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http://mewrun7.exblog.jp/22054395/
2014年 05月 27日
昨日、安倍二次内閣が始まってから、mew的に最も心躍るようなニュースが出ていた。(・・)
ANNの世論調査によると、安倍内閣の支持率が先月より約12ポイント下落して、45.7%と、おととし12月の就任以来、最低を記録したというのだ。(@@)
お〜、ようやく支持率が下がったか〜〜〜。・・・って感じ。"^_^"
残念ながら、他社の調査では、ほとんど下がっていないのだけど。<ただ、以前よりチョット不支持が増えて、30%のとこが多くなっているかも。>
たとえ朝日系の一社でも支持率が下がって、ほっとさせられたです。_(。。)_
『調査は24日と25日に行われました。安倍内閣の支持率は、先月の前回調査と比べて12.3ポイント下落し、45.7%となりました。内閣支持率は、これまで最低だった去年7月の46.4%を下回り、おととし12月の就任以来、最低です。
また、安倍総理大臣が集団的自衛権の行使を限定的に容認するため、憲法解釈の見直しを進めていることについて、「支持する」とした人が34%、「支持しない」と答えた人が44%でした。さらに、「自民党が憲法解釈の見直しをあくまで求めた場合、公明党は連立を離脱し、野党として対決すべきだ」と答えた人が47%に上りました。(ANN14年5月25日)』
* * * * *
集団的自衛権の行使に関する質問&回答で言うと・・・。
「安倍総理は、憲法を改正しないで、第9条の解釈を変えることで、海外での武力行使ができるようにしようとしています。あなたは、憲法を改正せずに、解釈を変えることで、できるようにすることを、支持しますか、支持しませんか?」という質問は、支持する20%、支持しない54%。
「あなたは、日本が集団的自衛権を行使できるようになることで、日本の安全が高まると思いますか、思いませんか?」という質問は、思う27%、思わない49%。
「安倍総理は、15日に記者会見を開いて、今後の自衛権行使の在り方について、説明しました。あなたは、安倍総理の目指す内容について、これまでよりはっきりしたと思いますか、思いませんか?」は、思う26%、思わない43%。
* * * * *
尚、その前日に発表された朝日新聞の世論調査では、内閣支持率49%(4月は、48)、不支持が30%(29)。
「憲法の解釈を変えて、集団的自衛権を使えるようにすることに、賛成ですか。反対ですか。
賛成 29(27) 反対 55(56)」
「安倍首相は、国会の議論や国民の賛成を経て、憲法を改正するのではなく、内閣の判断で、政府の憲法の解釈を変えて、集団的自衛権を使えるようにしようとしています。こうした安倍首相の進め方は適切だと思いますか。適切ではないと思いますか。
適切だ 18 適切ではない 67」
「もし日本が集団的自衛権を使えるようになったら、抑止力が高まり、周辺の国と紛争が起こりにくくなる、という意見があります。一方、周辺の国と緊張が高まり、紛争が起こりやすくなる、という指摘もあります。集団的自衛権を使えるようになったら、紛争が起こりにくくなると思いますか。紛争が起こりやすくなると思いますか。
紛争が起こりにくくなる 23 紛争が起こりやすくなる 50」
「もし日本が集団的自衛権を使えるようになったら、アメリカなど同盟国の戦争に日本が巻き込まれる可能性が高まると思いますか。そうは思いませんか。
巻き込まれる可能性が高まる 75 そうは思わない 15」
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25日朝のTBS「時事放談」で、元自民党幹事長の野中広務氏らが、集団的自衛権の行使をするようになって「攻撃したら攻撃される。過去の戦争は多くの犠牲者を出して負けた」と強調していたのだけど・・・。
『今ほど、私の人生を通じて憲法が問題になった時期はない。それだけに憲法は十二分に検討されないといけない。憲法は解釈で決定すべきものではない。総理は自分の都合のいい答えを出す人を有識者として、懇談会を設けて答申を得た。総理が記者会見で説明した二つの図面は矛盾に満ちている。個別的自衛権でいける。安倍さんは「みなさんの子供や親を守らないといけない」「国民の命と暮らしを守る」と情緒的にいったが、攻撃したら攻撃される。過去の戦争は多くの犠牲者を出して負けた。来年は戦後70年。敵の攻撃を受けない、犠牲を出さないでやってきた。憲法に簡単に触れてもらいたくない。(TBSの番組収録で)<朝日新聞14年5月23日)』
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前記事の『安倍らは「血を流す」ために集団的自衛権の行使を急いでる&国民に覚悟と判断の機会をhttp://mewrun7.exblog.jp/22051288/』にも書いたのだけど。
実際のところ、日本が他国の兵士や国民に武力を行使して、相手を殺傷することになる以上、自衛隊員自身はもちろん、私たち国民も、自分たちが(テロも含めて)攻撃され、血を流すことは覚悟しておかなければならないわけだし。
それが、いわゆる「戦争」に発展する可能性も否定できないわけで・・・。
mewは、日本の国民はだんだん、漠然とながらも「集団的自衛権の行使」「海外での武力行使」に踏み込むことに、アブナさ、コワさを感じるようになっているのではないかと思うし。
絶対反対とまでは言わずとも、安倍首相らの勝手な判断だけでそれを決めることにも危うさを感じていて。もっと慎重に議論すべきではないかと考える人が、少しずつ増えているのではないかと察する。(・・)
もう最初から「集団的自衛権の行使に大賛成」だという2〜3割の人を翻意させるのは難しいようにも思うのだけど。そういう人たちは放っておくとして。
mewとしては、今、「わからない」と言っている2〜3割の人に、いかに「集団的自衛権の行使」&「解釈改憲」の問題やアブナさを理解してもらえるかが重要なのではないかと考えている。(++)
ただね。たとえ個々の政策への反対がいくら多くなっても、安倍内閣や自民党の支持率が大きく下がらない限りは、彼らは国民の意見など無視して、どんどんと自分たちのやりたい施策を進めて行ってしまうわけで。
やっぱ、ここからの最大の課題は、いかに安倍内閣や自民党の支持率を下げるかということになるだろう。(**)、
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原発政策がいい例で・・・。昨日、朝日新聞にこんな記事が出ていたのだ。^^;
『安倍内閣が4月に閣議決定したエネルギー基本計画をつくる際、国民に意見を募った「パブリックコメント」で、脱原発を求める意見が9割を超えていた可能性があることがわかった。朝日新聞が経済産業省に情報公開を求め、開示された分について原発への賛否を集計した。経産省は、そうした意見をほとんど反映しないまま、基本計画で原発を「重要なベースロード電源」と位置づけた。
経産省が昨年12月6日に示した基本計画の原案に対し、対象の1カ月間にメールやファクスなどで約1万9千件の意見が集まった。経産省は2月に代表的な意見を発表したが、原発への賛否は集計しなかった。
朝日新聞はすべての意見の公開を求め、経産省は、個人情報保護のために名前を消す作業が終わった2109件分のメール(2301ページ)を開示した。受け付け順で開示したとしており、残りの開示の可否は9月までに決めるという。(朝日新聞14年5月25日)』
http://www.asahi.com/articles/ASG5L0FYJG5KULFA00K.html?iref=comtop_list_pol_t
コチラに、グラフ&表があるのだけど。開示されたパブコメを朝日新聞が集計したところ、再稼働反対や原発の廃炉を求める「脱原発」が2008件で95・2%、「原発の維持・推進」は33件で1・6%、賛否の判断が難しい「その他」が68件で3・2%だったとのこと。
脱原発の理由では「原発事故が収束していない」「使用済み核燃料の処分場がない」との声が多かく、原案が民意に背いているとの批判もあったという。(**)
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民主党政権の時には、脱原発を唱えた菅首相が失脚。次の野田首相は、当初は早期の「原発ゼロ」実現にはあまり熱心ではなくて。12年春に大飯原発の再稼動を認めてしまったのだけど。
しかし、同年夏に「エネルギー基本計画」策定のために行なったパブコメ募集、ヒアリングなどで、国民の7〜8割以上が、早期の脱原発を求めていることを認識。「原発ゼロ」に舵を切ることを決めたのである。(・・)
<とはいえ、経済団体や原子力ムラ(+米国)からの反対が強く、「現実的な対応をすべき」という党内の慎重派の声にも配慮して、「2030年代までに原発ゼロ実現」という政府方針をとることに。また、野田前首相&周辺には、おそらく「脱原発」の方が、解散した時に自民党と対立軸ができる&国民の支持を得やすいという思惑もあったかも知れないけど。^^;>
でも、安倍首相らは、とりあえず形ばかりはパブコメ募集したものの、最初から「結論ありき」で、国民の意見など重視する気もなかったわけで。<どうせ「脱原発のサヨクの市民団体が、示し合わせてパブコメに応募して来たに決まってる」とか言いながら!?(~_~;)>
彼らはたとえ、パブコメの9割以上が&世論調査でも6〜7割以上の国民が「原発ゼロ」を望んでいても、個々の政策に関して、国民の意思を国政に反映させる気などないのだ。(-"-)
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安倍首相が個々の政策に関して、国民の意見を無視できるのは、安倍自民党が既に衆参院選に勝って安定政権を確保している上に、安倍内閣が現政権発足時から高い支持率をキープしているからにほかなるまい。(ーー)
しかも、安倍内閣の支持率が下がらない最大の要因は、「一強多弱」と呼ばれる野党のだらしなさにあることは言うまでもないだろう。^^;
ANNの世論調査の各党の支持率を見ると、「自民党47.6%(-2.1)、民主党 12.0%(+3.3),
共産党 3.3%(-1.4)、公明党2.7%(-1.1)、維新の会2.7%(+0.6)」で、他は、全て1%未満しか支持率がない。
朝日新聞は、「自民37(32、民主5(6)、共産2(2)、公明3(3)、維新1(1)、社民1(0)」で、他は1%未満だ。
自民以外の政党の支持率を全て足しても、安倍内閣や自民党の支持率の半分あるかないかだし。しかも、野党各党がバラバラで、共闘できない状態が続いているのだから、安倍自民党が強気になるのもムリはないのだ。 (ノ_-。)
* * * * *
でも、朝日新聞の調査によれば、79%の人が「自民党に対抗できる政党は必要だ」と考えているとのこと。
そして、自民党に対抗できる政党として期待するのは、「民主17、維新5、公明4、共産3、みんな1」だという。(他は1%未満)(@@) <ただし、特にないが52、分からないが17なんだけどね。^^;>
mewは、特定の支持政党がないのだけど。このブログにも書いているように、今、自民党に対抗するためには、民主党が中心になって「平和&リベラル志向」の政党とグループを組むことが必要だと考えているし。<幸い支持率でも、期待度でも野党第一党だし。>
おそらく「民主党」に期待する人たちの多くも、同じような考えなのではないかと察する。(・・)http://mewrun7.exblog.jp/22017873/
(関連記事・『安倍会見、効を奏さず〜受け皿の野党グループ作りを+結いは維新と合流すべきでない』)
実際、維新やみんなに期待する人が増えないのは、彼らが自民党と同じように保守的な&新自由主義的な政策を掲げているため、自民党の対峙する勢力になり得ないからだろう。<むしろ補完勢力になっている感じがあるしね。^^;>
それゆえ、mewは、民主党は自信を持って、野党再編の中心となるべく、積極的に動いていいのではないかと思うのだ。(**)
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ただ、民主党が復活し、野党勢力の中心になるためには、当然にして安倍自民党に正面から対峙するような政策や理念を、本気で(心から)主張して行く必要があるし。
そのためには、『集団的自衛権の行使の解釈改憲に反対すること」「早期の原発ゼロ実現を訴えること」は、必要不可欠の要素になるのではないかと思う。(・・)
残念ながら、民主党内では、今、集団的自衛権の行使に賛成している保守派が、また党の実権を握らんとして、「海江田おろし」の動きが出始めているのだけど。<その辺りは改めて>
ここで海江田代表や平和&リベラル志向の勢力が、しっかりと党の実権を確保して、保守派のクーデターを封じることができるか否かが、今後の野党再編の行く末を左右する大きな鍵になるだろう。(@@)
先週には、前原Gに属しながらも「解釈改憲」に反対している枝野幸男氏は、「海江田おろし」に反対する姿勢を示したとのこと。<細野くんも、先日、「海江田おろし」に加わらないかのような発言をしていたんだよね。>
『民主党の枝野幸男元官房長官は23日、来年9月の海江田万里代表の任期満了を待たずに代表選を行うよう求める党内の声に関し、取材に対して「与党時代の反省点である『ばらばら感』を再び印象付ける。自分たちで選んだ代表だから、原則として任期中は支えることが大事だ」と述べ、「海江田降ろし」と受け取られるような動きには反対する考えを示した。
代表選立候補に必要な推薦人の数を減らすため、党の若手有志が始めた署名活動に関しても「必要ない」と語った。(時事通信14年5月23日)』
さらに他党ながら社民党の吉田党首も、「海江田おろし」に苦言を呈したという。
『社民党の吉田忠智党首は21日の記者会見で、民主党内に来年9月の海江田万里代表の任期満了を待たずに交代を求める声があることに関し、「野党がばらばらで安倍政権に対峙(たいじ)できていない状況がある。海江田氏をしっかり支え、野党第1党の役割と責任を果たしてほしい」と苦言を呈した。(時事通信14年5月21日)』
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もしここで海江田代表をはじめ平和&リベラル志向の勢力が、保守派勢力に負けたら、もはや民主党の存在意義もないと思うし。国民にとって望ましい形の野党再編を実現することも難しくなる可能性が大きくなるだけに・・・。
何とかここで彼らに頑張ってもらって、1日も早く安倍自民党と対峙するグループを作って欲しいと、改めてエールを送りたいと思うmewなのだった。 o(^-^)o
THANKS
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