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「首相の政策は有事の際に在韓日本人を生還させられる可能性を減らしている。:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14310.html
2014/5/30 晴耕雨読
https://twitter.com/mas__yamazaki
戸惑う自衛隊員 集団的自衛権 議論を注視(東京)http://bit.ly/1p7Aozh
「『日本人を輸送している米艦船が攻撃を受ける』との想定に、幹部は『そんなケースが今まであっただろうか? 極端な事例で、今後も考えられない』と切り捨てる」
今週月曜か火曜の「報道ステーション」に、海上自衛隊の元幹部が出演し、首相の記者会見内容を批判されていた。
まず、米軍は常に米国民の保護を最優先するので、日本人が米艦船に乗るという設定が非現実的だという。
次に、朝鮮半島有事の際、自衛隊が在韓日本人を救出に向かうことは現行の法解釈で可能だが、それを行うには相手国政府の了承が必要。
しかし首相は韓国との関係改善の努力をしておらず、韓国政府が自衛隊艦船の寄港を許可する可能性は事実上ゼロ。
つまり首相会見は口先では韓国在住の日本人を心配するようなことを言うが、首相の政策は有事の際に在韓日本人を生還させられる可能性を減らしている。
そして母子の絵を見せて「助けなくてもよいのですか」と感情にアピールする手法は、その絵柄を日本人から別の国民の親子に変えられても反対はできない構図になっているので、救援の対象を事実上無限に拡大できる。
論理でなく感情で問題を語る手法は絶対やってはいけないこと。
自衛隊は巨大組織なので、全員が同じ考えで議論の行方を見守っているとは考えにくい。
集団的自衛権の行使が認められれば「いよいよ俺も実戦に参加できる」と気分が高揚する人もいれば、一部政治家の個人的な政治的野心のために自分や部下の命が危険に晒されることに怒りや憤りを感じる人もいると思う。
かつての日本軍にも、南方の植民地で現地の人々に共感し、彼らの独立のために尽力した将校もいれば、現地の人々を「土人」と呼んで見下し、出世のために日本による事実上の植民地支配を強化する軍政統治に荷担した将校もいた。
人数で言えば後者の方が多く、東京の上層部には事実上後者しかいなかった。
自衛隊を次の戦争で補助ユニットとして使うことが米政府にとっての一応のゴールかもしれないが、首相周辺のゴールはまだその先にあるように思える。
海外の紛争で自衛官が「戦死」した時、首相は「現行憲法に欠陥があるから彼/彼女は犠牲になったのだ」と訴え、強引に憲法改正の圧力を創り出すだろう。
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