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関口宏のサンデーモーニングは最近とくに鼻持ちならなくなってきた
http://bylines.news.yahoo.co.jp/amakinaoto/20140616-00036412/
2014年6月16日 7時0分 天木 直人 | 外交評論家
日本という国は、本当におしゃべりな国だ。
メディアで皆が評論家づらをしてしゃべりまくっている。
特に週末のテレビがひどい。
その中でもの関口宏のサンデーモーニングは、最近特に、皆が恰好いいことばかり並べ立てて鼻持ちならない。
きのう6月15日の朝は、イラク情勢を真っ先に取り上げていた。
それを私は、暗澹たる思いで見た。
みな、イラク情勢は大変だという。
米国が世界の警察を放棄したからだと言う。
そんな事は誰もが知っていることだ。
ではどうすればいいのかと問いたい。
誰も語らない。語れない。
しょせんひとごとだ。
自分たちには関係ないのだ。
大宅女史は、時々那須に来てゴルフをして帰ると見えて、那須塩原駅でときおり見かける。
それが悪いとは言わない。
だけど、イラクを語る時、何とかしなければいけないと、本気で考えた事が一度でもあるのか。
あたらしくゲストコメンテーターとして登場していただいた、と紹介された「日本おばちゃん党」の代表なる女性は、大学の准教授なる肩書きの女性だが、私がかつてインターネット政党をつくろうと様々な人に声をかけた時、「政治にはかかわらない」、と言ってにべもなく断ったひとりだ。
何の事はない。
政治的な発言を繰り返して、いまではメディアで好き勝手な事を無責任に言いまくっている。有名になってテレビにでるようになって、
さぞかしご満足だろう。
ご同慶の至りだ。
集団的自衛権の行使を容認すれば、自衛隊が最初に戦うのはアルカイダになるのではないか、などとあっさり言ってのけた。
その可能性は、理論的にはある。
私もそう言って、イラク情勢の深刻さを指摘している。
しかし、そんな事態になれば、中東は誰も手が着けられない地獄である。
米国は今度こそ勝てない、終わりのない戦争に突入だ。
そんな米国に、日本の自衛隊に応援を求める余裕などどこにもない。
その深刻さを、どこまで実感としてわかってテレビの前で発言しているのか。
皆は米国を批判すればいいと思っているごとくだ。
しかし、中東を解決出来るのは米国しかない。
米国が正しい中東政策を行う国になるしかないのだ。
それは、今の米国には難しい事であるが、それを分からせる努力を、世界は米国に、繰り返し呼び掛けるしかない。
そして、それが出来る国があるとすれば、憲法9条を掲げる日本しかない。
それを誰も、正面から唱える者が、いまの日本には皆無だ。
ここに私は日本の護憲、リベラルの限界を感じると、繰り返し言っているのだ。
左翼、リベラルは、安倍首相の集団的自衛権行使容認を批判しているだけで、平和主義者の仲間入りになると勘違いしている。
それは、もちろん集団的自衛権行使容認を強行する安倍政権やそれを手伝う連中よりは、ましかもしれない。
しかし、私から言わせれば、リベラル面をしていい子になってメディアでお喋べりするだけ、悪質である。
平和は実現するものだ。
日々、無駄な犠牲を強いられている者たちを、一刻もはやく救うことだ。
それができず、やろうせず、誰もが言えるきれいごとをメディアでおしゃべりする連中がは、ある意味で安倍首相らの合わせ鏡である。
この番組には最後に「落ち」まであった。
彼らはアフリカに話が及んだ時、日本こそアフリカを援助できる国だと、皆、うそぶいていた。
私は外務省でアフリカ担当課長として、さんざん援助してきた。
日本の援助が、どうしたらアフリカの発展に役立つ事になるか、それがいかに大変かを身を持って体験してきた。
いい加減な事なら誰も言える。
問題は、それをどうやって実現するかだ。
おしゃべりは競ってするが、誰も解決策を語らない。
とくに最近のサンデーモーニングは、みながいい事ばかり言って良い子になろうとしている。
鼻持ちならなくなってきた(了)
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