ばしたことを認め、謝罪した。
鈴木氏は女性蔑視、セクハラやじと非難されて当然だが、問題の根はもっと深い。「自民党の驕り」が大きく横たわっているように感じるのだ。
今年1月17日、萩生田光一自民党総裁特別補佐が党本部で講演し、米政府が安倍晋三首相の靖国参拝で「失望した」ことについて「共和党政権の時代にこんな揚げ足を取ったことはない。オバマ大統領だから言っている」と語った。
この「米政府の失望」への反発は、萩生田氏に留まらない。衛藤晟一首相補佐官が「YouTube」に投稿した動画で、「米国が『失望』と言ったことに我々のほうが失望だ」と発言したのだ。共に、安倍首相の側近の発言として、即外交問題に繋がりかねない軽率極まりない発言だった。
6月16日には石原伸晃環境相が、東京電力福島第1原発事故で出た除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設をめぐり「最後は金目でしょ」と語った。石原氏は17日の記者会見で陳謝した後、19日に問題の発言を撤回。23日には建設候補地の福島県大熊町と双葉町の両町長、佐藤雄平・福島県知事にそれぞれ謝罪した。
まだ、ある。麻生太郎副総理兼財務相は6月21日、宇都宮市のホテルで開かれた自民党県連の政経フォーラムで「学校で一番いじめられてるやつはといえば、けんかは弱い、勉強できない、しかも貧しい、3つそろったらまず無視」と“自説”を展開。
どれも看過できない問題発言のオンパレード。しかも、政府の要職に身を置く立場の方々だ。衆参ねじれを解消し、今や向かうところ敵なしといった「自民党の驕り」が見え隠れする。
国会議員でこのような体たらく発言を繰り返すのだから、地方で安定多数を得ている自民党議員の「驕りの軽率発言」は十分あり得る。
だからこそ、市民、国民の監視の目の重要性が増してくると感じるのである。
山田厚俊(ジャーナリスト)
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