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福島県民が原発推進を支援してどうする?!
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-11877842249.html
2014-06-14 12:46:59NEW ! simatyan2のブログ
見ていて悲しくなる動画があります。
動画は底抜けに明るい福島の人たちが登場し、リズムに乗って
踊っています。
明るいはずなのに、でもやはり悲しくなるんですね。
それは登場するのが福島の人たちで、不自然なほど明るいから
なのかもしれません。
「私たちはこれほど幸せなんですよ」
「私たちの福島を見てください」
と元気に振舞うのが悪いと言ってるわけじゃありません。
地元をアピールする姿勢を悪いとも思いません。
あれほどの災害を乗り越えて逞しく生きる姿は感動的ですらあります。
しかしそれは阪神大震災のような自然災害、あるいは火事など一時的
災害や事故に限られたものじゃないかと思うのです。
阪神大震災のように大災害と言えども、たいてい数年もたてば復興
できます。
しかし福島のように数百年、数千年単位で計る原子力災害は、とても
数年で収まりきれるものじゃないのです。
また企業責任と政府の責任という意味で、解決もしないまま収めては
だめだと思うのです。
なぜなら国や自治体、そして東電を含む原子力村の利権と杜撰さのみ
ならず、放射能問題と言うのは下手をすると日本国民全体に降りかか
る問題だからです。
その意味で、この動画を作った人も出演者も、福島県民だけの問題と
勘違いしているんですね。
また大丈夫、元気だとアピールすることが原発推進に加担している
ということにも気づいていないようです。
「HAPPY福島版」と題されたこの動画、英語で解説されているので
海外の福島を紹介した動画のように見えますが、実は日本人が作った
ものです。
株式会社ソーシャルメディア研究所代表取締役、熊坂仁美氏により
作成されたものです。
この熊坂仁美氏という人の活躍範囲を見ると、ネット以外ではテレビ、
特にNHKが多く、新聞の連載は読売新聞やDaily Yomiuriなんですね。
ああ、やはり、あちら側の人なんだなあと思いました。
事実、熊坂仁美氏のホームページなどを見ると、ネトウヨたちが使う
「放射脳」という言葉が出てきます。
放射能被害を心配する人を揶揄する「放射脳」という言葉を平気で
使って、心配する人たちを攻撃しているんですね。
なんとなく独立総合研究所の青山繁晴氏とダブって考えてしまい
ましたがどうなんでしょうか?
福島県民と言えども自主的に避難できる人もいれば、何らかの事情で
避難できない人もいます。
避難しないからと言って、今の福島の現状を肯定してるかと言えば
肯定はしないものの、仕方なく甘んじてる人も多いんですよね。
中にはふるさとを愛して、敢えて在住してる人もいるのです。
僕のブログにも以前読者だった人で福島在住の女性がいました。
その人は福島を「うつくしま」と呼び、何があっても福島を見捨てる
ことは出来ないと語っていました。
でも線量計でいつも計っていたので環境汚染は気にしていたようです。
もし再び地震があり放射能にまみれても、逃げずに子供と2人福島で
果てる覚悟だとも言っていました。
そういう人もいるのです。
上の動画で明るく振舞っている人たちも今は大丈夫かも知れません
が、本格的な災厄は3年から5年で出てくると言われています。
今なら症状の出ている人もあれば出ない人もいるのです。
アスベスト被害者も、水俣被害者も、初めはみんな元気だったのです。
企業も政府も被害者が少ない間は風評被害だと言っていたのです。
実際問題、複雑な要素が絡み合い、将来的に何が起きるかわから
ないのが現代社会です。
国であろうと企業であろうとメディアであろうと被害者本人であっても、
将来にわたって安全だなどと絶対に断言できないはずです。
もし断言するなら、それは詐欺師以外考えられませんね。
そうした被害者を食い物にする企業、税収だけを心配する自治体や
政府、そのおこぼれを頂戴するメディア関係者は許せませんね。
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