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新ベンチャー革命2014年6月7日 No.905
タイトル:2014年6月のG7で除け者にされていたのはプーチンではなく安倍総理だった?:ロシア抜きのG7の翌日、ノルマンディー式典で米露会談のなぜ?
1.G7でロシアを仲間はずれにしたオバマはノルマンディーでプーチンと会談
2014年6月5日、ベルギーにてG7が行われました。今回、ロシアがはずされています。その理由はウクライナ問題にてG7各国とロシアの対立が起きているからです。ところが、翌6日にフランスにてノルマンディー上陸70周年記念式典が行われ、こちらで、米露会談が行われたそうです(注1)。
今回のオバマとプーチン両者の真の訪欧目的はG7出席ではなく、ノルマンディーでの非公式会談であったことがバレバレとなりました。
日本国民はこのニュースに何の疑問も湧かないのでしょうか。ウクライナ問題で米露関係は悪化しているはずなのに、なぜ、ノルマンディーで米露会談が実現しているのでしょうか。
日本のマスコミは、事実関係を報道するだけで、上記の疑問にはまったく答えません。なぜなら、日本のマスコミはオバマとプーチン両者の水面下の敵である米国戦争屋ネオコンに牛耳られているからです。
なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。
2.ウクライナでクーデターを起こした黒幕は米戦争屋ネオコンなのに、日本のマスコミはそれを報道しない
ウクライナでクーデターが起き、親露政権が倒され、親EU政権が実権を握っていますが、このクーデターの背後で暗躍したのは、米戦争屋ネオコンとウクライナのアンチ・プーチン勢力(親ネオコン)です。このウクライナ騒動はすべて計画的に行われています(注2)。彼らの目的はウクライナをアンチ・プーチン化することです。そして、ウクライナをシリアの次に紛争のターゲットにするためです。米戦争屋は戦争をビジネスとしているため、常に世界のどこかで紛争を引き起こす策謀を繰り返します。
一方、オバマ政権もEU各国も民主主義を標榜しているにもかかわらず、ウクライナのクーデターをオモテムキ支持しています、クーデターは民主主義に反する政変ですから、いかなるクーデターも正当化できないはずですが・・・。
そのオバマ政権もEU各国も米戦争屋と呉越同舟のライバル関係にある欧州寡頭勢力とその米国勢力である欧米銀行屋に牛耳られていますが、彼らは世界的寡頭勢力を構成しており、世界的寡頭勢力と対峙するロシア・プーチンとはエネルギー利権にて利害が対立していますので、オバマもEU各国もオモテムキ、プーチン批判のポーズをとっています。
ただ、米戦争屋ネオコンがイラク、リビア、シリアに次いで、ウクライナで軍事的混乱を起こすことを、欧州寡頭勢力は本音では嫌っています。したがって、オバマもEU首脳もウクライナ問題でプーチン批判するものの、米戦争屋ネオコンの欧州勢力であるNATOをウクライナに出動させてウクライナ戦争を起こすことには消極的です、なぜなら、それはNATOとロシア軍の戦争に発展する危険があるからです。
一方、プーチンもオバマ政権下の米国やEUを敵に回して戦争する気は毛頭ありません。このように、G8の指導者は安倍総理と違って、常に戦争回避を最優先します。このことをわれら日本国民は知るべきです。
3.オバマとプーチンには共通の敵がいる、それは米国戦争屋ネオコンだ
本ブログでは、オバマとプーチンは両者、本気で敵対する気は毛頭ないとみています。その意味で、オバマ政権がプーチン批判するのは口先だけと思われます。
そして、オバマとプーチンには実は共通の敵がいて、それが米戦争屋ネオコンなのです(注3)。
このようなオバマとプーチンの関係を知ると、オバマやEU首脳が今回、G8でなくG7にしてプーチンを除け者にしたにもかかわらず、G7の翌日、ノルマンディーではしっかり握手している事情がよく理解できます。
問題は日本のマスコミです、彼らは米戦争屋ネオコンに牛耳られているので、オバマとプーチンが非公式にはツーカーであることの説明ができないのです。
ところで、今のオバマは、米国からロシアに亡命した元CIA諜報員のエド・スノーデン(米戦争屋ネオコンの闇を暴露した米国人で、米戦争屋にとっては暗殺の対象である)の身柄引き引渡しをプーチンに要求しないワケもオバマとプーチンの関係を知ればよくわかります。エド・スノーデンが生きてロシアに亡命できたのは、オバマの背後に控える欧州寡頭勢力が認めているからです、だからこそ、米戦争屋はスノーデンに手が出せないのです。
4.米国戦争屋に牛耳られる日本のマスコミは世界情勢の真実を日本国民に正しく伝えられない
日本のマスコミは米戦争屋ネオコンに牛耳られている限り、世界情勢の真実を日本国民に正しく伝えられません。
日本のマスコミは有識者を出演させて、オバマ政権になって米国の覇権力が弱まったとか、オバマ政権は弱腰だとか言わせていますが、この見解は米戦争屋サイドの発言です。
G7でもG8でも日本以外の首脳は、戦争だけは絶対にしないという前提で外交しているわけで、それはオバマも同じです。
その中で、日本の安倍総理のみ、戦争をビジネスとする米戦争屋ネオコンに牛耳られています。このことをオバマもEU首脳もよくわかっています、だから、今回のG7でも、安倍総理は完全に浮き上がっていたようです。
安倍総理は世界的寡頭勢力の水面下での力関係がわかっているのでしょうか、大変に疑問です。
注1:朝日新聞“プーチン氏、渋い顔 ノルマンディー式典で米露首脳対面”2014年6月7日
http://www.asahi.com/articles/ASG6730T2G67UHBI006.html?iref=com_alist_6_03
注2:本ブログNo.862『ロシア・プーチン、ウクライナでの反露クーデターを許す:欧米でのネオナチ台頭と日本の右傾化との関連性を読み解く』2014年2月24日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/33305002.html
注3:本ブログNo.772『日本での参院選を控えてロシア軍の極東軍事演習の狙いとは:日本は米オバマ政権と露プーチン政権の共通の敵に牛耳られていると気付け!』2013年7月16日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/32302759.html
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