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田原総一朗 朝日新聞批判に見る「歯止めのきかない波」の怖さ〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/14/senkyo166/msg/392.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 6 月 05 日 07:17:05: igsppGRN/E9PQ
 

田原総一朗 朝日新聞批判に見る「歯止めのきかない波」の怖さ〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140605-00000001-sasahi-soci
週刊朝日  2014年6月13日号


 ジャーナリストの田原総一朗氏は、朝日新聞に対するメディアの批判を認めつつも大きな流れを抑制する担い手は必要であるとその理由をこう語る。

*  *  *

 最近になって、保守系の新聞や雑誌で「朝日新聞批判」が目立つようになった。

 そして、こうした批判には、一定の説得力がある。例えば、安倍首相が容認しようと意気込んでいる集団的自衛権の行使に、朝日新聞は批判的、というよりも危険視している。

 それに対して、保守系の論客は、「集団的自衛権というのは、全世界のどの主権国家も保有しており、それを行使する権利も同様に全世界共通だ」と主張する。「集団的自衛権の行使を禁止する国家というのは、日本以外には存在しない」というのである。こうした主張は正しく、少なくとも世界の主要国で集団的自衛権の行使を禁止している国家は日本だけである。

 また、4月下旬にオバマ大統領が来日して、「日本の尖閣諸島は日米安保条約の適用対象になる」と明言した。つまり尖閣に外部から軍事攻撃があった場合に、米軍は日本側と共同で防衛にあたるという基本線を確認したわけだが、そのことを朝日新聞を含む日本のメディアはこぞって歓迎した。

 だが、そのオバマ大統領の発言は、実は、アメリカの集団的自衛権の行使を意味していて、日本は集団的自衛権の受益者になるわけだ。それでいて、自国が同じ権利を行使するのを排除するのは大矛盾ではないか、というのである。

 さらに彼らは「朝日新聞は、日本の防衛について最大の危険性や敵性、脅威というのは、外部にあるのではなく、日本の内部にあるととらえているのではないか」と論難する。もっと露骨に言えば、危険なのは、たとえば北朝鮮や中国ではなく、安倍政権と思っているのではないか、というのである。朝日新聞は中国や韓国が浴びせるのと同質の批判を安倍首相に浴びせている、という決めつけもある。

 現に、5月28日の国会論戦での安倍首相の答弁について、朝日新聞は「武力行使否定と食い違い」「中国の強硬姿勢招く恐れ」「戦闘と一体化する危険性」「行使の判断 首相の手中」などと、ひたすら安倍首相の矛盾を強調している。そして社説の見出しは「疑問が募る首相の答弁」となっている。

 繰り返すが、こうした朝日新聞批判には一定の説得力はある。そして朝日新聞が、全世界のどの主権国家も保有している集団的自衛権をどう捉えているのか、どうあるべきなのかを明確に示していないことへの不満は、私自身も抱いている。

 だが、太平洋戦争とその敗戦を知っているわが世代としては、いったん流れが生じたときに歯止めをかける難しさ、というより不可能さを考えねばならないという思いが強い。

 朝日新聞をはじめ、日本のほとんどのメディアは満州事変、日中戦争、そして太平洋戦争と、いずれもあおりにあおってきた歴史がある。国家が滅びる愚行の歯止めどころか、大宣伝役を務めてきた。それも圧力を受けたわけではなく、ひたすら波に乗ることしか考えてこなかったのである。

 朝日新聞の姿勢には、少なからぬ不満はあるが、少数派に転じつつあることを察知していながら、波に乗るまいと抗していることは理解したい。ただし、中国、韓国と対立しているこの国のいき方について、「軍事力ではなく外交を重視せよ」などという抽象論ではなく、難しくても現実を直視して論じるべきである。


 

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コメント
 
01. 2014年6月05日 09:08:15 : uT4TNrxe8s
では、俺も繰り返して言う

田原総一郎は、
「太平洋戦争とその敗戦を知っているわが世代としては」
「いったん流れが生じたときに歯止めをかける難しさ、というより不可能さを考えねばならないという思いが強い」
と、口では言いながら、なぜ同じ口で
「戦争したくてしたくて(させたくてさせたくて)たまらない」「歯止めを取っ払おう、取っ払おうとする」政治家ばかり応援し続けるのだろうか

言ってることとやってることが逆なのは、現実を直視してないのは、田原の方だろう


02. 2014年6月05日 12:46:26 : W2KODMxWXk
安倍政権の誕生で調子ブっこいていた保守論壇とかいうキチ○イの集団と、同じことを病的に繰り返すだけの低脳ネトウヨどもの「主張」は、今春来からハッキリしてきたように国際社会ではサッパリ通用せず、ご存知のように連戦連敗を続けている。この惨めな敗北と滑稽すぎる自分たちの姿から目を逸らすために朝日新聞攻撃をしていると考えられる。

「ウヨクがバカだから負けたのではない、サヨクがワルだから負けたのだ」と、お得意の責任転嫁で、自分たちではどうにも収拾のつけられなくなった敗北必至の戦線から「転進」中なのである。(とっとと玉砕すりゃいいのに(笑))

この朝日新聞批判、ぜんぶ日本語で済ますことができて国内で自己完結できる手軽さが低能どもに広く支持される理由であろう。そもそも、朝日新聞のことなど外国人にはどうでもいいことなので、アメリカ政府様や欧州、国連、そして中国韓国から「おまえら、やっぱりバカだろ?」と罵倒される心配がない。シンセイホシュ・ウヨクがどんなに朝日を叩いても、シンセイホシュ・ウヨクの敵わない相手からはお目こぼしいただけるわけで、安全安心の「言論活動」なのである。

というわけで、ネトウヨよろしく、1コメ狙って言いっ放すだけで「連戦連勝」気分に浸れるわけで、そのなんともアルコールにも似た薬物中毒的効果が、奴らの政治目的の達成というよりむしろ現実逃避に大変役立っているものと思われる。

自分たちで勝手に始めた中韓との戦いから逃亡し、はるか後方の慰安施設でヌクヌクと朝日新聞というパンパンを相手に大暴れという卑怯さ、卑劣さは誠に唾棄すべきものだが、大日本帝国の嫡系を誇るシンセイホシュ・ウヨクどもには実にふさわしい姿ではあることは認めざるを得まい(呵々w)

とはいうものの、朝日は朝日の都合で政権批判をしているだけだと思われる。どうせまた緒方竹虎みたいなクソが出てきて政府の手先になり、国民を地獄へと導いて下さりやがるものと危惧する。言論の自由を守るとか言って、じつは朝日新聞の輪転機を守っただけだったなんてマヌケなことは真平、御免蒙らさせていただこう。


03. 2014年6月05日 14:33:47 : TGgfYEbPRU
日米安保の為に憲法無視しようって言ってる連中に説得力が有るってか・・・?
集団的自衛権の捉え方より憲法の捉え方の方が重要なんじゃないか・・・?
朝日批判の根本って「集団的自衛権を憲法の上に置こう」って言ってる連中の方便だろ・・・。

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