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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140531/plt1405311528001-n1.htm
2014.05.31
日本維新の会の「分党」をめぐり、去就が注目されている田母神俊雄元航空幕僚長(65)が31日夕、ブラジルや米国での講演旅行を終えて帰国する。維新の石原慎太郎共同代表(81)と国家観、歴史観が共通するうえ、1月の東京都知事選では組織も持たずに61万票以上を獲得したこともあり、新党立ち上げのキーマンとみられている。
「田母神氏は都知事選後、真性保守新党を自ら立ち上げるための準備を進めてきた。党綱領もほぼ書き終えている。ただ、このタイミングで維新が分党するとは予想していなかった」
こう語るのは田母神氏の側近だ。
維新国会議員団は30日午後、両院議員懇談会を国会内で開き、石原氏と橋下徹共同代表の合意に基づき、維新を「分党」する決定を執行部が説明した。衆参62人の所属議員に対し、6月5日までに、どちらのグループを選択するか意思表示を求める予定だ。
こうしたなか、石原氏が、平沼赳夫代表代行(74)ら国会議員の同志とともに、新党のキーマンと考えているのが田母神氏とされる。
石原氏は都知事選でも「田母神さんはとっても強い人。(政治には)サムライが必要だ」などと個人的に支援。3月に会食した際は、石原氏が「国政に入ってほしい」と呼びかけ、田母神氏も「国政に挑戦したい」と応じるなど、今後の連携を確認したという。
前出の側近は「田母神氏は、石原氏と平沼氏を尊敬している。ともに新党を立ち上げて、次の国政選挙を目指すことになるはずだ。『日本を取り戻す』として都知事選に挑戦し、都内だけでなく全国の方々から熱い支援を受けた。この思いを大切にしたい」と語る。
田母神氏は6月2日夕、都内で「新生日本を創るために」と題する講演を行う。ここで、新党立ち上げや、国政挑戦の決意表明が聞けそうだ。
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