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浮上する自公党首会談案 「集団的自衛権」は“決着”ムード
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2014年6月12日 日刊ゲンダイ
外堀を埋められる公明党/(C)日刊ゲンダイ
閣議決定短期先送りで合意か
予想された通り、公明党は白旗か。安倍首相が強硬に推し進める解釈改憲による集団的自衛権の行使を容認する気配となってきた。
新たに官邸サイドが描くプランはこうだ。行使容認に慎重な姿勢を崩さない公明党に配慮する形で、今国会内を目指してきた閣議決定を閉会後に短期間先送りする。その代わり、会期内ギリギリの今月20日に自公の党首会談を行い、そこで大筋合意するのだという。
公明党の上田勇政調会長代理は11日のラジオ番組で、「憲法解釈が変わることはあると思う。ただ、慎重な議論の上で、国会でも議論しないといけない」と発言。解釈改憲を認めることもあり得るという認識を示した。もともと与党離脱が選択肢にない公明党内には、最終的には認めるしかないという空気が漂っていた。あとは安倍の言う集団的自衛権行使の「必要最小限度」をどう位置付けるか、といった閣議決定の文言の調整になりつつあるもようだ。
ただ、そんな公明党内で最も慎重だといわれるのが山口那津男代表。そのため安倍が党首会談で直接会って説得する案が浮上してしる。
安倍政権のブレーンの飯島内閣参与が米国での講演で、「公明党と創価学会の『政教分離』の憲法解釈も変わる可能性がある」という趣旨の発言をしたが、こうした見解も公明党を揺さぶる“包囲網”となっている。
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