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2014/06/11 21:35
生活の記者会見において、小沢氏のクールで明晰な解説を聞いていると、本ブログで話していることと、あまり違いがないことがわかる。
その中でも、小沢氏の端的なクールさが出ているのは以下の質疑に対する答弁である。
Q:今の原子力規制委員会の委員で、島崎邦彦委員長代理等、委員を2人任期が9月で切れるということで、政府が新しい委員の候補として前日本原子力学会会長、原子力を推進する学会の方(田中知氏)を推す様な案が出ているが、その新しい原子力規制員会の人事について、生活の党としてはどういう風に対処していくのか。(IWJ)
小沢氏:うちの方は脱原発だもの。原発は止めた方がいいという、その考え方で判断する。
政府が原子力推進の人を入れるのは仕方がいない。政府は推進なのだから。だから、文句があったら政権を取って代える以外ない。民主主義というのはそういうもの。野党がいて批判や文句、反対はするけれども、決めるのは多数決だから。そういうことなのだよ民主主義は。一票でも多い方の言う通りになるのだ。少数意見が云々なんていう議論が出るのは日本だけだ。だから、他の国ではもう採決する前から政府は自分たちの出した法案に基づいてどんどん進めてしまっている。予算だって日本は通るまで配分してはいけないと言って、55年体制で野党が、社会党がわーわー言ったであろう。全然、他の国では通る前からじゃんじゃん進めてしまっている。どうせ勝つのだから。投票すれば通るのだから。
だから、犬の遠吠えではだめなのだ。実際に国民に訴えて、国民の支持を得て、議会で多数を占めると。それによってやる。もちろん野党の時は政府に対して自分たちの主張に基づく批判をすることは大いに結構だけれども、最終結論は多数決だからしょうがない。
Q.規制委員会の人事については、原子力委員会を設置するときにこういう経歴の方はだめですよという欠格要件を定めていたのだけれども、それに田中知さんは抵触するのではないかということだが。(IWJ)
小沢氏:私たちは反対するけれども、何度も言うけれども政府がいいと言ったら多数決なのだからどうしようもない。民主主義というのはそういうものなのだから。多数で決める以外に方法がないのだ。反対だ賛成だというのをいつまでもやっていたら決まらないであろう。結論を出す、物を決めるためのやり方として、多くの先人が色々紆余曲折あって多数決というのを決めてきた。そして、選挙でもってそれを国民が選ぶと。
だから、おかしいと思ったら、国民皆さんに分かるように一生懸命報道してもらいたい。
上記の回答は、如何にも小沢氏らしい。民主主義とは多数決であり、自民党の今の暴挙は当たり前のことと達観している。それにしても、絶対多数の前にはマスコミの批判も恐れるにはあたらないということである。国民も自分達がどこに連れて行かれるかわからないのに、現状に疑問をもたず、何も考えていない国民は何時か来た道に連れて行かれる。
Q:二点あり、一つは野党再編の話。もう一つは集団的自衛権の話でお伺いしたい。あらためてとなるけれども、維新の会が先週分党という形になり、予想されたよりも橋下さんの方に行く人が少なく、石原さんの方に行った人が多かった。この現状についてどういう風にお考えになるかというのが一つ。
それから集団的自衛権。今日も参議院決算委員会でやっていたけれども、安倍さんは一つの事例として米艦船が日本人を助けた場合に、それを防衛するという一つの事例を代表的事例として日本人を守らなくてもいいのかと言って挙げている。(日刊ゲンダイ)
小沢氏:維新のことについてはこれも人様のことだからよく分からないけれども、はたから見ていると、石原さんの方は、少なくとも石原さん個人は、自民党と完全に協調体制を取っていくのだという考え方のようである。
それで、維新のメンバーというのは、ほとんどの人が初当選の人であり、しかも、多分そこは自民党の現職、もしくは大阪でも候補者は皆いるところだから、そういう意味において石原さんの思想的なあるいは政治姿勢とは別に、そういう選挙的な事を考える人も多かったのではないかという風に思うけれども、表の形は石原さんのああいう政治体質、政治姿勢というものと、そうでないことがはっきりと分かれてきたので、私は逆に野党の協調体制はやりやすい方向に向かうのではないかと思っている。
集団的自衛権の15事例というのは、集団的自衛権とは関係ないことまでいっぱい入っているけれども、今お話のように米艦船が日本人であろうが誰であろうが乗せていようとも、アメリカの艦船を攻撃するということはアメリカとの戦争状態になることだから、自衛隊が行って守るとか守らないとかいう話ではなくて、事例としてもあり得ないけれども、仮にあったとしてもアメリカの艦船を今攻撃する国というのはまずこれまたありえない。
だから、どう考えてもありえない話であり、それはアメリカとの宣戦布告になる訳だから、戦争状態になるということだから、まず常識的にほぼありえないことだと思っている。
どちらにしても、日本人を運んでいるということもあり得ないし、それを攻撃する国があるということもあり得ない。だから、おっしゃる通りのいろんなことをまぶして、日本人の命を守るのだ、いや何をするのだということの一つの作り話みたいな、国民受け、国民がノーと言えないような形のものを、誰が作文したのか知らないけれども、作ったということではないか。
維新の石原氏は、このブログで指摘したように「野党の協調体制はやりやすくなる」と述べている。民主党の中身が問題であるが、羽田氏が前原氏に、内部で直接海江田代表に言わないで、そとに向かって言うのはよせと言ったらしい。口先番長の前原氏は、小沢氏のことも直接小沢氏には言わず、後ろから鉄砲を撃った男である。この習性はいつまで経っても治らない。早く出て行ってもらった方がいい。もう一度、共通認識のもので協調関係を築く必要がある。
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