http://www.asyura2.com/14/senkyo166/msg/647.html
Tweet |
平成26年(H26)とH24に行われた都知事選での舛添・猪瀬両氏の地区得票分布(=地区得票数/全得票数)が奇妙に一致していることから、選挙機器ムサシによる不正選挙の証拠であると取り沙汰されている。確かに、あり得ない一致に見えるので、選管の公表データを解析してみた。結論として、この奇妙な一致は不正選挙の証拠にはならないと考えるので、その根拠について説明する。
まず、表1を見て欲しい。H11,H15,H19,H23,H24,H26の都知事選当選者の地区得票率(=地区得票数/地区有権者数)を全得票率(=全得票数/全有権者数)で除したものである。人口が2万人以下の町村部を除いて、地区得票率は10%〜20%程度のばらつきで全得票率と一致している。マスコミに洗脳される現代においては、当選候補者に対する住民の投票意識に顕著な地域差がないことは十分に考えられることである。
町村部以外の地区得票率はほぼ全得票率に等しく、地区得票数が地区有権者数に単純に比例するとすれば、地区有権者分布(=地区有権者数/全有権者数)の選挙年度毎の変動が小さい場合、地区得票分布の変動も小さいと考えられる。H11,H15,H19,H23,H26の地区有権者分布をH24の地区有権者分布で除した値を表2に示す。町村部を除くと、H19,H23,H26の地区有権者分布は10%程度のばらつきでH24の地区有権者分布と一致するが、H11,H15では一部の地区でH24の地区有権者分布より20〜40%程度小さい。
表3にH11(石原),H15(石原),H19(石原),H23(石原),H26(舛添)の都知事当選者の地区得票分布をH24(猪瀬)の地区得票分布で除した値を示す。町村部を除くと、H19,H23,H26の地区得票分布は10%程度のばらつきでH24の地区得票分布と一致するが、H11,H15では一部の地区でH24の地区得票分布より20%〜40%程度小さく、表2の地区有権者分布と整合的である。
結論として、H26とH24の舛添・猪瀬両氏の地区得票分布の一致は、H11(一部の地区を除く)、H15,H19,H23とH24でも見られ、当選候補者に対する住民の投票意識の地域差と地区有権者分布の変動が小さいことで説明できるので、地区得票分布の一致を不正選挙の証拠とすることには無理がある。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK166掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。