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太平洋戦争:軍部批判し投獄された衆院議員 自叙伝を復刊(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/14/senkyo166/msg/551.html
投稿者 gataro 日時 2014 年 6 月 09 日 09:08:52: KbIx4LOvH6Ccw
 

太平洋戦争:軍部批判し投獄された衆院議員 自叙伝を復刊

毎日新聞 2014年06月08日 21時11分(最終更新 06月08日 23時10分)
http://mainichi.jp/select/news/20140609k0000m040054000c.html
http://mainichi.jp/select/news/20140609k0000m040054000c2.html

 ◇「父駆り立てたのは正義感」

http://mainichi.jp/graph/2014/06/09/20140609k0000m040054000c/001.html
父敬太郎さんへの思いを語る吉田潤世さん=福岡県芦屋町で、平川哲也撮影

 
太平洋戦争中に大政翼賛体制下の国会で衆院議員を務めながら、大本営発表を批判して投獄された人がいた。戦後は福岡県若松市(現北九州市)の市長も務めた吉田敬太郎さん(1988年に89歳で死去)。絶版になっていた自叙伝を長男潤世(じゅんせい)さん(83)が復刊し配布している。自叙伝に込められた吉田さんの思いは、国家の虚偽という過去の過ちを繰り返さないための後世への警鐘といえる。【平川哲也】


 「『国賊』と呼ばれても父が戦争に反対したのは、大本営発表のウソを見抜いていたからですよ」。福岡県芦屋町の自宅で潤世さんは、3年前に復刊した父の自叙伝「汝復讐(なんじふくしゅう)するなかれ」のページを繰りながら語り出した。



 吉田さんは若松市出身。火野葦平の小説「花と竜」にも登場する侠客(きょうかく)の元親分で衆院議員の父磯吉氏の地盤を継いで42年に初当選した。ミッドウェー海戦の損害を過小に発表するなど、大本営が情報統制を強めたころに重なる。そうした内実を、吉田さんは外務省に勤める大学の同窓生らから聞いていたという。



 自叙伝で、吉田さんは「当局が国民に判断の基礎となる資料をひた隠しにしていたのだから、最後の破局が到来するまでその欺瞞(ぎまん)を見破れるはずもなかった」と書く。44年夏にサイパンが陥落して敗戦が濃厚になると、学友から聞いた情報を基に「軍部の欺瞞」を突く演説を地元で始め、停戦を主張した。国会では軍事費の決算報告がないことを追及し、憲兵らに追われる日々が続いた。



 45年3月、根拠のないうわさを流したなどとして逮捕され、福岡市内であった軍法会議で懲役3年の実刑判決を受けて刑務所に収監された。潤世さんら子供たちも「国賊の子」と陰口をたたかれた。敗戦で嫌疑が晴れ出獄したが、潤世さんは栄養失調でやせ細った父の姿を記憶している。



 収監中に出会った聖書が「汝自ら復讐するなかれ」と説くのに共感した吉田さんは、その後キリスト教の牧師となる。さらに51年から若松市長を3期務め、5市合併による63年の北九州市移行後に公職を退いた。



 終戦から69年を控え、潤世さんは「父を行動に駆り立てたのは『本当のことを言わねばならない』という正義感だったと思います」と話す。

 特定秘密を漏えいした者に最大10年の懲役を科す特定秘密保護法が年内にも施行される。国家が恣意(しい)的に特定秘密を指定し、事実を隠すような恐れはもうないのか。「生きるか死ぬかの体験をしてきた中で父が伝えたかったことがあるはず」と潤世さん。その父は自叙伝の後書きでこうつづった。「これは老船長の航海日誌で、人生の大海に挑もうとする若い航海士への参考のために書いたものです」



 A5判118ページで初版は71年。500冊ほど在庫があり、発行元の若松バプテスト教会(北九州市若松区)が希望者に無償で配布している。



 

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コメント
 
01. 2014年6月10日 10:36:11 : wJZnV3B0jk
集団的自衛権を何が何でも今国会中に、成立させようと必死の安倍総理、他自民党の面々に是非読んで貰いたい。そして手助けしているクズマスコミ、彼方たちが真実を報道しなかった為に現在、国民も戦後の処理で苦労をしている、如何にマスコミが世論を動かすかは十分知っての行動で責任重大である。

02. 2014年6月10日 18:52:12 : uKuaFgdgds

[ 宇野 正美 ] 黄金奪取、大東亜戦争の真相 2010年 4月収録http://www.youtube.com/watch?v=XfjfkfqrinQ



03. 反イルミナティー主義 2014年6月10日 21:58:15 : c/WVv5CaliQ7M : KqJxltKOcs
タイムマシーンがあったら機関銃をもって
戦争中の日本の大本営に突入して乱射して陸軍幹部や憲兵幹部を
蜂の巣にして薬師丸ひろ子みたいに「カイカン!!」
って言ってみたい!!おっと道を外れた(笑)。昔の憲兵や
軍関係者なんて栄養と体格が良くないからおまけ位に精神論だろあいつら(笑)。
連中とタイマン張っても勝てる自信はあるぜ!!ああ、ドラえもんのタイムマーンかデロリアンのタイムマシーンができないかな?あの時代に行って腐った旧日本軍の特に腐った陸軍の幹部と憲兵どもを粉々のギッタギタ(byジャイアン、笑)
にして戦争回避させたいぜ!!最後に岸信介を現代に連れてきて皇居前で土下座させて、コイツは東條英機よりも悪辣な戦犯ですとと言うプラカードを首に掲げさせて街ゆく一般市民の皆さんにフルボッコにしてもらいたいぜ!!(笑)

[32削除理由]:アラシ
04. 2014年6月11日 03:07:11 : w3M1BHSquE
>>02
おいおい〜〜〜^^;
金を奪取したであろう事は、実際に有った事ではあるだろうけど
戦争の目的そのものが金の奪取だったなんて、余りにも穿った曲解も良い所だろ
戦争するのにどれ程“莫大”な国家予算を浪費するのか 判ってない人間の言う事だぞ

太平洋戦争どころか、1904年の日露戦争でさえ 戦費償還は100年かけて終ったのは ついこの間だ
貨幣価値が違うから具体的な金額は出ないが、とんでもなく莫大な費用になる事だけは間違いないのだ

金が目的なら、カネを出して“買った”方が 遥かに安いって 小学生にでも解る事だぞ。


05. 2014年6月11日 09:32:59 : Py06vl5ang
権力者は国民の事など考えない。マスゴミはいつの時代でも権力者の走狗であり、権力者の意向を忖度して、世論を誘導し多数意見となる。

従つて少数意見こそ常に正論である。


06. 2014年6月11日 10:29:39 : jDUea84PZI
先の大戦を始めたとき、現地で物資を調達せよと、言われて
出されたのですよ、今のアメリカの戦争のように、あるいは自衛隊のように、
後方支援なんて、なかったのですよ。

歴史を知らないって、怖いですね
それだけ日本の支配者が酷かったか、知ってほしい。
むごすぎるでしょ。
亡くなった人の魂はまだ、日本の空をさまよっていると
思います。
靖国参拝でも、おさまらないようですよ。


07. 2014年6月11日 16:08:48 : kSTFYkM3Gg
戦時中も今もマスゴミが真実隠蔽機関であることは変わりは無い、毎日大本営発表を垂れ流して何も恥じるところが無いのも同じだ。
テレビ新聞を排除しなければ世の中はまともにならないのは確かな事だ。

08. 2014年6月11日 17:28:29 : w3M1BHSquE
>>06
おっしゃる通り、日本軍は基本的に兵站は現地調達
兵站と言うものが どれ程重要な要素であるかの認識が全く無かった

先の大戦どころか、日本初の対外戦争である 「日清戦争」 の頃からしてそうだった
食料などは朝鮮半島に上陸した後から 現地で収奪したのである

太平洋戦争に於いても もちろん同様であり、十分な兵站を用意せず 東南アジア各地に一斉進出した訳で
最初は、解放軍として迎えられた日本軍も 現地で収奪を行うようになっては
現地民にとっては、欧米に変わる新たな収奪者 侵略者としか成らなかった訳です。


09. 2014年6月11日 18:59:55 : dvdiHuUzYz
吉田敬太郎さんが初当選した選挙というのは、
昭和17年のいわゆる翼賛選挙ですね。

この時、非推薦(選挙運動を政府から妨害された)で
当選した人で、現在でも知られている人としては、
芦田均、鳩山一郎、三木武夫といった戦後の総理、
河野洋平さんの父親である河野一郎、私らの世代なら
「一日一善」のCMが懐かしい笹川良一といった各氏。

愛国党の赤尾敏さんも、戦後世代には
「いつも選挙に落選している頑固爺」というイメージが
ありますが、この時は非推薦で当選し、反共の立場から
東条総理と対立しています。

歴史に詳しい人なら、中野正剛さんも思い浮かぶでしょう。
東条さんと対立して、最後は自決。

それから、非推薦グループで忘れてはならないのが、
安倍晋三の祖父である安倍寛さん。気骨のある、
清廉潔白な人物だったと聞きます。

安倍寛さんについては、もっと広く知られるべき
人物なのですが、なにぶん出来の悪い孫が
父方の祖父を意識して隠しているような感じ
がありますのでね・・・


10. 2014年6月14日 07:01:10 : AgumpIiQVY
>>04には驚いた。

戦争に当たって、施政者は国民のことなどお構いなし、それ献金だ弾丸切手だと国民から搾り取り、兵士はすべて使い捨て、国が疲弊しても自分たちは安全な場所から美味い汁を吸い続けたことが理解できないとは情けない。

国が借金しても自分の懐が膨れればよい。それが政治家の本質だ。



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