＜朝日新聞の安倍政権叩き＞日本政府の政策批判と中国の暴力行為を同等に扱う朝日新聞は異様
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140616-00010000-jindepth-pol
Japan In-Depth 6月16日(月)4時20分配信　古森義久（ジャーナリスト／国際教養大学 客員教授）

新聞は社会の木鐸（ぼくたく）といわれた時代があった。「木鐸」とは社会を教え導く存在のことである。新聞は公器とも評される。単なる商業的利益や私的関心を越える、公共の媒体ということだろう。新聞の客観性とか政治的中立などという規範もなお語られる。

だが現実はそうはなっていない。公器でも、自分なりの意見や思考を持つことは不自然ではない。だが私見や主観の表現にも限度がある。朝日新聞の最近の安倍晋三首相や安倍政権への批判は、その限度を越えているといわざるをえない。

私も毎日新聞と産経新聞の両方で長年、記者を務めてきた。その体験から判断しても、朝日新聞の最近の安倍叩きは異様である。その実例をあげよう。6月9日夕刊一面の「素粒子」というコラムに以下のような記述があった。

　「中国船がベトナム漁船を体当たりで沈める。政権は公明も野党も押し倒して集団的自衛権に突進する。数と力で」

さて「中国船がベトナム漁船を」というのは、最近の南シナ海での出来事である。中国の国際規範無視の暴力的行動、いや犯罪だともいえる。朝日新聞はその暴力行動を、日本の民主主義的な政権の安全保障政策での手続きと同等に扱うのだ。

安倍政権が合法的に、民主的に進める政策を「押し倒して」とか「突進する」と決めつける。「数と力で」というのは、中国の艦船が多数でベトナム漁船少数のうちの一隻を沈めたことに重ねる表現である。

これでは朝日新聞がいくら安倍政権に批判的だといっても、公器としての限度をはるかに越え、感情的なののしりとして響く。中国はそもそも尖閣問題に関しては日本領海への侵入を繰り返す無法国家なのだ。

日本へのそんな敵性さえ発揮する中国の南シナ海での乱暴な行動と、日本の防衛政策の単なる修正手続きとを同等に扱うとは、日本の新聞としては常軌を逸している。

朝日新聞は安倍政権の政策には、すべて猛反対するようにみえる。特に日本の安全保障に関する国家安全保障会議の設置、特定機密保護法の制定、集団的自衛権行使などに対しては、まるで日本の安全保障を脅かすのは中国でも北朝鮮でもなく、日本自身であるかのように虚像を描く。

新聞が自国の政府の政策に反対すること自体は決して不健全ではない。だが自国の政府の政策形成を、他国の暴力行動と同一視するのは公器の姿勢とは思えない。

コメント
01. 2014年6月16日 12:27:05 : 4f7EbWHE7I > 特に日本の安全保障に関する国家安全保障会議の設置、特定機密保護法の制定、集団的自衛権行使などに対しては、まるで日本の安全保障を脅かすのは中国でも北朝鮮でもなく、日本自身であるかのように虚像を描く。 何故、朝日新聞は虚像を描くのか？ 朝日新聞は在日韓国・朝鮮人の犯罪者名の本名を隠蔽し、偽名（日本名）だけを報道することで有名である。 韓国・朝鮮人は息を吐くように嘘を吐くことで有名である。 従って、朝日新聞が虚像を描くのは、朝日新聞が韓国・朝鮮人に乗っ取られているとすると、理解出来る。 朝日新聞をまともな新聞にするためには、韓国・朝鮮人を追放する以外に方法は無いだろう。
02. 2014年6月16日 13:31:01 : ltqV0hjvZQ 日本政府の横暴より、朝日新聞叩きに熱心なサンケイ古森の異様。
03. 2014年6月16日 13:31:38 : xAQCJA1WS6 古森義久といえば、産経記者時代から、外電を歪曲して捏造記事を書く常習犯で有名だった。 朝日の記事は事実を曲げているわけではない。力にまかせて想いをとげようやり方において、安倍政権も中国も同様だといえる。国境紛争と一国の憲法の問題もどちらが一方的に軽いわけでない。比喩としては適切であり、それが気に入らないのは単に主観の問題に過ぎない。 事実を捏造して記事にするよりずっとましだろう。
04. 2014年6月16日 15:36:22 : MwGj4KIhpA 本来叩かなければいけない相手から 酒食の接待を受けたらやっぱりアウトだわな。 そこらへんが最近の記者連中評論家連中が おかしいと気づかないほど麻痺しているのだろう。 家のローンを抱えて今の収入を維持するためには めったやたらのことなど書けないのだろうが やがてすべて自分達に降りかかってくることが わからないのか
05. 2014年6月16日 16:10:26 : to5GoM5I6o 　古森が朝日を叩くのなら、売国組織、統一協会、などが叩くのと同義ということだ、思ったほど朝日は売国という訳ではないのかもしれない。次からはアマチュア名人戦にでも出場するかな。
06. 2014年6月16日 16:33:30 : G18XD1q4Zs 古森義久かよ イラク戦争のときブッシュヨイショしていた
07. 2014年6月16日 16:35:14 : vgPgbrsFTs 　叩かれて当然。　安倍政権というよりも安倍晋三の政治理念・政治手法は汚い。 　「美しい日本」をつくるどころか「日本の誇り」はすっかり汚されようとしている。
08. 2014年6月16日 20:55:51 : 3Ksdj1tkyw 朝日お得意の、喧嘩両成敗的思考停止論説ね（笑） しかし、最近の読者は、その「異様な」非対称性に気づくようになったのよ。カタヤ、国連憲章でも認められた主権国家としての権利を限定的に容認しようという動き。もう一方は、国際法違反との見方もできる「力による現状変更」。これじゃ、勘定が合わんでしょう。 で爺
09. 2014年6月17日 00:24:46 : ltqV0hjvZQ >>08 朝日の記事は中国の行為が正しいとか書いてる訳じゃないだろ？ 一種の修辞法として、中国の無法行為と、安倍内閣の無法行為を、皮肉を込めて並べてるだけだよ。 そんなわかりきったことを無視して、 朝日叩きばかり熱中して、安倍内閣に対する批判を忘れた、「ウヨの木鐸」古森の方がよっぽど異常だよ。 おまえも異常だが。
10. 2014年6月17日 02:24:25 : QBrYpzDGwo 　 　 朝日新聞だけが政権党を叩いているのなら良いではないか。民主党政権の時には全ての新聞が叩いていたような記憶があるが。 　　朝日が叩いたからといって、他の新聞が自民党政権を擁護しているのなら、それほど脅威に感じることも無い。 　　赤旗だって、東京新聞だって、結構時の政権の政策、施策については批判的な記事を書いている。何故朝日が批判されるのかと言えば、やはり記者クラブに居て官僚の配信記事をそのまま掲載するだけでは無くなったからだろう。 　　足を使って取材し、時の政権だろうと何だろうと、統治機構の腐敗臭を嗅ぎつけていち早く読者に知らせるのはむしろマスコミの義務ではないか。朝日は署名も入れており、海外の新聞も当然署名入りだ。自己の記事に責任を取っている方針は他紙も見習うべきではないか。 　　とにもかくにも、出る釘は打たれるが、出過ぎた釘は打たれにくい。朝日は記者クラブから追い出されるくらいの出過ぎた釘になったら良い。今や、記者クラブで官僚が配信する記事は国民納税者にとって必ずしも有意義ではなく、むしろマスコミを使った世論誘導とも言えるくらいなのだから。

11. 2014年6月17日 03:42:03 : XijJ9W0Vjs 最近の新聞の安倍政権持ち上げの方が異様である。 とんでもない法案が成立する中必死で安倍政権の高支持率を誘導する。 伝えるべきことものも伝えず国民抑圧国家へまっしぐら。 Japan in depth とやらは産経のごり右翼　古森爺の記事を載せて喜ぶ。
12. 2014年6月17日 04:22:07 : Q9Per7s1Bs 下痢ゾウの解釈改憲をみて 批判しない乞食メディアこそ 異常なことだ 表現の自由が担保されるのは 最高法規の憲法において 明記されているからだ 検閲とか禁止されている憲法も 解釈によって国家が メディアを弾圧してよいとされれば 表現の自由はなくなる こもりの言ってることは 彼が言論人であるなら 自殺行為であろう まぁ所詮乞食の売文屋風情だ 彼のはなしは ペテン師詐欺師の戯言と 今後まともに見ないことだ レトリックも朝日以上に感情的だ 立場で話すなら どうどう解釈改憲の正統性必要性を論ずるべきだ つまり、アベのしていることは 民主的だし丁寧だと論証すべき 出来っこないよな 工作員だものアベにやとわれた こいつの書いてる雑誌は 買うのをやめよう 本当のことが書いてないと 推測できるしペテン師を助けたくない 立ち読みで十分だ （監視はしなければならない）

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