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海江田万里代表(4月28日、酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140528-00000522-san-pol
産経新聞 5月28日(水)12時3分配信
民主党の海江田万里代表が7月中旬に中国を訪れる計画を立てていることが分かった。夏以降も代表を続投する意欲を示した格好。来年9月に予定される代表選の前倒し実施を求める「海江田降ろし」を封殺する狙いもある。民主党の“お家芸”ともいえる党内抗争は、6月22日の国会会期末をにらんで、激しくなりそうだ。
海江田氏は北京で中日友好協会会長の唐家●(=王へんに旋)元国務委員らと会談する方向で調整している。中国通で知られる海江田氏は、安倍晋三政権との関係が冷え込む中国との良好な関係をアピールし、存在感を示したい考えだ。
訪中予定の7月中旬は昨年の参院選敗北からちょうど1年。党再建を図ることができなければ辞任すると自ら設定した期限と重なる。「公党の代表が嘘をついてはいけない」(中堅)と約束の履行を求める動きを抑えようとの思惑が透けて見える。
代表選前倒し論は急速に広がりつつある。若手有志6人は今月21日、代表選の立候補に必要な推薦人の数の緩和を求める署名活動を開始した。22日は北沢俊美元防衛相や蓮舫元行政刷新担当相ら非労組系の参院議員十数人が会談。参院幹部は「代表選はやらないといけない。岡田克也前副総理以外にいない」と反執行部の姿勢を鮮明にさせた。
岡田氏とともに旧主流派「6人衆」の玄葉光一郎前外相は25日に代表選前倒しの必要性を明言。玄葉氏や安住淳元財務相らが参院非労組系を巻き込み岡田氏を担ごうとする動きもある。
海江田氏を取り巻く不穏な動向に対し、党執行部は近く刷新する党再生に向けた「改革創生本部」に細野豪志前幹事長や馬淵澄夫選対委員長、署名活動を始めた若手の玉木雄一郎衆院議員らの参加を取り付けた。だが、岡田氏や蓮舫氏は要請を辞退し、一線を画したままだ。「ポスト海江田」には、野党再編に積極的な前原誠司前国家戦略担当相も取り沙汰される。
ただ、民主党には代表のリコール規定はなく、反海江田勢力にとって「海江田降ろし」の決め手を欠く状況だ。しかも現在の党勢低迷は、政権時代に中核を担った岡田氏ら6人衆に責任があるとみる向きも多い。6人衆の枝野幸男元官房長官は周囲に「与党時代の反省である『バラバラ感』を再び印象付ける。自分たちで選んだ代表だから、任期中は支えることが大事だ」と代表選前倒しには批判的な姿勢を示す。
一方、海江田氏は26日で代表の連続在任期間が歴代単独4位の518日となるが、党再建の道筋は見えてこない。党内の結束を図り、反転攻勢に出る材料を探しあぐねている。
そうした中で、にわかに注目されているのが6月11日の党首討論だ。「海江田氏の党首討論の出来不出来が勝負の分かれ目」とされており、結果次第で「海江田降ろし」の動きが一気に拡大しかねない。
海江田氏は26日の記者会見で、中国の詩人、李白の漢詩を引用し、こう平静を装った。
「『笑って答えず、心自(おの)ずから閑(しず)かなり』だ」
だが、その目は笑っていなかった。(楠城泰介)
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