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平和や原発考える集会 明大、会場提供を拒否
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014061702000125.html
2014年6月17日 東京新聞
日本ジャーナリスト会議(JCJ)とマスコミ九条の会が十九日に開く平和をテーマにした集会が、会場の明治大(東京都千代田区)に開催一週間前になって利用を断られ、急きょ文京区民センターに変更を余儀なくされた。大学側は「学生の安全を第一に考えた」とするが、主催者によるとこれまで集会で利用制限されたことはなかった。自由な精神や学問の象徴であるはずの大学の「拒否」を、関係者は批判している。
集会は「安倍政治と平和・原発・基地を考える緊急集会」で、ジャーナリストの青木理さんや金子勝慶応義塾大教授らが登壇し、集団的自衛権などを通して平和を考える内容。学内開催を呼びかける告知もしていた。
主催者側によると、会場の利用は共催団体メンバーの明治大教員を通じて開催一カ月前に大学に伝え、決まった。昨年までも特定秘密保護法を考える集会などで同様に申請し、そのまま利用を認められていた。
だが今回、大学は開催一週間前の十二日、利用申請書と主催団体の会員名簿、集会内容の詳細の提出を教員に求めた。「会員名簿は個人情報」と断ると、利用が認められなくなった。
大学広報担当によると、今月上旬、学内で会場利用の手続きを厳格化。五月に学外の団体が村山富市元首相の講演会を開いた際、約十台の街宣車が大学周辺を回ったり、今月上旬の集会で隣の教室の授業をほかの教室に変更するといった出来事が続いたと説明する。
日本ジャーナリスト会議事務局次長の阿部裕さんは「(自由な表現活動の)萎縮効果をねらう安倍政権の影響だろうか。大学は、もっと大胆に受け入れるべきではないか」と話す。
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