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2014年06月22日 「ジャーナリスト同盟」通信
<鳩山由紀夫の正論>
鳩山元首相がいまや親中派・リベラル派の代表になったかのようである。6月21日は北京で開催された世界平和フォーラムで講演、安倍・国粋主義政権の対中政策を厳しく非難して、会場から喝さいを浴びた。「中国脅威論を強調」、これを悪用する安倍の悪しき手法を真っ向から斬り捨てたのだ。正論である。東アジア共同体の実現こそが、平和と繁栄の基礎であることも、合わせて強調した。これぞ寛容・友好の外交政策である。日本に国粋主義はいらない。
<まやかしの積極平和主義>
日中関係を悪化させる、これを口実にして中国封じを形成する、ASEANを巻き込むという安倍の積極的平和主義の標的は、戦争する集団的自衛権行使の日本へと引きずり込むことにある。
まやかしの“平和主義”そのものである。それに平和主義の本家のはずだった公明党・創価学会が賛同している。間もなく決着するだろう。実に怖いことである。
平和を叫んできた宗教政党が、極右・国粋主義と組んで「戦争する日本」へ、それも他国の戦争に参戦する。日本国憲法の根幹を破壊するナチス流のやり方である。戦争遺児・影山友子など、ほとんどの学会員が否定する「戦争国家・日本」を、平和の宗教政党・公明党が、事実上、推進している。なんと恐ろしい事態であろうか。
<戦前の時代に戻るな>
「中国脅威論を強調して、積極的平和主義の下に、日本国民が集団的自衛権行使を受け入れさせようとしている」と叫んだ鳩山の主張は、極右意外の日本人であれば、誰しも賛成するだろう。
彼は「日本は戦前の時代に戻ってはならない」とも指摘、安倍・国粋主義の危険な体質を浮き彫りにさせた。
日本の正しい針路は東アジア共同体の構築にある。「これの実現には、日本の指導者は歴史の事実を直視する勇気を持つことが大事だ」とも。鳩山の正論を具体化させる政権づくりが、日本人の使命なのだ。
<島村宜伸が新華社インタビュー受ける>
先般、意外なインタビュー記事を目撃した。従来、右派の陣営に所属していた人物と見られてきた元農水相の島村宜伸が、中国の国営通信のインタビューを受けて、それが大きく報じられたのだ。
筆者も取り上げている。本ブログだけではない。月刊誌「財界にっぽん」7月号での「本澤二郎の政治評論」でも扱った。「人間大好き」「中国大好き」が持論の元農水相は、食の安全について詳しい。
中国の大地と水・空気が大量の化学肥料と農薬によって、その汚染による危機が襲来している。これの警鐘を鳴らしている。背後の米企業・モンサントの存在も知られている。ベトナム戦争での枯れ葉剤を生産した悪しき企業でもある。枯れ葉剤のルーツは731部隊の生体実験の悪しき成果でもある、と専門家は指摘している。
彼は若いころ、日本の大手石油企業の日本石油で働いた。石油製品に詳しい。そこから派生するものに精通している。「このままでは列島も大陸・半島も死滅する」との危機感を抱いて北京を訪問、5・11日中韓養生フォーラムに参加した。
この1件で一躍、中国で関心を呼んでいる。新華社は、そうして彼を取材したものであろう。
<宋青宜が通訳>
島村を中国へと足を向けさせた御仁がいる。日中環境協会を立ち上げた宋青宜である。彼女の祖国愛が背景にある。祖国の大地・食の安全確保のために決起したものだ。ビジネス利益を、祖国に還元しようとしている。
この志に筆者も賛同した。5・11フォーラムを現地で取材した理由である。お陰で101回の中国訪問を手にできた。ジャーナリストによる101回友好訪問は、恐らく記録として残るだろう。小さな自分だけの記念である。
盧溝橋・南京の真実を知り、日中友好は日本の平和と安定の基礎である、との大平正芳や宇都宮徳馬の信念を継承する日本人である。現場100回がとても大事なのである。己と相手を知ることが出来る。
島村インタビューの通訳に宋青宜が担当した。島村にとって彼女の存在が大きい。
<宇都宮徳一郎が日中友好協会副会長に就任>
T昨日、うれしいメールが届いた。宇都宮徳馬の孫である徳一郎からだ。彼が日中友好協会の副会長に選任された、というのだ。
戦争犯罪の汚名を背にする国粋主義の安倍晋三、他方、平和・軍縮派の孫は日中友好派である。泉下で祖父がどんなに喜んでいるか、筆者の目には浮かぶ。
そういえば、宇都宮は鳩山の祖父・一郎と仲がよかった。日本とソ連の国交を回復した鳩山内閣を支えた宇都宮だ。鳩山と宇都宮の孫同士はまともである。
<最後は友好派が勝つ>
安倍の背後を読売・産経・日経が支えている。公明党には毎日が。モミイのNHKは安倍支援だ。共同・時事通信も首脳部が狂っている。
黒幕を誰も指摘できない。日本の1%である。アメリカもそうだが、1%の暴走で市民生活は困窮をきわめている。日本社会は混迷をきたしている。1%以外の多くの市民は、肉体と精神を病んでいる日本である。
昨今の親殺し・子殺し・女性殺しの報道は、ごく一部でしかない。安倍・国粋主義と狂う信濃町で、日本とアジアの安定確保は困難である。
友好派が必ず勝利する。
2014年6月22日記
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