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「もう公明党は屈服させたから慢心してネタバレしちゃってるのでしょう「機雷掃海」:中野晃一氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14508.html
2014/6/22 晴耕雨読
https://twitter.com/knakano1970
昨日になっていきなり自民党や外務省が与党協議に持ち込んだ「集団安全保障でも機雷掃海を認めるべき」という話で、ますます訳がわからない、と思っている人に読んでもらえたら。
この話は実は、いかに集団的自衛権を「必要最小限」「限定容認」するというのがありえない話か、よく示している。
ひとつは「武力行使を目的としてイラク戦争での戦闘に参加するようなことは今後もない」と言い切った安倍の記者会見と矛盾せず、戦争のさなか機雷掃海できると政府自民党は思っている、矛盾しないと言って国民をだませると思っているということ。
ようは、戦時中の機雷掃海(ちなみに停戦後の機雷掃海は現行法制ですでに可能)は、「武力行使を目的として戦闘に参加すること」にはあたらないと強弁できると考えているということ。
国際法的にも内閣法制局の国会答弁でも「機雷掃海は武力行使」と認定されているが、安倍首相らは、武力行使を目的とせず、戦闘に参加しないで済む、いわば「守備的」な武力行使として、ホルムズ海峡などでの機雷掃海を位置づけようとしているわけだ。
さすが「積極的平和主義」を掲げているだけのことがある。
日本が武力行使できるようになればなるほど、世界に平和が訪れると信じている安倍ちゃんならでは。
日本が攻撃を受けていないのに集団的自衛権で参加する海外での戦争で武力行使しても、それは「守備的」で「戦闘には参加しない」で済むと。
自衛隊がアンパンマンのようにやってくれば、バイキンマンは「バイバイキーン」「キラッ」と飛んでいなくなる、と。
普通は年中か年長さんくらいまでにはアンパンマンには飽きるけど。
我が国の総理、すごい。
陰気なアンパンマンみたいな顔をしているのは、そういう理由があったのか。
もうひとつは「集団的自衛権で機雷掃海に出掛けていって、途中で安保理の決議があり集団安全保障に切り替わったからと言って、そこでサヨナラと帰るわけにはいかない」という自民党や外務省の主張。
まさにその通りなんだな、これが。
集団的自衛権は、そもそも自国が攻撃されていないのに、他国間の戦争におつきあいで自ら参加しにいく権利だから、明らかに専守防衛を逸脱し、また憲法9条違反。
そこを無視して、他国間の戦争に自分から入っていけるようしておいて、途中で「じゃ、ここまでで」と途中退出することを同盟国も敵国も「お、じゃあまたね!」と許すわけがない。
子どもが夕方校庭で遊んでるんじゃあるまいし。
一度、ありえない解釈改憲をして憲法を無効化してしまえば、その後はいくらでも「必要最小限」な武力行使の幅は拡大できることを、自民党が今とつぜん集団安全保障を持ち出してきたことは明らかにしているわけ。
というか、もう公明党は屈服させたから慢心してネタバレしちゃってるのでしょう。
とにかくなんでもいいから「トロイの木馬」を一頭だけ中に入れれば、あとはどうにでもなる。
「小さく生んで大きく育てる」予定であることを今の段階でばらしてしまっているわけ。
公明党さん、それでも「一定の歯止めは設けた」と学会員そして国民をあざむくつもり?
恥を知れよ。
(終)
> 【緊急拡散お願い】 閣議決定で「戦争する国」にするな! 与党協議で勝手に決めるな! 緊急官邸前行動 6月23日(月)19:00〜20:00 場所:首相官邸前(地下鉄国会議事堂前駅) 呼びかけ:解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会 http://kyujokowasuna.com
> イラク戦争のとき、武装集団の人質になった日本の若者に「ふざけんな!」「自己責任だ!」と罵声を投げつけた人々が、今は、邦人保護のため、集団的自衛権の行使を容認せよ、と叫んでいる。邦人保護はただの方便。だまされるまい。解釈改憲、許すまじ。
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