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2014-05-30 09:57:52
維新の党が分裂すると、日本の政治情勢には何らかの影響があるのでしょうか。
結論をいえば、第2、第3自民党ができ、安倍右翼路線がますます強化されるだけではないかと思います。リベラル勢力がどうすれば力を結集できるか、そこが見えてくるように一層努力する必要を感じます。
維新の党が分裂すれば、石原慎太郎系は安倍政権の露払いにいそしみ、最終的には合流をめざしたい考えのようです。石原氏の昨日の会見では、「安倍首相の改憲への思いを高く評価する」と、すり寄る発言をしていました。
公明党が9条改憲に強く抵抗しており、それにてこずっている安倍氏に対し、「俺たちが手伝うよ」と言いたいようです。石原新党はもはや野党とはみなせません。第2自民党です。
橋下徹氏が率いる新党も、相変わらずぐらぐらして立ち位置が定まりません。政界に登場してきた当初は、「関電に物申す橋下」を売りにしていましたが、現在の原発政策についてはよくわかりません。
しかし、結の党との合流を目指しています。その結の党は、当面、「安全審査にパスした原発は再稼働を認める」です。
しかも、さらにその先、政界再編の次の手として、民主党との連携を構想していますが、その手を組む民主党とは、前原、岡田、玄葉氏ら自民党亜流議員です。だから、自民党第3党(数では石原新党を上回る見通し)です。
日本の政界全体が右傾化して、いまやリベラルと位置付けられるのは、小沢氏が率いる「生活の党」のほか、社民党、共産党くらいです。国会内の議員数では、絶対的少数であることは否めない。
リベラルの考え方がめざす「日本という国の形」は、支え合う福祉国家であり、反原発、改憲反対、沖縄の辺野古基地建設反対、消費税増税の前に天下りなどの無駄をなくす、官僚機構の抜本的再編、TPP反対などです。もちろん、特定秘密保護法は撤廃、アメリカの属国化を促進する集団的自衛権の行使も容認しない。
こうした考えの人たちは、選挙投票数で比べれば、決して悲観するものではありません。充分に自民党に対抗できる票が投じられています。自民党が圧勝したとされる昨年の参院選でも、自民党得票総数は減少しているのです。
全国にはまっとうな考えの人たちがわんさと控えています。それが小選挙区制を中心とする現行選挙制度のからくりで、議員数に反映されていません。しかし、次の選挙で、棄権票などを掘り起こし、良心的な人たちが投票所に足を運ぶなら、新しい日本の未来を切り開くことが可能です。
次の総選挙は、衆参ダブル選挙になるといわれています。それまで2年余り。時間が迫っています。それぞれの選挙区で、リベラル派一致して推せる候補者選びを始める時期に来ています。
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