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2014年06月16日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「平和と福祉の党」と言われてきた公明党が、「生き残り」を賭けて、「只今、目下計算中」という。安倍晋三首相の「脅し」に屈して太田昭宏国交相に「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更の閣議決定書」にサインさせた場合と、サインを拒んで国交相を罷免されて、自民党との連立を解消した場合とどっちが、公明党にとって「プラス=得るもの」があるか。安倍晋三首相は、閣僚を差し替えて、閣議決定することも可能だ。
だが、参院で定数242のうち114しかないため公明党の20により、過半数122を確保しているので、連立解消となれば、早速参院での多数派工作を迫られる。
このため、公明党に対して、連立解消に踏み切らせないよう「宥めすかし」を続けながら、「衆院解散カード」「政教一致カード」などをチラつかせてきた。飯島勲内閣参与は、ワシントンでの講演で「オバマ政権に言ってカルト教団に指定してもらうぞ」とえげつないブラフ発言をした。これに公明党の山口那津男代表、北側一雄副代表、井上義久幹事長、魚住裕一郎参議院議員会長ら執行部は、驚き、狼狽し、ついに自民党の高村正彦副総裁が練り上げた「集団的自衛権」の「限定行使容認」を検討し始めたのである。公明党執行部は、すでに安倍晋三首相、高村正彦副総裁と水面下で手を結んでいるのではないかと見られている。
自民党の石破茂幹事長は6月15日、「集団的自衛権行使に当たっては、国会の承認を得るようにする」と語り、公明党に安心材料を与えて、決断を促した。
◆だが、政界は「一寸先は闇」と言われる。魑魅魍魎、魔物の住処でもあり、何が起こるか分からない。このため、公明党執行部は、まだ迷っていると言われていて、公明党内に詳しい情報筋は、次のように伝えている。
「平和と福祉の党である公明党が、集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更を行う閣議決定に反対し、太田昭宏国交相がサインしないと決めて、閣外に出た場合、さすが公明党だと国民有権者から拍手喝采を浴びて、支持率を上げることができるのではないかと考えて、いま懸命に計算している最中だ。自民党が閣議決定を諦めれば、公明党には自民党を動かす力がまだあることを示すチャンスとなり、国民有権者から間違いなく再評価される。つまり、安倍晋三首相が衆院解散・総選挙に打って出てくることを想定して、公明党がどれだけ票を伸ばせるか、公明党は勝てるかを計算している。また総選挙になれば、自民党は確実に負けると予測もしている」
◆公明党が集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更を行う閣議決定に賛成するか、反対するか逡巡している緊迫化した状況について、生活の党の小沢一郎代表が6月15日、奥州市の私邸前で記者団に囲まれて、やっと口を開いた。
NHKNEWSが6月15日午後8時45分、「小沢氏 集団的自衛権 公明は容認すべきでない」というタイトルをつけて、以下のように報じた。
生活の党の小沢代表は岩手県奥州市で記者団に対し、集団的自衛権を巡って、公明党が事態を極めて限定して行使を容認する方向で党内調整に入ることに関連して、平和を掲げた立党の原点を踏まえ、公明党は容認すべきではないという考えを示しました。この中で、生活の党の小沢代表は、集団的自衛権を巡って、公明党が昭和47年の政府見解を引用して、「国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される事態」に、極めて限定して行使を容認する方向で党内調整に入ることに関連して、「集団的自衛権の行使が、『憲法解釈上、容認される』と一度認められてしまえば、時の政府の判断で、いかようにでもできてしまう」と述べました。そのうえで小沢氏は、「公明党が了解するということになると、結局は、安倍政権に加担し、すり寄るということになる。公明党は、立党の原点を考えた方がいい」と述べ、平和を掲げた立党の原点を踏まえ、公明党は集団的自衛権の行使を容認すべきではないという考えを示しました。
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