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2014年06月06日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「石原慎太郎が、『皇室に頭を下げる奴はバカだ』と発言した。其の上で新党を立ちあげ安倍に合流しようとしている。奴らの新憲法は皇室の存在を否定しようとしている。こりゃー大掃除が必要ですな」という意見が寄せられている。「自民党より右」と定評のある日本維新の会の石原慎太郎代表が、天皇家を侮る不謹慎な発言を行っていることに不快感を抱いている国民が、このところ増えていることを示す現象の1つである。日本国憲法破棄・自主憲法制定を提唱している石原慎太郎代表は、ただの「暴走老人」にすぎないのか、それとも「恍惚老人(伝統的な言い方をすれば「ボケ老人」)」にすぎないのか、いずれにしても、自主憲法制定に当たっては、「天皇制」を否定して、天皇陛下を「元首」と規定しないのか、はっきりしてもらわなければ、国民有権者は、困ってしまう。ひょっとしたら、共和主義者なのか、はたまた第三帝国の「ヒトラー総統」同様の独裁者なのかも知れない。
◆石原慎太郎代表の発言で問題になっているのは、「文學界」(文藝春秋/3月号)の「石原慎太郎『芥川賞と私のパラドクシカルな関係』」というインタビュー記事のなかでの発言だ。
「いや、皇室にはあまり興味はないね。僕、国歌歌わないもん。国歌を歌うときにはね、僕は自分の文句で歌うんです。『わがひのもとは』って歌うの」
国旗「日の丸」国歌「君が代」について、法制化のとき、政府は「強制するものではない」と説明していた。だが、石原慎太郎代表は、東京都知事時代、憲法第19条の「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」という規定に反して、東京都立高教員に国歌斉唱時の起立を強制し、不起立の教師を次々に処分していた。にもかかわらず、自分は、「君が代」を軽んずるかのような発言を平気で行っている。国民有権者から見れば、釈然としないであろう。理屈に合わないからである。
◆日本維新の会は6月5日午後5時までに「石原慎太郎派」「橋下徹派」のいずれに所属するかを決めるよう62人の国会議員に決断を求めていた。この結果、「石原慎太郎派」に23人、「橋下徹派」に37人がそれぞれ集まり、無所属の道を選んだ者が2人ということになった。
このうち、「石原慎太郎派」に23人は、「自主・新保守・次世代」を要素にした新しい党綱領をつくり、新党を結党することにしているという。
しかし、「自主」に基づき「自主憲法制定」を目指すとして、この自主憲法草案のなかに「天皇制度」「天皇陛下の地位」について、石原慎太郎代表が「いや、皇室にはあまり興味はないね。僕、国歌歌わないもん。国歌を歌うときにはね、僕は自分の文句で歌うんです。『わがひのもとは』って歌うの」と発言しているように、我儘を認めるか否かという場面に直面した場合、「石原慎太郎派」に23人は、いかなる立場を取るかが問われる。
それ以上に、警戒しなくてはならないのは、「石原新党」が現在の欧州で台頭しつつある「極右政党」(排外的、移民排除的、EU否定的な政党)と同一視されかねないということだ。欧州では、ヒトラー、ムッソリーニの悪夢を呼び起こす「ファシズム」が徐々に膨らみつつある。「石原新党」は、安倍晋三首相、石破茂幹事長らの「軍事路線」に接近して、公明党に代わる「補完政党」を目指しているので、時代は「軍閥政治・大政翼賛政治」を復活させかねない文字通り「戦前回帰」に向けて大車輪の動きが加速化してきている。
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