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しょせん時代のあだ花…維新「分裂」石原・橋下の悪あがき
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2014年5月29日 日刊ゲンダイ
消えゆく運命/(C)日刊ゲンダイ
衆参両院62人の「日本維新の会」の分裂が決まった。28日、橋下徹、石原慎太郎両共同代表が名古屋市の会談で合意。石原は29日に記者会見で新党結成を表明する。石原と行動を共にするのは10人程度となりそうだ。
それにしても、あっけない幕切れである。「太陽の党」を解党した石原たちが維新に合流したのは、わずか1年8カ月前だ。東西人気首長のタッグは大いに世間の注目を集めたが、直後の衆院選は思ったほど議席を得られなかった。その後は橋下の慰安婦発言で風向きが変わり、昨年の参院選は8議席と低迷。石原は完全にやる気をなくし、出直し市長選で失地回復を図った橋下の大阪都構想も行き詰まった。
揚げ句の果てに分裂である。両者とも、落ちるところまで落ちてしまった。政治評論家の浅川博忠氏が言う。
「石原氏が知事を辞めたのは総理になるためです。維新合流後の衆院選で150議席を確保し、単独過半数に届かない自民と連立を組み、政治経験で安倍氏を上回る自分がトップになるというシナリオ。ところが、衆院選は54議席で、予想の3分の1程度に終わった。これで石原氏はやる気をなくしたのです。新党は自民党の補完政党になるでしょうが、衆参で過半数を確保している安倍政権からすれば、商品価値はありません。憲法改正や中韓両国との問題を考えると、むしろ“石原新党”の応援はありがた迷惑。新党側は連立を模索するでしょうが、すんなりとは進まないでしょう」
中ぶらりんの状態で行くあてもなくさまよい、今期限りで国会を後にするということになりそうだ。
橋下も終わりだ。厄介な老人が抜けたとしても、維新に明るい展望は開けない。
「仮に『結い』と一緒になっても、“新維新”の先細りは明らかです。維新には風頼みの1回生が多いのに、その風がアゲンストなのです。民主党は連合の組織があったから前回の逆風選挙も持ちこたえられました。一方の維新は組織がない。次の総選挙で消えゆく運命でしょう」(浅川博忠氏)
瞬間的な最大風速にあおられて膨らんだ人気は、しぼむのも早い。化けの皮が剥がれれば、破裂して終わりだ。
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