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2014-05-27 10:24:24
EUの欧州議会選挙は一昨日5月25日に開票され、フランス、イギリス、ギリシャで右翼政党が第一党に躍り出ました。EUグローバリズムに激震が走る結果となりました。
フランスの右翼政党、国民戦線のルペン党首は、反EU、反ユーロ、反移民などを掲げており、EU統合の深化には急ブレーキがかかる気配です。
片や日本では昨年成立した安倍政権が、日本の右翼化政策を数にものいわせて、すでに強引に推進しています。憲法の実質的な改憲をはじめ、特定秘密保護法の制定、民意を無視しての原発再稼働の動き、あるいは国民生活に重大なしわ寄せをおよぼす消費税増税、さらには靖国参拝などで中国を刺激し、緊張を高める一方、沖縄には最新鋭の米軍基地を無理やり造る政策をごり押ししています。
教育の分野でも、右傾化が進んでいます。下村文科相は、沖縄・竹富町の教科書採択に直接介入し、右翼的な内容の育鵬社版公民教科書を採用するよう圧力をかけています。
またそれに悪乗りする読売新聞は本日の社説で、「竹富町の教科書 単独採択の容認は禍根を残す」というタイトルを掲げ、竹富町バッシングに力を入れています。
竹富町教育委は、沖縄県教委の法令にもとづいた措置によって、独立して教科書を採択下のですが、読売はそれがお気に召さず、「ごね得とも言える展開には疑問を禁じ得ない」と、難癖をつけてきました。
竹富町は良識的な教科書として定評のある東京書籍版を選択し、自分たちで費用を負担して子どもたちに無料でわたす努力を重ねてきました。
読売はそれを違法と決めつけ、「忘れてならないのは、今年度いっぱいは、違法状態が続くことだ。法令順守の観点から、きわめて問題がある」と、断じました。しかし、法令順守を説くなら、まず下村文科相の動きをまず断じるべきです。
竹富町の教科書問題は、3年ほど前にさかのぼり、教科書選定のための地区協議会会長に就任した玉津博克氏が独断で次々に手順を変更したことに端を発しています。まず教員による教科書の順位付けを廃止しました。順位付けをすれば、育鵬社版が低いランクになって採用される見通しが立たないためです。
次に教科書調査員が育鵬社版を推薦しなかったために、「推薦がなくてもよい」と、強引に育鵬社版の採用を決めたのです。
沖縄では、沖縄タイムス、琉球新報など地元紙がそろって、「文科相の(竹富町への)是正要求は道理をゆがめる『恫喝』だ」と批判しました。そして、「不当な政治介入を撤回せよ」と、迫る社説を掲げました。
本土でも、東京新聞は昨年10月25日の社説で、「竹富町の意思を尊重せよ」という主張を掲げました。
そうした声を一切無視して、下村文科相は竹富町に育鵬社版を採択させようと露骨に圧力をかけたのです。
それでも、形成が悪いとみた読売は、これまでの経緯を無視して、てこ入れ社説を掲げました。安倍政権の右翼路線を懸命にバックアップする社説です。安倍政権と読売は一体となって、国民を自在に支配する右翼体制、大政翼賛体制を固めようとしています。あと2年余に迫った次の総選挙までに、さらに右翼化に拍車をかけようとしています。
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