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舛添都知事 五輪会場計画「全面見直し」のドタバタと憶測
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2014年6月14日 日刊ゲンダイ
ちゃぶ台返し/(C)日刊ゲンダイ
「猪瀬都知事とか、舛添都知事とか、関係ないです。国が(五輪)招致を勝ち取ったのですから」
舛添都知事が思わず気色ばんだ。12日、都庁で東京五輪の調整会議が行われ、森組織委員会会長、下村文科相、竹田JOC会長、舛添都知事などが出席した。10日に舛添都知事が突然、「五輪会場計画を全面的に見直す」とちゃぶ台をひっくり返し、それについての話し合いだった。
会議後、会見した森会長は「私も見直しに賛成である。いろいろ会場を見て回った。IOCのコーツ委員長にも話し、いい方向の見直しならと了解を得ている」と話した。
それでも、いかにも突然の見直しに「猪瀬前知事が進めてきた案だから変更するのか」との質問が飛び、舛添都知事の答えが冒頭の発言だった。
環境やレガシー(遺産)、資材や人件費高騰を考えての見直しとはいえ、五輪の立候補ファイルをもとに招致が決まったのが昨年の9月。それがわずか半年で「全面的に見直す」では、そもそも当初の計画がズサンだったと思われても仕方がない。
昨年9月の開催都市決定のプレゼンテーションで、安倍首相は「(福島の)放射能汚染水は完全にコントロールされている」と力説したが、実際にはまるでコントロールされていない。当初の予算も大幅に増え、山ほど税金が投入されるのは確実になってきた。
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