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集団的自衛権、公明に限定容認論 72年見解を根拠に(朝日新聞)
http://www.asyura2.com/14/senkyo166/msg/729.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 6 月 13 日 09:35:25: igsppGRN/E9PQ
 

集団的自衛権、公明に限定容認論 72年見解を根拠に
http://www.asahi.com/articles/ASG6D64K7G6DUTFK017.html?iref=comtop_6_04
2014年6月13日05時02分 朝日新聞


 公明党は12日、集団的自衛権を使える範囲を日本周辺の有事に限定したうえで認めるかどうかの検討を始めた。党幹部の中に、集団的自衛権の行使を朝鮮半島有事など極めて狭い範囲に限ることで、党内や支持者の理解が得られないかとの意見が出始めたためだ。ただ、行使容認そのものに慎重な意見もなお根強く、党内がまとまるかは予断を許さない。

 山口那津男代表、北側一雄副代表ら幹部は12日、国会内などで断続的に集団的自衛権の行使を認めるかどうかを協議した。1972年に自衛権に関する政府見解で「国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底からくつがえされるという急迫、不正の事態」に限り自衛措置が認められるとした部分を根拠に、集団的自衛権が使えるか議論することにした。

 与党協議のメンバーの一人は、使える場合を「生命や権利が根底から覆される」という日本人に直接影響が出るケースに限定することで、政府が示した朝鮮半島有事から避難する邦人を乗せた米輸送艦を守る事例だけが容認されるとみる。別の幹部も「首相が想定する米国に向かう弾道ミサイルの迎撃や、中東のホルムズ海峡での機雷除去はできなくなる」と話す。

 だが、72年の政府見解は同時に、「集団的自衛権の行使は憲法上許されない」と結論づけている。公明が、限定的とはいえ見解を行使の根拠とすれば矛盾することになる。

 安倍晋三首相が集団的自衛権の行使へ、今国会中の閣議決定を指示したことから、公明内には「反対するだけではすまない」(幹部)との声も上がっており、限定的な容認を検討することにした。

 政府・自民内には、公明内に容認に向けた動きが出てきたことから、22日が会期末の今国会中の閣議決定見送りを容認する意見も出ている。


            ◇

1972年の自衛権に関する政府見解の全文
http://www.asahi.com/articles/ASG6D533PG6DUTFK00Q.html
2014年6月13日03時05分 朝日新聞

 国際法上、国家は、いわゆる集団的自衛権、すなわち、自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されていないにかかわらず、実力をもって阻止することが正当化されるという地位を有しているものとされており、国際連合憲章第51条、日本国との平和条約第5条、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約前文並びに日本国とソビエト社会主義共和国連邦との共同宣言3第2段の規定は、この国際法の原則を宣明したものと思われる。そして、わが国が国際法上右の集団的自衛権を有していることは、主権国家である以上、当然といわなければならない。

 ところで、政府は、従来から一貫して、わが国は国際法上いわゆる集団的自衛権を有しているとしても、国権の発動としてこれを行使することは、憲法の容認する自衛の措置の限界をこえるものであって許されないとの立場にたっているが、これは次のような考え方に基づくものである。

 憲法は、第9条において、同条にいわゆる戦争を放棄し、いわゆる戦力の保持を禁止しているが、前文において「全世界の国民が……平和のうちに生存する権利を有する」ことを確認し、また、第13条において「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、……国政の上で、最大の尊重を必要とする」旨を定めていることからも、わが国がみずからの存立を全うし国民が平和のうちに生存することまでも放棄していないことは明らかであって、自国の平和と安全を維持しその存立を全うするために必要な自衛の措置をとることを禁じているとはとうてい解されない。

 しかしながら、だからといって、平和主義をその基本原則とする憲法が、右にいう自衛のための措置を無制限に認めているとは解されないのであって、それは、あくまで外国の武力攻撃によって国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底からくつがえされるという急迫、不正の事態に対処し、国民のこれらの権利を守るための止(や)むを得ない措置としてはじめて容認されるものであるから、その措置は、右の事態を排除するためとられるべき必要最小限度の範囲にとどまるべきものである。そうだとすれば、わが憲法の下で武力行使を行うことが許されるのは、わが国に対する急迫、不正の侵害に対処する場合に限られるのであって、したがって、他国に加えられた武力攻撃を阻止することをその内容とするいわゆる集団的自衛権の行使は、憲法上許されないといわざるを得ない。


 

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コメント
 
01. 2014年6月13日 10:33:32 : uT4TNrxe8s

だ・か・ら


「国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底からくつがえされるという急迫、不正の事態」っていうのは安倍が政権握って好き放題やってる「今」だろうが
自公政権に対して俺たち国民が「自衛権」を発動すべし!!


02. 2014年6月13日 10:36:58 : jV3gbWUDmU
<集団的自衛権>72年の政府見解説明へ…与党協議
毎日新聞 6月13日(金)7時10分配信

 公明党は12日、集団的自衛権の行使容認を巡る与党協議で、行使を一部容認する閣議決定の議論を、政府が示した15事例より先行させる検討を始めた。安倍晋三首相が22日までの今国会中の閣議決定を強く求める一方、与党協議で個々の事例を巡る合意が遅れているため。13日の与党協議では、公明党が一部容認の根拠とする1972年の政府見解について、政府側が説明する見通し。同党は一部容認で与党が早期合意すれば、国会閉会後に事例を詳細に検討できるとみている。

 ◇閣議決定、先行を検討

 公明党は72年見解の「国民の権利を覆される急迫、不正の事態」に行使容認を限る閣議決定に加え、さらに行使容認に関する8事例を仕分けし、行使容認に具体的な歯止めをかけたい考えだ。しかし今国会閉会が迫る中、15事例を巡る同党内の意見集約が難航。閣議決定の先行論が浮上した。

 同党幹部は「閣議決定の議論を事例より先行させることはあり得る」と述べた。閣議決定後の与党協議が7月以降にずれ込んだ場合、首相が秋の臨時国会までに行う内閣改造・党役員人事などの政治日程に影響する可能性もある。

 一方、公明党は72年見解に基づく一部容認案を適用できる事例も検討。周辺有事で退避する邦人を輸送する米艦の防護は容認する方向。日本近海でミサイル防衛に当たる米艦の防護や、強制的な船舶検査(臨検)も認める検討をしている。

 ホルムズ海峡などで武力攻撃が発生し、機雷で封鎖された事例は、政府・自民党内に容認を求める声が強い。だが公明党は急迫不正の侵害に該当しないとして見送る方針だ。米国への弾道ミサイルを迎撃する事例も除外する方向だ。【田所柳子、高本耕太】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140613-00000012-mai-pol


03. 2014年6月13日 10:40:25 : jV3gbWUDmU
集団的自衛権 公明、解釈変更容認へ 行使条件厳格化で集約
産経新聞 6月13日(金)7時55分配信

 公明党は12日、集団的自衛権の行使に関し憲法解釈の変更を容認する方向で調整に入った。昭和47年10月に田中角栄内閣が参院決算委員会に提出した見解を基に、行使容認は「国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される急迫、不正の事態」に限定し、自民党が主張する「自衛のための必要最小限度の範囲」という「限定容認論」よりも厳格にすることで党内の集約を図る。

 47年の政府見解は、憲法が認める自衛のための措置について「国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される急迫、不正の事態に対処し、国民の権利を守るためのやむを得ない措置として初めて容認される」としている。ただ、当時は集団的自衛権行使を禁じる結論だった。

 公明党幹部は「47年の政府見解が基本となる」と明言。政府見解にある「国民」について「国全体とか総合的な意味がある」とも解説した。

 公明党側は、有事の際に邦人を輸送する米艦防護の必要性は認識しており、この事例は、「国民の生命が根底から覆される事態」に該当すると判断している。党幹部の解説に従うと、適合する事例は拡大できる。これに対し、自民党からは早速「厳格すぎる」(幹部)と難色を示す声が上がっている。公明党内にも、行使容認への慎重論が根強くある。

 13日の与党協議では、47年の政府見解について協議する予定だが、自公両党の調整が円滑に進むかはなお見通せず、集団的自衛権の行使を可能とする憲法解釈変更の閣議決定原案についての議論は先送りする方向だ。このため政府は、解釈変更の閣議決定について、公明党内の手続きに時間がかかることを見越して、今国会中の実現を見送り、閉会後の早い時期に行う方向で調整している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140613-00000081-san-pol


04. 2014年6月13日 11:40:35 : qQo4zpJqE2
集団的自衛権の容認を、公明党がした。
にわかには信じられないが、本当なら重大事である。
これが、針の一穴、となる。

公明党も変質したものだ。
婦人部隊は許さないだろう。

社会党の2の舞に、公明党はなるのでないか?。


05. 2014年6月13日 12:00:15 : OQaAfqzxYs
<集団的自衛権>発動3要件を提案 与党協議
毎日新聞 6月13日(金)11時45分配信

 自民党の高村正彦副総裁は13日午前の「安全保障法制の整備に関する与党協議会」で、政府の「自衛権を発動するための3要件」に集団的自衛権の行使を一部容認する文言を追加し、閣議決定の柱とするよう提案した。第1要件の「日本への急迫不正の侵害」を変更し、他国への攻撃であっても1972年の政府見解の示す「国民の権利が根底から覆される」おそれがある場合も行使を容認する内容。公明党の一部容認論に沿ったもので、同党は検討する考えを示した。

 自衛権発動の3要件は85年の政府答弁書などに基づき、(1)我が国に対する急迫不正の侵害がある(2)これを排除するために他に適当な手段がない(3)必要最小限度の実力行使にとどまる−−ことを満たした場合、日本が武力を行使するとしている。政府の従来の憲法9条解釈は個別的自衛権のみの発動を認め、3要件もそれに沿ったものだ。

 高村氏はこの日の与党協議で3要件の(1)を変更し、「他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆されるおそれがある」場合にも、武力行使を認める案を検討するよう、公明党に求めた。

 公明党は政府の72年見解をふまえ「国民の権利が根底から覆される急迫、不正の事態」に限り、行使を一部容認する方針を固めている。高村氏の提案は72年見解に近い表現を自衛権発動の要件に追加し、行使容認の根拠とすることで、公明党の理解を得る狙いがある。

 高村氏は安倍晋三首相が求めている閣議決定の「核心部分」としたい考えも示した。公明党の北側一雄副代表は即答を避け、会合後、記者団に「議論はこれからだ」と述べた。

 また高村氏は次回の与党協議で、閣議決定の原案を政府から提示することも求めたが、北側氏は「まだ議論が進んでいない」と難色を示した。

 一方、与党協議では政府の15事例のうち、集団的自衛権行使が必要とされる▽強制的な停船検査(臨検)▽米国へ向けた弾道ミサイルの迎撃▽海上交通路(シーレーン)に敷設された機雷の掃海−−などを検討。公明党は「集団的自衛権には当たらない」などと反論。政府にさらに詳細な説明を求めた。【宮島寛、高本耕太】

 ◇自民党の高村正彦副総裁が示した集団的自衛権の行使を認める新たな「武力行使の3要件」

(1)我が国に対する武力攻撃が発生したこと、または他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆されるおそれがあること

(2)これを排除し、国民の権利を守るために他に適当な手段がないこと

(3)必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140613-00000042-mai-pol


06. 2014年6月13日 12:21:50 : 4UuGFbwvGA
阿修羅住民は公明党が大嫌いで誰も期待して無いだろ。

07. 新共産主義クラブ 2014年6月13日 14:46:36 : w0NMVeciJ/Y.. : 183U02GDLU
阿修羅の小沢支持者は、大半が、創価学会の小沢派だろ。

自民党は嫌いでも、公明党の支持母体なのが阿修羅住民だろ。

この記事へのアクセス数の少なさが、何よりの証拠。


08. 2014年6月13日 17:33:31 : YxpFguEt7k
浅井久仁臣氏
「集団的自衛権を巡って公明党のふらつき具合がメディアで取り沙汰されている。中には、公明党は条件付きで容認するのではとするものもある。
 そこで、学会幹部のひとりに内部の空気を聞いてみた。彼は、それらの報道に怒り心頭。公明党が容認に踏み切れば、学会では大変な騒ぎになるとの見方を示した。」
https://twitter.com/asaikuniomi/status/477346675158048768

信者の離散が止まらないでしょう。
学会幹部としては、看過できないでしょう。


09. 2014年6月13日 21:18:54 : etPhX8oeNA
ちょっと前に自民党が鳴り物入りで持ち出してきた「砂川判決」はどこへ行ったのか?「牽強付会」と批判され、無理だと感じて引っ込めたとおもったら、今度は「72年政府見解」が登場か?。御都合主義も極まれりだね。

これほど憲法を蔑ろにし、これほど国民を愚弄している政権を見たことがない。

憲法学者の樋口陽一さんは、今の政治の状況を「あまりにも無残!」と表現していた。


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